ヘビー級トーナメントの残り1枠は酒井リョウ。1回戦は上田幹雄vsエドポロキング、スダリオ剛vs酒井に決定。全件委任の柏木氏が熱すぎるメッセージ【RIZIN】

4月23日の会見で熱い口調でヘビー級トーナメントの開催を発表した柏木氏

 時代は変わり、スターは生まれ、去っていきます。

 振り返ってみると過去RIZINに出場したヘビー級選手は後に「UFC王者」「BELLATOR王者」「PFL王者」と世界タイトルを獲得しています。イリー・プロハースカはUFCライトヘビー級王者になり、ジャルジーニョ・ホーゼンストライクはランカー入りし、クリス・バーネット、ジュニア・タファ、は見せ場を作る活躍をしています。ロッキー・マルチネスは残念ながら勝利する事なくリリースとなりましたが、RIZINを代表して勇敢に戦ってくれました。ワジム・ネムコフはBELLATORライトヘビー級王者、そしてPFLヘビー級王者という快挙を達成し、バレンティン・モルダフスキーはBELLATORヘビー級暫定王者になりました。カール・アルブレックソンはBELLATORで良い戦績を残したあとスウェーデンのSuperior Challengeライトヘビー級王者になり、ブルーノ・カッペローザはPFL2021年ヘビー級トーナメントを優勝しました。その決勝戦の相手だったアンテ・デリアは翌年2022年のヘビー級トーナメントを制してその流れでUFCと契約し、現在も活躍中です。
 
 このように日本で脚光を浴び、日本から世界に羽ばたいていったヘビー級選手たちが日本総合格闘技の魂を、まさに伝道者のように世界に伝えています。

 RIZIN10周年となった2025年は原点回帰としてヘビー級ワールドグランプリを開催しました。世界中のプロモーターの協力を得ながら行ったヘビー級グランプリは日本人選手が敗退し、外国人戦選手たちがトーナメントを引っ張っていくという形になりました。優勝したアレクサンダー・ソルダトキン、準優勝のマレク・サモチュクがこの後、世界でどのような活躍をするのか楽しみにしつつ、RIZINは日本人選手がどのように世界に食らいついていけるのかを考えなければならないと思います。

 圧倒的な象徴がいなくても成立する階級。それがヘビー級であり、そこだけが持つ圧倒的な迫力と、一撃で状況を変える力。一振りですべてをひっくり返すパワー。その浪漫を、日本は再び求めています。

「スター不在」「選手不足」「ヘビー級はいらない」

 そんな声を私は全面否定したいと思います。ヘビー級がなければ今のRIZINはありません。

「もう一度、日本からヘビー級の歴史を動かす」

 それは過去への郷愁ではありません。PRIDEを懐かしむためでも、あの時代を再現するためでもありません。これから先10年、20年後に振り返った時「あの大会から、新しい日本ヘビー級時代が始まった。」

 そう語られる未来を創るためです。

「RIZIN WORLD GP 2026 HEAVYWEIGHT JAPAN TOURNAMENT」

 これはただのトーナメントではありません。ジャパニーズMMAが再び世界へ挑む新たな歴史の第一章です。RIZINヘビー級が絶対的な存在感を確立するための生き残りをかけた勝負です。

 そして本日、その歴史を刻む最初のページとなる一回戦の組み合わせを発表いたします。

 最後の一枠に酒井選手を選んだ理由としては、酒井選手の普段の発言、立ち居振る舞い、そして何よりも格闘技に対する情熱が、私の見ているヘビー級のビジョンに一致しているからであります。格闘技への情熱があり、勝っても負けてもヘビー級の魅力を最大限に見せる事ができる選手。それが酒井リョウという漢だと私は思います。

 今、RIZINのヘビー級に求められているものを一番理解している酒井リョウ選手を信じて、この度選考させていただいたという経緯になります。

 誰が勝つのか。
 誰が散るのか。
 誰が新たな歴史の主人公になるのか。
 その答えは、まだ誰にも分かりません。
 だからこそ、人は格闘技に心を震わせるのです。

 8月11日のToyota Arena Tokyo、そして11月8日のLaLa Arena TOKYO-BAYで「ヘビー級の試合が一番印象に残った」とファンのみなさまが口にするような熱く、感動的な戦いにご期待ください!

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