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「TRF」ETSU&CHIHARU、小児がんの子どもたちへ「 “きっと明るい未来があるんだ” と信じて」

2023.02.14 Vol.Web Original

 2月15日は小児がんへの意識を高め、子どもたちやその家族に支援を広める「国際小児がんデー」。この日、“エンタテインメントは、子供たちの「生きる力」をつくる。” をテーマにしたチャリティーライブ『LIVE EMPOWER CHILDREN 2023 supported by 第一生命保険』が開催される。第4回目の今回は13組のアーティストが出演し、3年ぶりにNHKホールでの有観客ライブ(チケットは完売)と無料のオンライン配信を組み合わせたハイブリッド形式に。

 同ライブに3回目の出演となる「TRF」のETSUさん、CHIHARUさんとイベントをプロデュースする一般社団法人Empower Children代表理事の保屋松靖人さんに今年の見どころを聞いた。

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〈インタビュー〉 劇団EXILE 前田拳太郎「いろんな僕を受け入れて」

2023.02.10 Vol.Web Original

月9ドラマ『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』に出演中の劇団EXILEの前田拳太郎がバレンタインデーの2月14日に初の写真集『Awake』(KADOKAWA)を発売する。『仮面ライダーリバイス』で注目を浴び、今期の月9出演で俳優としての期待度もさらに高まる前田にファースト写真集発売直前のインタビューを実施。撮影の裏側や仲の良い家族との関係性を明かしてくれた。

ファースト写真集『Awake』で目覚めた!

 

――写真集が決まった時の心境を教えてください。

これまで特撮作品や『仮面ライダー』シリーズを経験してきた先輩たちは、だいたい今の僕ぐらいのタイミングで写真集を発売されている方が多かったんです。そういうのもあって「自分も写真集を出せるチャンスがあったらうれしいな」と実は期待していました(笑)。なのでその夢が叶ってうれしいです。

――写真集の発売が決まった時の周りの反応は?

家族に写真集の話をしたらすごく喜んでくれました。家族は特に楽しみにしているので、早く完成したのを見せたいです。

――家族に写真集に関するご相談はされたのでしょうか?

表紙の写真やタイトルを決める時はまず家族に相談しました。表紙の写真を見せて「どっちがいい?」って聞いたり、タイトルも何十候補も案を出してくれたんです。ちなみに今回の表紙は家族全員一致で「これがいい」と言ってくれた1枚です。

――まさに前田家一丸となって作った写真集ですね。ちなみにタイトルの『Awake』もご家族の方からのご提案なんですか?

タイトルは僕から出たやつです! それを家族に「これどう?」と聞いてみたら「いいと思う」と言ってくれたので『Awake』にしました。

――タイトルの『Awake』にちなんで最近目覚めたことはありますか?

僕は以前から何かものを作ったり、クリエイティブな作業をすることに憧れを持っていたんです。そして、この写真集の撮影を通してクリエイティブな感性が覚醒された…は言い過ぎかもしれないのですが(笑)、以前よりも磨かれたのかなと思っています。今回はいろんな僕を見てもらいたかったので、アーティスティックな雰囲気で攻めてみたり、3日間島でロケを行ったりと、型にとらわれない表現に挑戦しました。そのなかでクリエイティブな感性も研ぎ澄まされたのかなと思います。

黒田勇樹が男女共同参画を実践。夫演出、妻主演、稽古は子連れで新作公演「シン・デレラ」〈インタビュー〉

2023.02.09 Vol.Web Original

 劇作家・演出家で俳優の黒田勇樹が演劇界における真の男女共同参画を実践!? 黒田は自身が脚本・演出を務める三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.13「シン・デレラ」が2月21日からスタートするのだが、主演に妻の珠居ちづるを起用、子連れで稽古という新しい試みにチャレンジしている。黒田にその経緯、実際の稽古の様子などについて聞いた。

〈インタビュー〉タイで武者修行中のPSYCHIC FEVER「達成感のあるセットリストできた」日本でのライブの熱狂を手に再びタイへ

2023.01.24 Vol.Web Original

 2022年7月にデビューし、EXILE TRIBEに仲間入りした7人組のPSYCHIC FEVER(サイキック・フィーバー)。現在、同じくEXILE TRIBEの一員であるBALLISTIK BOYZと共に、タイのバンコクを拠点に活動を展開中だ。タイに渡って約4カ月が過ぎ、滞在期間も折り返しを過ぎた。現在の手応えや今思うことは? 年末に帰国していたメンバーにインタビューした。

「メンバーが敵になるような瞬間もあれば、家族になった瞬間も」

 2022年の大みそか、有明アリーナは大賑わいだった。行われていたのは「Jr.EXILE EXPO 2022」。Jr.EXILE世代のグループが一挙に集結、さらにはLIL LEAGUE、現在LDH JAPANが展開するオーディション「iCON Z」でぶつかり合う3つのグループ、そして9人組ガールズグループのGirls²と、LDHのこれからを担っていく面々が集まった大型ライブイベントで、タイで活動展開中のBALLISTIK BOYZ、そしてPSYCHIC FEVERも一時帰国して合流。実に約5カ月ぶりとなる日本でのライブパフォーマンスはオーディエンスを熱狂させた。

 本番前にメンバーを捕まえた。久しぶりの日本の感想を聞けば「いやー、寒いです」「寒い寒い」。年上メンバーの剣に至っては日本について初めてしたことは「空港を出て、寒いーーー!って叫びました」と笑う。4カ月間温かいタイで過ごした。「寒い!」と叫ぶことはタイでは一番できなかったことかもしれない。

 タイではメンバー全員で同じ屋根の下で暮らす。ほぼ週1回のペースでさまざまなサイズでライブがあり、それ以外は現地のアーティストと一緒に楽曲を制作をしたり、歌唱やラップ、ダンスなど自らのスキルに磨きをかける。機材を持ち込んで自前のスタジオを作りレコーディングに勤しむメンバーもいる。それをしながらタイ語やタイの文化を学ぶ。その様子は、リアリティーショー『New School Breakin’』としてYouTubeで配信中だ。

 タイでの4カ月。楽しいことや新鮮な経験もあったが、目的は武者修行。ある程度の覚悟をして出発したとはいえ、想像していたよりもキツかったこともある。

WEESA:結果的にいいことにつながってくるんですけど、日常的なことの変化が大きかったです。食事の面でもそうですし、年中暑いとか。生活の面で慣れないことがあっても、そのなかでどう工夫していくか。文化や語学の勉強は結構タフです。

渡邉廉:僕はこのプロジェクトで初めて海外に行かせていただいていて、最初はわからないことだらけでした。いろんな言葉や文化、ご飯もそうですけど、自分の人生の中ですごい濃い経験をさせていただいているなって思います。

:僕はグループのなかで年が上の方なので、メンバーをよく見ているんですけど、自分も含めてですが、やっぱり精神的にキツイんだろうなって感じることはありますね。時間が進んでいくなかで、求められるものは大きくなるし、自分たちが自分たちに期待してる部分もあるし、周りが期待してる部分もある。それについていけない自分のメンタル、そこに乗っかってくる自分のスキル……。日本にいれば辛いときに頼れる人はいると思いますけど、タイには自分たち以外にはいないですから、メンバーが敵になるような瞬間もあれば、家族になった瞬間もありました。振り返ればすごい4カ月でしたが、この感じが僕らの弱さでありながら強みでもあるなって。このちょっとしたデコボコがエネルギーを生み出しているんだとも思うようになりました。

半田龍臣:タフといえば、やっぱり言語の壁です。パフォーマンスの途中でMCする時は、やっぱり英語かタイ語。英語だと伝わる方と伝わらない方がいるので、やっぱりタイ語でないと、見に来てくださる皆さんも、偶然通りかかったような人が足を止めてくださるといった場合も全然伝わらなかったりで……グローバルアーティストを目指す上では絶対乗り越えていけない部分ではあるんですが大変だなって。

小波津志:日本にはないイントネーションの発音でMCをするのは本当に難しいです。最初は「盛り上がっていきましょう!」でさえダメで、現地のアーティストがどうしているか見たり、周りのスタッフにどんな言葉がいいのか聞いたりしながらいろいろチャレンジし続けて、4カ月が経ってようやく少しずつ自分の耳も喋り方にも慣れて、少し伝わってるのかな?っていうのを感じています。

JIMMY:お客さんをどうやって楽しませ続けるかっていうところはタフだよね。アルバム『P.C.F』をリリースしてタイに渡ったので、自分たちの楽曲はリミックスを含めて10曲しかないんです。有難いことに、たくさんステージに立たせていただいていて、何回も足を運んでくださる方もいらっしゃるので、同じものを見ても楽しくないんじゃないかとか、どんなふうに届けたらいいのかって思います。でも僕たちはスキルアップのためにも何回も何回も同じものをやり続けないといけないところもあったり。自分たちの見せ方、それプラス自分たちのことをまったく知らない方々に自分たちの楽曲をどうやって届けたらいいんだろうって、ずっと悩んでました。それこそ、このタイミングで一時帰国するギリギリまで。

:週に1回ぐらいのペースでライブパフォーマンスする機会を用意していただいていて。だいたい20~30分ぐらいなんですけど、みんなでそこに向かって日々やっていく感覚です。

渡邉廉:たくさんイベントにも出させていただくから、もっとこうしなきゃいけないんだっていう部分もたくさん見つかるんですよ。それによって、よりいい方向に進んでる感じはありますね。

半田龍臣:言葉とかを越えて伝えるものって、やっぱり目に見えるパフォーマンスだったり、歌唱力。そっちで伝えていくためのセットリストを作ったり、パフォーマンスについて話し合いをしたりします。その結果、12月の「SIAM MUSIC FEST 2022」では達成感があるセットリストができましたし、ここまでの集大成を見せられるようなパフォーマンスもできたんですよね。

小波津志:これまでで一番いいパッケージが出来たんじゃないかなと思います。自分としても、以前は自分のパート、自分が歌うパートだけを意識しがちでしたけど、それをしつつ、他に歌っている人を際立たせるように、踊っているときでも表情を真顔にしないみたいな、世界で戦っていくための工夫も細かく意識するようになったし、自分の表現の仕方が改めて固まってきた気もしています。

JIMMY :自分たちにとってスタンダードというか、海外で通用するためにはこういう見せ方がいいんじゃないか?っていうのを 1 つを見つけて帰ってこれたのはすごい収穫だったね。

〈インタビュー〉iScream「同じ夢を一緒に見に行きたい」ファンと約束するライブ開幕へ 自己肯定感アップする新曲も

2023.01.20 Vol.Web Original

 MISIAの名曲「つつみ込むように…」のカバーで注目を集めた3人組ガールズグループのiScream(アイスクリーム)が2023年を本格的にスタートする。ドラマ『花嫁未満エスケープ 完結編』(テレビ東京、毎週金曜深夜0時52分~)のオープニングテーマ「Love Me Better」を20日に配信リリース。そしてリリース翌日の名古屋を皮切りに東名阪の三都市でライブも行う。今年のiScreamはどう愛を叫ぶ? 3人にインタビューした。

――20日配信リリースの最新曲「Love Me Better」について教えてください。

YUNA:初めて聴いた時、私自身「来たなあー!」って思いました。アップテンポだったり、ビートのある曲をずっとやりたいと思ってたんです。2022年に発表してきた楽曲がバラードで落ち着いた楽曲が多かったこともありますし、こういうタイプの楽曲をこのタイミングでリリースできることはうれしいです。

―― 印象として、iScreamがデビュー以前から歌ってきたタイプの楽曲というか、サウンド、ラップのアプローチだったり、カッコいい曲ですね。

YUNA:アップテンポといってもいろいろなタイプがありますけど、「Love Me Better」はちょっとひねりがあるんです。私的には、すごい絶妙なところを行っててめちゃくちゃいいんです!

RUI:楽曲の印象は、私もほぼYUNAと同じではあるんですけど、まずは大人っぽいなってことですね。イントロ、一番頭のパートの雰囲気の感じが、すごいiScreamらしいなと思って。なんか紫のオーラが漂っている感じなんです。強いビートを感じながら、レコーディングが楽しみだなって、ずっと聴いてました。

――紫のイメージなんですね。確かに色に例えるとその感じ、ありますね。

RUI:私は、ですけど(笑)。 もしくは深めのピンクっていうのもあるかも。

――YUNAさんやHINATAさんは「Love Me Better」にどんな色を感じましたか?

YUNA:私はRUIと同じかな。

HINATA:私も同じですね。ちょっと暗くてダークなネオンな感じがしました。

RUI:みんなが考える曲の色って、だいたいいつもかぶるというか、「だよね!だよね!」って賛同することが多いです。今回は大人な雰囲気というか暗めな強めなイメージが強いのか、そういう色のイメージになったのかなと思います。

――この曲はドラマ『花嫁未満エスケープ 完結編』のオープニングテーマ。歌い方であるとか表現の仕方に、ドラマから影響を受けていることはありますか?

RUI:前のシリーズ『花嫁未満エスケープ』でオープニングテーマ「Eyes to Eyes」を担当させていただいていて、この曲は結構明るかったりキラキラしている感じの楽曲で、私たちもはつらつとした感じでポップに歌っていました。今回はドラマも完結編で、ちょっと大人っぽい曲調になったのはドラマに合ってるのかなって。私たちも物語の結末は知らないので、この後はどうなるのかな? 楽しみなのですが、「Love Me Better」で前回より深みが増したところを表現できたらなと思います。

高校入学の年に緊急事態宣言! 都内強豪吹奏楽部、3年目に訪れた念願の演奏会にパンサーが密着

2023.01.14 Vol.web original

 学校の授業以外での子どもたちの奮闘を追う番組『こどもスマイルテレビ』。1月15日放送の回では「高校生奮闘記編」として、新型コロナウイルス感染症の影響により、3年間の部活動の中、観衆の前で演奏する機会を持てずにいた吹奏楽の強豪校・都立葛飾総合高等学校吹奏楽部の奮闘に密着。その舞台裏を白井浩太郎プロデューサーに聞いた。

〈インタビュー〉 LIL LEAGUE「かっこいい部分、スキルフルなところを見せたい」メジャーデビューは変化のタイミング

2023.01.12 Vol.Web Original

岩城星那、中村竜大、山田晃大の高校生3人と岡尾真虎、百田隼麻、難波碧空の中学生3人からなる6人組「LIL LEAGUE」(リル・リーグ)が11日、シングル『Hunter』でメジャーデビューした。EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらを擁するLDH JAPANが行った同社史上最大のオーディション「iCON Z 2022 ~Dreams for Children~」の男性部門を勝ち抜いたグループで、オーディションの進行とともに人気も注目度も急上昇。さらにアーティストとしてもぐんぐん成長を遂げている。今年最も注目すべきグループのひとつである彼らにインタビューした。

――メジャーデビューシングルの表題曲「Hunter」について教えてください。

岩城星那(以下、星那):これまでに出させていただいた「Rollah Coaster」と「Coloring Book」は、どちらかというと可愛いさみたいなところが全面に出ていたと思いますが、「Hunter」は今までのLIL LEAGUEとはちょっと違う部分がある楽曲なんです。冒険や船出がテーマで、挑戦が旅に例えられていたりして、曲自体が自分たちにとって挑戦。キャッチーだけれどかっこいい部分もあって、1曲でギャップがいろいろ味わえます。

山田晃大(以下、晃大):これは振り付けにもちょっと言えることなんですけど、スキルフルなLIL LEAGUEを見せるというのも「Hunter」のコンセプトになっているんです。

――挑戦の楽曲。制作する上で大切にしたこと、またそのなかで難しかったことがあれば教えてください。

百田隼麻(以下、隼麻):自分がこだわってやってみたのは歌詞に合った表現です。星那君も言っていたようにこの曲は冒険がテーマになっているので、表情を作ってみたりノって歌ったりもしてみました。サビ前の「まっさらなフラッグを掲げよう」っていうところは、どこにアクセントをつけて歌ったらいいのか、ちょっと難しかったです。

晃大:自分はサビとその前をつなげる「We gatta do we like」っていうちょっとしたワンフレーズです。これがこの曲のキモになると聞いて、向き合い方が変わったというか。こういったフレーズのひとつひとつが歌詞の意味合いや、この曲が伝えたいものを変えてしまうんだという感じがして、そのプレッシャーには負けない!って頑張りました。

――「Hunter」はメジャーデビューシングルの表題曲。オーディションで取り組んできた「Rollah Coaster」や、EXILEのツアーで披露してきた「Coloring Book」とは、また違った気持ちで受け取ったのではないでしょうか?

難波碧空(以下、碧空):初めて聴いた時、レコーディングが楽しみになりました。みんなが話したように、冒険っていうテーマだったり、新しい見せ方だったり、皆さんにお届けするのが楽しみな気持ちでいっぱいでした。自分たちのこれからだったり、未来だったりを語っている曲でもあるので、なんか身が引き締まるっていうか、さらにデビューに向けて頑張りたいという気持ちになりました。だからこそ、どう表現したら「Hunter」っていうタイトル通りの楽曲になるのかと、みんなでいろいろ考えました。

中村竜大(以下、竜大):「Hunter」のデモは、これまでと違って、コンセプトや僕たちチームに対しての思いと一緒に届いたんです。いただいたものを先に読んで曲を聴いたんですが、僕は自分たちがパフォーマンスするイメージが見えて、すごくテンションが上がりました。1日中聴いたし、みんなもよろこんで3回ぐらい聴いただけで覚えてしまいました! アプローチの仕方とか見せ方とかを考えるのもすごく楽しくて。僕はそれをしてることすらも冒険なのかなって思いました。

松本潤「すごいことをやっている」8日スタートの『どうする家康』で大河初出演&初主演

2023.01.07 Vol.Web Original

 松本潤が主演する大河ドラマ『どうする家康』の放送が8日、いよいよスタートする。今作の主人公は、ほとんどの人が名前以上のことを知っているであろう歴史のスーパースターのひとり、徳川家康。織田信長、武田信玄、石田三成に、豊臣秀吉といった武将たちが覇権を争った時代の幕を引き、太平の世となった江戸時代をもたらした人物で、これまで数々の名優とされる俳優たちが演じてきた。そんな大役に大河ドラマに初出演にして初主演の松本が挑む。数えきれないほどの人がモニターの前で今か今かと放送開始を待っている。さあ、“どうする? 松本”。

Dream Ami 母となって再発見した自分 第一子出産で「少しずつ母の意識が」

2022.12.20 Vol.web original

 アーティストとして音楽活動はもちろんミュージカル『チャミ』『ジキル&ハイド』など幅広く活躍中。また今年、第1子を出産し、子育ての日々を楽しむ姿もSNSで共感を呼んでいる Dream Amiさん。そんな彼女に、アーティストとして母として、今の思いやグループ活動時からの変化を語ってもらった。

小池百合子都知事に聞く 「困難がダブルで来た」2022年 東京の現在地、そしてこれから

2022.12.19 Vol.Web Original

 2022年も残すところあとわずかとなり、多くの人がこの1年を振り返るタイミング。小池百合子都知事にとってもそれは同じ。コロナとの戦いは続くなかで、新たな危機も発生。そんな1年を都知事はどう振り返るのか。また、東京の現在地は? 都知事に聞いた。

―― 2022年も残すところあとわずかとなりました。この1年を振り返って思うことは?

今年は何と言ってもコロナに加えてウクライナ危機と、困難がダブルでおしよせ、そこをどう乗り越えていくかを考える年になりました。70年代のオイルショックの時は、様々な技術が発展しましたし、エネルギー資源が少ないことをバネにいろんな技術や工夫も出て来ました。それは今も同じです。例えば食料の問題としては、小麦粉などの価格が高くなるなかで、日本にはお米があるじゃないかと気づかせてくれたりするわけです。今、東京では、JA全農にいがたとJA東京中央会と協力して米粉でパンを作っています。JAとパンで、JAPANで、「TOKYO JAPAN」キャンペーンを展開しています。都としては食料もエネルギーも、安全保障の問題として取り組んでいます。

―― 東京五輪を終えて1年が経ち、東京では“レガシー”の活用を進めてきました。現状について教えてください。

 本当にあっという間ですね。アスリートの皆さんはすでにパリ大会への準備をしている段階です。

   レガシーにはハードの部分もありますが、私はソフトの部分が一番重要だと考えています。

 ひとつはボランティアです。東京五輪を経て、ボランティアはより根付きました。「東京ボランティアレガシーネットワーク」(ボランティア募集情報、経験談などボランティア情報を提供するポータルサイト)を設け、現在1万人を超える方に登録していただいています。

 それからパラスポーツ。オリンピックとパラリンピックがセットになって開催されることを2回繰り返したのは東京だけです。そういうなかでパラスポーツへの関心は高まりました。特にボッチャについては、さらに定着が進みました。認知度は5割を超えています。共生社会がさらに根付いた、大きな一歩を踏み出せたのではないかと思います。

 9月には手話言語条例が施行されました。言語としての手話の普及、手話を用いた情報発信をしています。

 さらに、11月からは東京都パートナーシップ宣誓制度の運用も開始しました。マイノリティーの方々に暮らしやすい東京にする、そういうことを進めていきます。

 ハードの面でいうならば、地下鉄駅のホームドアの設置率が増加しました。大会が決まったとき、2013年は55.7%だったんです。それが今では85.5%となって、目に見えて改善してきています。

 また、ホテルのバリアフリーも進みました。パラリンピックを行うことで、いろいろな障がいを持った人が安心して泊まれるホテルの推進になり、バリアフリー客室は大会開催時までの3年間で、約460室から3200室以上と、7倍になりました。客室に車いすで入れるようドア空間の幅を広げたり、介助犬などと一緒に泊まれるようにしたり、耳の不自由な方にルームサービスを持ってきたときなどに音ではなく明かりを点灯させて知らせるシステムを備えるなどです。これは障がいを持った人だけでなく、高齢化社会で誰もが宿泊しやすくなってきたのだと思います。こうしたバリアフリー化は、滞在する人はもちろん、ホテルにもいろんな意味でプラスになっていきます。

 これまでお話ししたことは、障害のある人、ない人、LGBTと関連する性差をなくしていく意味で、「段差のない社会」に近づいたと思います。

 それと、大会の施設ですね。東京アクアティクスセンターを除いて、5つの新規恒久施設で利用が始まっています。都民のみなさんにレガシーのある施設でスポーツを楽しんでいただければと思います。有明アーバンスポーツパークでは、スケートボード、ボルダリング、3×3バスケットボールといったアーバンスポーツのプロモーションの拠点になっていくと思います。

―― スケートボードなどは、東京五輪まで練習するスペースがあまりなかったと聞いています。若者にとって素敵なレガシーになっていますね。

 残念なことに大会は無観客でしたが、動画での視聴はリオ大会と比べると139%増、再生回数は280億回にのぼり、パラリンピックのテレビ放送も過去最多となりました。コロナの最中にあれだけの大会を開けるのは日本以外ないよね、とはよく言われます。大会後も世界から注目が集まり、今年発表された「2021年旅行・観光開発指数レポート」では日本が世界で1位になりました。レガシーは着実に残り、花開くところにもっていけると思います。

寺島実郎が語る「激動の時代、東京の『都市新中間層』に伝えたいこと」

2022.12.10 Vol.Web Original

 コロナ禍はようやくピークアウトの兆しが見えたが、ウクライナ情勢は本格的な冬の訪れの前にますます混迷を極め、我が国日本も急速な円安に体力を奪われる一方だ。

 いわば明治維新や戦後に匹敵するほどの激動期に向かおうとしている今の日本を、一般財団法人日本総合研究所会長で、多摩大学学長の寺島実郎氏はどう見ているのだろうか。YouTube配信で圧倒的な再生回数を誇るTOKYO MXの冠番組「寺島実郎の世界を知る力」の収録現場であり、氏の活動拠点でもある東京・九段の「寺島文庫」を訪ねた。

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