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堀潤氏と有馬隼人氏が語り合う「2020年を控えた東京のビジョン」

2017.10.12 Vol.699

TOKYO MXの2大キャスターが初顔合わせ
 ジャーナリストの堀潤氏がメインキャスターを務めるTOKYO MXの人気番組「モーニングCROSS」の日曜版「激論!サンデーCROSS」の放送が10月8日から始まった。

 TOKYO MXは秋の改編でニュース番組と情報番組を大幅リニューアル。夕方の報道番組「TOKYO MX NEWS」は10月から時間帯を変更し新キャスターに元TBSアナウンサーで現在アメリカンフットボールのコーチも務める有馬隼人氏を起用した。

 この改編にあたりMXでは堀氏と有馬氏の特別対談を企画。「2020年オリンピックを控えた東京のビジョンを語る」をテーマに2人はさまざまな意見を交わした。

 堀氏が「日中ジャーナリスト交流会議」で中国の上海へ行った時の体験を踏まえ「都市やテクノロジーの発展に驚かされた。特に決済。日本だとまだクレジットカードが使えないお店も多い。でも上海や北京では全部スマホで決済ができる。大きなお店からちょっとした屋台なんかでも。東京に帰ってくると逆に不便。2020年に向けて、東京が思ったよりしょぼいなって海外から思われるんじゃないかとすごい危機感がある。規制とか古い慣習に縛られて、東京ががんじがらめになっているのは嫌だなと感じた。そういうものを解放したい」と切り出すと、有馬氏は「東京にいいイメージを持ってきてくださるお客さんは多いと思う。東京に来るとこんないいことがある、こんな魅力があるという情報をどんどん発信できるベースを作らなければいけないということがひとつ課題としてあると思う。そして海外からの人を迎えるにあたっては東京都のすべての人がホストになるので、ホストとしてきっちりお客さんに対して的確なガイドをできるような状態にしておかないといけないと思う。 “よく分からない人が来ちゃったな”という顔で迎えちゃうと来られたお客さんも嫌な思いもしますし、イメージが変わってしまう。そういったことがないように機運を作っていくというのがこれからの課題。それは政治の問題ではなく、都民みんながやるべきことなんだと思います」とともに2020年へ向けての危機感と改善点を上げた。

 そして堀氏が昨年のリオパラリンピック取材時の経験から「東京はパラリンピックの選手や障がいのある方が自由に行き交うのに便利な街かというと、そうでもない。そういうところを指摘していくのがニュースの腕の見せ所なんじゃないかと思ったりします」とも付け加えると、有馬氏は「東京全体が素晴らしい街だったということを世界にアピールするチャンスだが、ネガティブに働いてしまう機会にもなりうるので、この3年というのはすごく大事」と応えた。

 また報道の在り方について堀氏は「一方で2020年という大号令はパワフル。どんなテーマであれ、“2020年を”っていえば、それが印籠のようになって“仕方がない2020は”という空気がある。いわば大本営発表をそのまま垂れ流す、みたいな感じ。そんな空気からは逃れたい。ダメなものはダメと言うことはしっかり言いたいし、批判の声もちゃんと上げていきたい」と新番組の方向性を感じさせる発言を飛ばした。

 一方、有馬氏はアスリート目線から「オリンピックパラリンピックの会場はスタンドはなくてもいいんです。例えば全世界で必ずライブでその中継が見られるということを東京が責任を持ってやればいい。“全世界のみなさん、ライブで見てください。その代わり、ここはスタンドがないのでお客さんは入れませんよ”といったことがあっても構わないんです。例えばボート競技とかマラソンとか1カ所にいると一瞬しか見られない競技というのは、“会場には来ないでくれ。その代わりカメラを何台も使って素晴らしいものをお見せするから、中継で見てくれ”と言えばいいんです。そうなると世界中の人たちが同じ時間に同じものを見られるようになる。そういう試みで“観客を入れない試合を東京が初めてやったぞ”となれば、それがレガシーになる」と意外な提言をした。

 その後も、「多様性について」「中立とは」といった報道にかかわるテーマで対談は続く。最後に堀氏が2人に「何を言ってもいい自由な局です。何を言ってもいいけどすべて自己責任ですから(笑)」とアドバイスを送った。

 タブーなき報道姿勢が人気となっているTOKYO MX。今後もその姿勢に磨きがかかっていきそうだ。

堀潤の新番組「激論!サンデーCROSS」が10月8日からスタート

2017.09.20 Vol.Web Original

人気情報番組「モーニングCROSS」の日曜版
 ジャーナリストの堀潤氏がキャスターを務めるTOKYO MXの人気番組「モーニングCROSS」(月~金7時~)の日曜版となる新番組「激論!サンデーCROSS」(日曜11時59分~13時25分)が10月8日からスタートする。

 番組は「モーニングCROSS」同様、堀氏がキャスターを務め、メインコンセプトは「1週間報道まとめて大激論!」。「ニュースワード・クチコミランキング」の1週間分の総まとめや、人気企画の「オピニオンCROSS」をさらにパワーアップさせ新世代の論客たちが大激論を展開するなど、広く深くニュースを取り扱っていく。

 またTOKYO MXでは報道番組「TOKYO MX NEWS」を人気番組「5時に夢中!」の放送終了から直結する17時59分~に放送時間を変更。そして新メインキャスターに元TBSアナウンサーで現在アメリカンフットボールのコーチも務める有馬隼人氏を起用するなど大幅リニューアルする。

 20日には堀氏、有馬氏に「TOKYO MX NEWS」でサブキャスターを務めるフリーアナウンサーの結城香織さんの3人による取材会が開かれた。

有馬隼人は「TOKYO MX NEWS」でキャスター初挑戦
 堀氏は「モーニングクロスは視聴者参加型で最初は手探りのなか始まった番組でしたが、800回を超え、今回さらに日曜日にも展開できるということになった。さらに議論の枠を増やし、テレビをメディアとして有効に活用していただいて、こういうご時世だからこそきちんとみんなで考える場を作っていけたらと思っています」と抱負を語った。

 ニュースキャスター初挑戦となる有馬氏は「東京にいる人すべてが、ホームタウン東京として、自信を持って“東京っていいところだよ”と言えるような情報源を伝えていきたい。ニュースはただ起こったことを伝えるだけではなく、皆さんの生活の中で、このニュースがどういった形で影響してくるのか。政治経済のようにちょっと遠い話に感じられるものも、最終的に個々人の生活の中にどんな影響が出るのかとか、そういう話をしっかりと温かい温度を持って伝えていけるような番組に育てていければ、と思っています。ストレートなニュースはありますが、多面的な形で情報発信をしていきたい」と独特の視点での報道を目指す。

 そして結城さんは「お天気キャスターを務めさせていただくのは今回が初めて。やってみたかったお仕事なので大変うれしい。天気は私たちの生活に密接にかかわっているもの。そんな大切な情報を分かりやすく簡潔に、を心掛けてお伝えしていこうと思っています。生中継にしかできないこともたくさんあると思うので、そのメリットを生かして、現場で体感したリアルな情報をお届けできたらと思っています。“お天気はMX”と皆さんに思っていただけるように日々努力して、私自身も番組とともに成長していきたいと思っています」と話した。

堀潤さん、災害時の報道について語る【JAPAN MOVE UP】

2017.09.18 Vol.698

「日本を元気に」を合言葉に毎週土曜日午後9時30分からTOKYO FMで放送中の『JAPAN MOVE UP supported by TOKYO HEADLINE』。今回のゲストは堀潤さん(ジャーナリスト/キャスター)。

選挙はひとつの手段。投票は終わりではなく始まり 堀潤氏(NPO法人「8bitNews」代表)

2017.06.26 Vol.693

 東京都議会選挙は6月23日に告示され、7月2日に投開票される。昨年夏に小池百合子東京都知事が誕生して以来、都政に対する注目度はかつてないほど高い。そのなかで行われる都議選はどう読み解くべきか。ジャーナリストの堀潤氏に話を聞いた

堀潤氏「世の中を良くするために言葉を使ってほしい【夢の課外授業リポート】

2015.03.21 Vol.639

 未来に向け、子どもに夢をあたえ「生きる力」を考えさせるきっかけや、勇気を持って物事に立ち向かう大切さを知ってもらうため、2000年度より活動をスタートさせた「夢の課外授業」(主催:二十一世紀倶楽部)。「学校訪問スタイル」の授業が3月6日、ジャーナリストの堀潤氏を先生に迎え、東京都板橋区の大乗淑徳学園淑徳小学校で開催された。今回は5〜6年生の224人が参加した。

 まずは堀氏がアナウンサーやキャスター、ジャーナリストという仕事、そして自らが主宰する「8bitNews」について説明する。

 授業は「ニュース原稿に隠れた秘密」「『意見』と『事実』を区別することでニュースが見えてくる」といったテーマの講義から。堀氏が実際にお金を落とし、それをポケットにしまう動作をした後に「先生は何をした?」と問うと、生徒から「ねこばばした」「さりげなく拾った」とさまざまな意見が飛ぶ。そんな身近な事例を挙げ、どれが事実でどれが意見なのかを分かりやすく解説した。

 続いては「伝える」ことを目的としたニュース原稿を実際にリポートする実演の授業。「アー」という発声の基本から、喋るうえでの語尾の大事さといった、やや高度なアドバイスが送られていた。

 そして最後の挨拶で堀氏は子供たちに「言葉はさまざまな文章をまとめて簡単にしているもの、だけどその本当の意味を考えてほしい。決して人や世の中を不幸にするものではなく良くするために言葉を使ってほしい」というメッセージを送った。

「新しいメディアのあり方」堀潤さん(ジャーナリスト)

2014.08.30 Vol.625

 今回のゲスト(第74回 8.23OA)は昨年4月にNHKをやめて、今ではフリーのジャーナリストとして活動中の堀潤さん。

最近は大忙しです。

「今、毎朝、TOKYO MXで朝のニュースをやって、ラジオの番組をやって、新聞の連載を持ち、ウェブメディアを運営し、という感じです」

 自分自身がメディア化しています。

「これがNHKをやめた大きな理由で、いろいろな人たちが発信できる環境が整っていたなか、なかなかメディア同士の連携がうまくいってなかった。でもやりたいなって思っている人はどの業界にもいて、出会った人には一緒にやりましょうよって。僕が関わっているメディアには単体で番組をやるんじゃなくて、じゃあウェブのメディアと連携しましょうとか、この番組は新聞社のワークショップも一緒にやってしまいましょうとか、ミックスできるような環境を作りたいなと思っているんです」

 そんな堀さんが2020年東京オリンピック・パラリンピック…の中でもパラリンピックへの思いを語る。

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