大橋信・世界新【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:森田直樹 「2026年9月24日 愛知・名古屋アジア大会 男子200m 平泳ぎ」
愛知・名古屋アジア大会、競泳の男子200m平泳ぎ決勝で大橋信選手が世界記録を更新する2分04秒83で優勝した。
圧巻の泳ぎだった。
初めて撮影する大橋選手の泳ぎは、まるで50mで終わってしまうのかと思うくらいのスピードだった。
体が沈んでから浮き上がるまでのスピードがほかの選手よりもとても速かった。
顔が見えている時間がほかの選手より短く、撮影しづらいと感じるほどのスピード。
200mの撮影では感じたことのない感覚だった。
前半100mを59秒89で折り返すと、ラスト50mも速度を落とさず泳ぎ切った。
ガッツポーズで喜びを爆発させる大橋選手。大歓声に包まれる会場。
自分も鳥肌が立つほど興奮しながら、ひたすらシャッターを切った。
このような瞬間に出会い、写真に残せたことが撮影者として大きな喜びだった。
あのとき感じた興奮と会場の熱気を写真を通して伝えられたらと思う。
■森田直樹プロフィル
1993年、奈良県生まれ。2014年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業後アフロに入社。
4年間のスタジオアシスタントを経て2018年よりアフロスポーツ所属。
スポーツ選手の心情を追い、選手たちの努力、成長や挫折、感動を写真で表現することを目指す。
スポーツ撮影を中心にポートレイトなどジャンルを問わず活動中。
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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