今年はホラー!? いよいよ幕が上がったSSFF & ASIA2025!1本目に選んだ映画はこれだ!『恐怖の耳垢』!耳クソ注意!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 どうやらゴールデンウイークが明けたようですね。皆さん、いろいろ楽しいお時間を過ごされたことと思いますが、お楽しみはこれからですよ!

 5月9日から四谷三丁目の三栄町LIVE STAGEで「ハイパー刑事のアルティメット捜査線」が始まりますので、ぜひ。

 では今週も始めましょう。

『恐怖の耳垢』

 今年もこの季節がやってきました。4月24日から6月30日までオンライン会場にて、5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催される米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭SSFF & ASIA。

 好きなんですよね。

 なんというか、こういう場がない限り出会わなかったような、海外のクリエイティブな作品たちを、しかもショートフィルムなので、とにかく本数が気楽に見れる。
オンラインで観るもよし、会場に行って皆で見て、ちょっと勇気を出して国際交流してみたりもよし。それぞれの楽しみ方が出来るのも、この映画祭の特徴。

 傑作は嫌でも耳に入ってくるので後回しにして、筆者は出来るだけタイトルからジャケ買いし「なんなんだ、これは」という作品に食指が動きます。
今回、栄えある第1本目の視聴に選ばれたのは…(ドラムロール)

『恐怖の耳垢』、オーストラリア!

 もう、タイトルからして恐怖。内容も、ほぼタイトルそのままで、なんのひねりもないっちゃないのですが、ノンバーバル、いわゆるセリフがない演出と、クオリティの高い映像で、男と耳垢の戦いが描かれていきます。

 Very Shortプログラムという、5分以下の作品が集まる作品群での参加なのですが、こうショートショートの真髄というか、手紙も長いものより、短いほうが難しいし、漫画も長編より4コマのほうが難しい部分もあるというか、決して「短い」には、おさまらず「1本の作品を観た」という満足感がありました。

 テーマが、耳垢という非常に身近なものだったことも影響しているかもしれません。
なんか、他の国の映画祭とかでも賞を取った作品のようなので「どうなってるんだ、世界の映画業界」と、この国際映画祭沼へ足を踏み入れるには、最高の作品だったのではないでしょうか。次から次へとこういう映画に出会えるんですよ!

 今年は、ホラーに力を入れているようで「ホラー&サスペンスカテゴリー」が、新設され優秀作には「最震賞 supported by CRG」(賞金50万)が授与されるとのこと。
コンペの行方を想像するもよし、映画好きも、お祭り好きも、グローバルな視野を広げたい人も、是非、ご参加下さい!

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