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岡本太郎の史上最大のスケールの大規模回顧展! 貴重な“里帰り”作品も「展覧会 岡本太郎」

2022.10.17 Vol.752

 昭和を代表する芸術家・岡本太郎の最初期から晩年までの代表作・重要作を網羅する、史上最大のスケールの岡本太郎回顧展。岡本作品のほぼすべてを所蔵する川崎市岡本太郎美術館と岡本太郎記念館の全面協力のもと、主要な代表作・重要作が勢ぞろいするほか、国内各地の美術館からの出品作品を加え、岡本芸術の全容に迫る。

 18歳でパリにわたり、芸術家を目指した岡本太郎。そのパリ時代の作品を主に紹介する第一章では《空間》、《傷ましき腕》、《コントルポアン》(東京国立近代美術館蔵)という代表的初期作品4点を一挙展示。

 さらに、パリから帰国後、日本美術界の変革を掲げ「夜の会」を結成。前衛芸術運動にまい進した時代の代表作、《太陽の塔》につながる縄文時代や呪術的なエネルギーに触発された作品群、そして「芸術は大衆のもの」とした岡本太郎の既成を超越した想像力が、広く人々に大きなインパクトを与えたパブリックアートやオブジェなど、まさに岡本太郎芸術の真髄に迫る内容となっている。

 また、本展では、太郎の初期の表現にふれられる貴重な絵画のひとつ、《露店》(1937/49年、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館蔵)の出品も決定。岡本太郎が芸術家としての基盤を作った1930年代のパリ滞在期の作品は、戦災ですべて焼失し、当時の作品の内容は、1937年にパリで発刊された初めての画集『OKAMOTO』(G.L.m.社)に掲載のモノクロの図版と、戦後に太郎自身が再制作した4点からしか伺うことができない。今回展示される《露店》は、1983年に太郎本人によりグッゲンハイム美術館に寄贈されて以来、日本国内では実物を見ることができなかった貴重な作品に出合える機会をお見逃しなく。

アートにしてエンターテインメント!『TITANE/チタン』『Pure Japanese』【オススメDVD & Blu-ray 2選】

2022.10.15 Vol.752

『TITANE/チタン』

“映画史の新時代を告げる圧倒的怪作”として世界のシネフィルも脱帽。第74回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞した話題作。監督は『RAW〜少女のめざめ〜』(16)で衝撃のデビューを飾り、カンヌ国際映画祭フィプレシ(国際映画批評家連盟)賞に輝いたジュリア・デュクルノー。

 ヒロイン・アレクシアを引き取る消防士ヴァンサン役に『母の身終い』などのカンヌ受賞俳優ヴァンサン・ランドン。頭にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア役は本作が長編映画初主演のアガト・ルセル。

STORY:幼いころ、交通事故により頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれたアレクシア。彼女はそれ以来〈車〉に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。自らの犯した罪により行き場を失った彼女はある日、消防士のヴァンサンと出会う。10年前に息子が行方不明となり、今は孤独に生きる彼に引き取られ、ふたりは奇妙な共同生活を始める。だが、彼女は自らの身体にある重大な秘密を抱えていた—。

ねこ好きさん延べ1万7000人超が受検!新版『ねこ検定 公式ガイドBOOK』3冊同時発売

2022.10.12 Vol.752

 2017年にスタートし、来年3月26日に第6回の開催が決定した「ねこ検定」。ネコへの理解を深めることで、人とネコとの生活がより豊かになることを目的に実施され、これまでの累計受検者数は1万7000人以上。検定会場とオンラインの2通りから受検方法を選択できる。

 その受検に向けた公式ガイド『ねこ検定 公式ガイドBOOK』がこのたび大幅改訂。『ねこ検定 公式ガイドBOOK 初級編 新版』『同 中級・上級編 新版』『ねこの法律とお金 増補改訂版』(ライブ・パブリッシング)として3冊同時に発売された。

 ネコの生態、暮らし、歴史、文化、法律、お金を網羅。『ねこ検定 公式ガイドBOOK 初級編 新版』『同 中級・上級編 新版』には模擬問題集を収録し、『ねこの法律とお金 増補改訂版』はサブテキストを兼ねるなど、来る「ねこ検定」受検にも備えられる。秋の夜長にネコについて学んでみては?

今すぐ読みたい話題の本!超人たちの1400種の「技」を網羅『学研の図鑑 キン肉マン「技」』

2022.10.09 Vol.752

 1970年創刊の「学研の図鑑」。近年は子どもだけでなく、大人が楽しめるテーマの図鑑もラインアップされている。そんな中、キン肉マンの「技」のみに特化した新刊『学研の図鑑 キン肉マン「技」』(学研プラス)が発売された。

『キン肉マン』(『キン肉マン2世』や読み切り作品含む)の作品内で放たれたすべての技をリストアップ、集計、分類。約1400の技を打撃技、浴びせ技、外傷技、関節技、投げ技、打ち付け技、衝撃技、封じ技、超人技の全9項目にわたり、作品オリジナルの技はもちろん実在するプロレス技まで1600点を超えるイラストで紹介する。人気技や複雑な技はコマ送りの展開図で動きを解説し、16超人の戦う傾向や対策が分かる「超人技データファイル」まで網羅した究極の図鑑だ。

 初回限定版ケースはゆでたまご先生が「この本にもっともふさわしいと思う技」を描き下ろし。初回出荷分全冊に「1980年代に、もしも実際に超人の試合が行われていたら?」というコンセプトで制作した伝説の試合の観戦チケット風しおりが付属する(なくなり次第終了)。

15人体制のEXILE、東京ドームでツアーフィナーレ! ラストステージの黒木啓司「17年間は宝物」

2022.09.26 Vol.Web Original


 今しか見られない15人体制のEXILEのツアー『EXILE LIVE TOUR 2022 “POWER OF WISH”』が25日、東京ドームでフィナーレを迎えた。EXILE ATSUSHIがEXILEに限定復活し、パフォーマーの黒木啓司にとってはファイナルツアーとなったスペシャルなツアーは感謝と感動が渦巻く熱狂のなかで幕を下ろした。

 本記事は、そのオフィシャルリポート。

DEEP SQUADが最高のハーモニーで夏を締めくくり 羽田空港から配信ライブ

2022.09.19 Vol.Web Original


 LDH所属の6人組ボーカル&コーラスグループ、DEEP SQUADが18日、東京・LDH kitchen THE TOKYO HANEDAでオンラインワンマンライブ『
DEEP SQUAD SPECIAL LIVE 2022 “VIVA DEEPER!!!!!!”』を開催した。最新シングル『VIVA SUMMER!!!!!!』を携えて行われたライブ。夏の終わりを最高のハーモニーで締め括るべく行われたこの日の夜公演のリポートが到着した。

 

「DEEP SQUAD AIRLINE HANEDA 918便をご利用いただきまして誠にありがとうございます。まもなく、『DEEP SQUAD SPECIAL LIVE “VIVA DEEPER!!!!!!”』に到着のお時間です」

  飛行機のジェット音とともに、こんな機内アナウンスからスタートしたこの日のライブ。ファンクラブ「DEEP LINK」の会員が“搭乗”している会場に「VIVA SUMMER!!!!!!」のイントロが流れ始めると、テンション高いマイクパフォーマンスでオーディエンスを煽りながらメンバーが現れた。客席はもちろん準備万端で、会場は早くも一つになって最強のパーティチューンを楽しんだ。ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)エンディングテーマになった「Good Love Your Love」は、心地いいグルーヴに包まれながら自然と体が揺れるようなナンバー。続く「YOLO」では極上のボーカルとコーラスを聴かせながらも、ふとした瞬間にそれぞれの素の魅力が伝わってくるようなパフォーマンスが楽しい。6人がステップを揃えるサビも、肩の力が抜けていてとてもいいムードだ。

 最初のMCでは、宇原雄飛が「夏の最後に、僕たちと皆さんで最高の思い出を作りたいと思いますので、最後まで楽しんでいってください」と挨拶。KEISEIは「僕たちは喉を枯らして、皆さんは手が腫れるくらいまで楽しんでいきましょうね!」と客席に呼びかけた。

 次のセクションでは、バラードを2曲披露。まず杉山亮司が切ない表情で歌い出した「変わりゆくもの変わらないもの」は、大切な人を思う気持ちに胸が締め付けられるようなナンバー。ぎゅっと瞳を閉じて、時にはそっと胸に手を当てながら感情を表現している6人の姿が、楽曲の世界観を深めていく。DEEPの代表的なバラードでもある「君じゃない誰かなんて 〜Tejina〜」では、そこまでバラバラに立っていた6人が半円を描くように立ち位置を変え、静かに熱く歌い出す。ピアノの音色が寄り添う6人の声がどんどんエモーショナルになっていき、エンディングでは、張り裂けそうな思いを乗せたYUICHIROの素晴らしい高音のフェイクに思わず息をのんだ。

小泉今日子プロデュースの舞台「ピエタ」が2023年夏に東京・下北沢の本多劇場で上演。脚本・演出にペヤンヌマキ

2022.09.15 Vol.Web Original

直木賞作家・大島真寿美の同名小説を舞台化

 小泉今日子がプロデューサーを務める舞台、asatte produce「ピエタ」が2023年夏に東京・下北沢の本多劇場で上演されることが9月15日に発表された。

 同作は2019年に直木賞を受賞した大島真寿美の同名小説を舞台化するもので、原作は18世紀のヴェネツィアを舞台に作曲家ヴィヴァルディを取り巻く女性たちの姿を描き、2012年本屋大賞第3位に選ばれた。今回は劇作家・演出家・映像監督で演劇ユニット「ブス会*」の主宰を務めるペヤンヌマキが脚本・演出を担当する。

 今回の上演にあたり小泉は「2020年、新型コロナウィルス第一波の混乱の中、数多の舞台作品が公演中止を決断し、幻と消えていきました。asatte produce『ピエタ』もその一本です。『ピエタ』舞台化は会社設立時から叶えたかった夢のひとつでした。18世紀のシスターフッドであるこの物語を、信頼する友人ペヤンヌマキさんとタッグを組んで作れるなんて!なんと嬉しく頼もしいことでしょう。まだまだ先ですが、嬉しさのあまり発表させて頂きます」、ペヤンヌマキは「小泉今日子さんが長年温めてきた『ピエタ』舞台化の脚本と演出を任せていただけるなんて、私はなんてラッキーなんだと思い続けて時が経ちました。当初予定していた2020年は延期になってしまいましたが、私の中でラッキーは続いています。原作の大島真寿美さんの小説『ピエタ』は18世紀ヴェネツィアが舞台です。孤児、貴族、高級娼婦という身分や立場の違う女性たちが導かれ絆を深めていくという物語は、私がこれまで描いて来たテーマにも相通ずるとおこがましくも思っております。小泉さんの思いが詰まった舞台が、2023年夏、ついに実現します。お楽しみに!」とそれぞれコメントしている。

 同作は2020年に上演予定も新型コロナウイルスの影響により企画を変更し、ライブ、朗読、子供向け演劇など14企画23公演を行った「asatte FORCE」という企画の中の1演目として朗読として上演された。

居酒屋のメニューの表紙も飾る、オケタニ教授の「夜景おじさん」5回目の写真展が開催中

2022.09.08 Vol.Web Original

女子高生にも人気!?

 写真家のオケタニ教授の写真展「夜景おじさん5」が9月7日から東京・中野のケンコー・トキナー ギャラリーで始まった。

 昨今、すっかり定着した感のある「おじさんブーム」だが、オケタニ教授は5年前からこの「夜景をバックにおじさんを撮る」という写真を撮り始め、今年で5年連続で個展を開催。写真を撮るからといって特に構えさせることなく普段着のおじさんの可愛らしさやおかしさがにじみ出る瞬間をとらえた写真はSNSでじわじわと話題を集め、今はメディアへの露出も増加。個展には突然、女子高生がやってくることもあるという。

“架空の宇宙空間にあるミュージアム”「ANIMUSE」が9月2日にオープン

2022.09.02 Vol.Web Original

こけら落としは『王立宇宙軍 オネアミスの翼』展

 2019年に「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」を手掛けた株式会社スカイフォールがアニメ業界のさらなる発展とアニメ文化の継承を目的とした、ウェブサイト「ANIMUSE(アニミューズ)」を9月2日18時にオープンした。

「ANIMUSE」というのは「ANIME DIGITAL MUSEUM & ARCHIVES」を意味し、同サイトではデジタルで展覧会を開催するほか、新録のインタビューを中心として次世代のアニメ製作者へ知見をつなぐ資料を公開するコーナーや、ショップ機能も備えた。また、レジェンド声優へのインタビューコーナーもあるのだが、初回ゲストとして『ロッキー』のシルベスター・スタローンの吹き替えなどで有名な羽佐間道夫を迎える。

 こけら落としとなる展示は今年35周年となる『王立宇宙軍 オネアミスの翼』展“Ver.0.3 スペシャルプロローグ”で、今回は10月28日に公開となる4Kリマスター版の劇場予告編のカットにあわせて、絵コンテ、設定画、原画、イメージボードなど、約270点をマルチビューイングで展示している。

 10月からは本展として有料の展覧会を続けて開催。スペシャルプロローグ公開にあたり本展(第2弾以降)の前売券も発売している。

矢沢永吉「こんな感謝はない」デビュー50周年でライブ 国立競技場初の有観客2デイズ MISIA、B’zも盛り上げる

2022.08.28 Vol.Web Original

 矢沢永吉の50周年記念ライブ「50th ANNIVERSARY TOUR “MY WAY”」が8月27、28日の2日間にわたり、東京・国立競技場で開催された。新しくなった国立競技場で行われる初の有観客音楽ライブで、約2時間の公演のフィナーレには、歓喜のタオルが宙に舞った。

 初日は、辟易するほどの熱気ムンムンの熱帯夜のライブに。途中、ゲストのMISIAも登場し、暑くて熱いステージを繰り広げて、オーディエンスを喜ばせた。2日目は一転、何度も立ち上がる火柱の演出が温かく感じられるような涼しい環境でのライブ。矢沢は「今から2時間、50周年ヨロシクゥ!」と、真っ白なマイクスタンドを操り、時にはそれをギターに持ち替えながら、エンディングまでロックし続けた。

“東洋一の水族館”がバーチャルで復活!「VR京急油壺マリンパーク」オープン

2022.08.28 Vol.Web Original

 昨年、惜しまれつつ53年の歴史に幕を下ろした水族館「京急油壺マリンパーク」(神奈川県三浦市)。同館が一般社団法人路上博物館、京浜急行電鉄のクラウドファンディング「京急油壺マリンパーク3D化計画 ~みんなで残そう思い出と歴史~」によって「VR京急油壺マリンパーク」として復活した。

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