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堀潤「物語を消費するのはもうやめよう」【東日本大地震から10年】

2021.03.08 Vol.739

 東日本大地震から今年で10年が経った。震災後の数年に比べ、ここ数年はこの未曾有の出来事をメディアが取り上げる機会は少しずつ減ってきているというのは否めない。かくいう本紙もそのそしりは免れない。自己反省はさておき、今回は福島での現地リポートも含め、さまざまな角度からあの震災を振り返り、そしてこれからについて考えてみたい。

 巻頭インタビューでは東日本大地震で大きく人生を変えた人、ジャーナリストの堀潤氏に話を聞く。堀氏は震災当時はNHKでキャスターとして震災報道に携わるが、その後、東京電力福島第一原発事故をめぐるNHKの報道姿勢に疑問を抱き2013年に退局。現在は市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」の主宰を務め、さまざまなニュースの現場に飛び回っている。

レ・ロマネスクTOBI、初小説『七面鳥』は父へのラブレター

2021.03.08 Vol.739

 音楽ユニット「レ・ロマネスク」メインボーカル、「仮面ライダーセイバー」タッセル役などさまざまな顔を持つレ・ロマネスクTOBI(トビー)さん。初の小説『七面鳥 山、父、子、山』(リトルモア)は、破天荒な父・フミャアキと「ぼく」の39年の物語だ。当初はエッセイとして執筆も「親と子の関係って人に分からない独特の感情があるじゃないですか。楽しく笑って書いていたんですが、何かしんみりしてしまう部分もあって。これは小説にしたほうがいいんじゃないかという編集者の勧めもあって、小説にしようと思ったんです」。

 小説とエッセイ、書き方に違いは?

「エッセイは自分の気持ちを主体に書くのですが、小説にするにあたって五感で感じられるもの、においであったり風景の描写であったりを入れていきました。エッセイでは断定的な書き方になるところを、小説だとたとえば『鳥が飛んでいました』と書いても、その時にどんな気持ちだったのかは読者が想像して読むことができる。どういうふうに取ってもらっても大丈夫だし、表現に広がりがあるなと思いました」

 父親とのエピソードを書こうと思ったきっかけは?

「自分はどこから来てどこに向かっているのかに興味がありました。僕はメイクして人前に出る仕事をしていて、自分はどうしてこんなにデコレーションすることにこだわっているんだろうと考えた時に、憎々しいほどに父親の影響を受けているわけです。会社の上司だとそうはならないのに、何で親だとこんなに憎らしいんだろうと思っていたんですけど、その謎が解けた気がしましたね。結果的にカウンセリングになったというか、小説を書くことによって納得できた瞬間がありました」

 

DEEP SQUAD、新曲は待望のバラード「みなさんの心に響くと信じてる」

2021.02.22 Vol.Web Original

 

 超世代の6人組コーラスグループDEEP SQUADから、3rdデジタルシングルにしてグループ待望の初バラード『あなたが迷わずに』が届く。〈あなたのために僕は 生まれたんだ〉──彼らの想いが響く。

車いすバスケットボール 香西宏昭「車いすバスケ界のエースが 競技20年で気づいたこと」

2021.02.22 Vol.738

TOKYO 2020 COUNTDOWN
 日本で唯一、車いすバスケットボールのプロ選手である香西宏昭は今年、競技生活20年を迎えた。小学6年生で車いすバスケと出会って以来、めきめきと頭角を現し、北京、ロンドン、リオと3大会連続でパラリンピックに出場。名実ともに国内エースとして活躍する彼が見つめる、車いすバスケの現在そして未来とは。

高良健吾「何者でもない青年の成長、見せたい」<青天を衝け>

2021.02.20 Vol.Web Original

 

 新しい大河ドラマ『青天を衝け』の放送がスタートした。日本資本主義の父と称される渋沢栄一の生涯を描く。高良健吾は、栄一の生涯の相棒とされる従兄の渋沢喜作を演じている。

 本作に携わることになるまで渋沢栄一のことは知らなかったと高良はいう。

「渋沢栄一のことをよく知らなかったので、渋沢喜作のことも知らなくて。どういう人なのかと、いただいた史料を読んだりして、渋沢栄一のことを調べました。すごく気になる人物で、こんな人が存在していたことをなぜ知らなかったかったんだろうとびっくりしました。その従兄を演じられる、うれしかったですね」

 撮影が始まって半年。以前は、演じる喜作を「気持ちのいい人物」と語っていた。

「気持ちの良さは変わらずありますね。それに加えて、だんだん、喜作と栄一の言っていることと行動が伴うようになってきて、説得力が増してきています。言葉がついてきたというか、思いが行動についてきた実感があって。栄一と喜作、どちらも直情型で、突っ走っちゃうんですけど、その走る方向が変わってきていて、面白くなってきました」

松坂桃李×仲野太賀が語る 「好き」と「青春」映画『あの頃。』で“オタク”気質を発揮!?

2021.02.15 Vol.738

 並々ならぬ映画愛を持つ俳優陣が、“ハロヲタ”に扮し、その愛で見る者を爆笑と涙で包み込む! 〈ハロー!プロジェクト〉のアイドルたちが J-POP を席巻していた2000年代初頭、ハロプロ愛でつながった仲間たちとの出会いと別れをつづった、劔樹人の自伝的コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」を今泉力哉監督が映画化。主人公・劔役には『孤狼の血』『新聞記者』と挑戦的な役柄に挑み続ける松坂桃李。劔にとって、仲間の中でも特別な存在となるコズミン役に『母さんがどんなに僕を嫌いでも』の演技派・仲野太賀。劇中で、見事なアイドルオタクを演じきった2人が「好き」なものへの情熱を語る!

女優・坂ノ上茜「普通ならセクシーさを追求するところかも(笑)」初写真集『あかねいろ』発売

2021.02.12 Vol.738

 ドラマ「監察医 朝顔」や映画『きみの瞳が問いかけている』など話題作に出演。『王様のブランチ』(TBS系)ではリポーターとして番組を明るく盛り上げ、『町中華で飲ろうぜ』(BS-TBS)では、よく食べ、よく飲み、よく笑う、そんな姿で世代性別を超えて人気を集めている。初写真集『あかねいろ』もリリースし、ますます注目必至の女優・坂ノ上茜。

西銘駿×飯島寛騎『おしゃべや』から生まれたラジオ愛あふれる青春ムービー! 映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降 Days~』

2021.02.11 Vol.738

 人気急上昇中の若手イケメン俳優10人がパーソナリティーを務めるwebラジオ番組オールナイトニッポンi『おしゃべや』から生まれた青春映画。番組のパーソナリティーを務める彼らがラジオブースを飛び出して、ラジオ番組作りを通して人をつなげていく若者たちを演じる注目映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降 Days~』。

 番組でもコンビを組む、西銘駿&飯島寛騎がラジオ愛から映画の見どころまでを、番組さながらのトークでお伝え!

山口乃々華 はじめの一歩 変化の時期を綴った『ののペディア』が書籍化!

2021.02.10 Vol.738

 1人の女優として改めてスタートを切った山口乃々華がエッセイ『ののペディア』を上梓した。所属していたE-girlsが昨年末で解散。さまざまな変化を経験しながら綴った文章を一冊にまとめたものだ。変わっていく環境に戸惑いつつも、女優として歩んでいくことを決心する1人の女性の姿も見えて……。

DJ KOO「小児がんがどれだけ社会的な支援を必要とするか知ってほしい」<2月15日は国際小児がんデー>

2021.02.08 Vol.Web Original

 小児がん――15歳未満の子どもたちがかかるがんを総じて呼ぶ言葉だ。日本では、毎年2000~2500人の子どもたちが小児がんと診断され、病と闘っている。毎年、2月15日の国際小児がんデー(International Childhood Cancer Day)には、世界各地で、小児がんの啓発活動が行われている。そのひとつに「LIVE EMPOWER CHILDREN 2021」がある。アーティストが同じ思いのもとに集結し、心をひとつに、チャリティーライブを行う。今年で2回目を迎える本公演について、出演アーティストを代表し、DJ KOO(TRF)と主催の一般社団法人Empower Childrenの広津崇亮代表理事に聞く。

ドラマ『青きヴァンパイアの悩み』でコロナに翻弄される心優しき吸血鬼役! 桐山漣×ゆうたろう【インタビュー】

2021.02.08 Vol.738

 コロナ禍で密かに繰り広げられていた心優しき吸血鬼のニューノーマルな日常を描くTOKYO MX新月曜ドラマ『青きヴァンパイアの悩み』で、“青き(=未熟な)ヴァンパイア”を演じる黒澤蒼(くろさわそう)役・桐山漣と紫藤葵(しとうあおい)役のゆうたろうを直撃!

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