利便性と危険性…ネット社会を生きる子どもたちに必要なデジタル教育とは〈デロイト デジタル ウイーク 2022・DAY4 見どころ〉

 デロイト トーマツ コンサルティングにおいて、デジタル領域の専門サービスを提供するDeloitte Digital(デロイト デジタル)が開催するオンラインセミナー「Deloitte Digital Week(デロイト デジタル ウイーク)2022」。

 第2回となる今年は「Connect・Empower・Beyond -デジタルで共・感・動を創る5日間」と題し、Well-being、教育、サステナビリティ、スポーツ、エンターテイメント、ビジネス等のテーマのもと、産官学のさまざまな分野のトップランナーとのセッションやデジタル・テクノロジーの最新事例を伝えていく。

 明日26日に配信される、TOKYO HEADLINE編集部注目のセッションを紹介。

 

 4日目となる26日は「Education / Career Day」がテーマ。デジタル×次世代人財育成、キャリアをテーマに、産官学連携の取り組み紹介や今後取り組むべきテーマまで、さまざまな分野のトップランナーとともに考えるセッションを6本配信。その中から、編集部が注目する、セッション2「デジタルと子どもの未来」(13時50分~)と、セッション4「こども未来国連会議」(15時30分~)を紹介。

 

ネット社会で子どもが被害者にも加害者にもならないために

 セッション2「デジタルと子供の未来」では、次世代人材育成をテーマに、デジタルと教育の現場に携わるパネリストが登壇。Deloitte Digitalと早稲田大学グローバル科学知融合研究所が共同で取り組むSDGs教材開発を主導する朝日透教授と、早稲田大学人間科学部4年の紅野優さんを迎え、デジタル世代である子どもたちの未来をテーマに、取り巻く環境の変化から、子どもたちに必要とされる価値観・倫理観をテーマについて議論を交わしていく。
 クリックひとつで簡単に被害者にも加害者にもなるネット社会。いかにして子供たちに必要な「見極め力」を身に着けさせるか。SDGs教育や、倫理・道徳教育など、人材育成の観点からもさまざまな提言がなされていく。

【登壇者】
朝日透(早稲田大学 理工学術院教授、グローバル科学知融合研究所所長)
紅野優(早稲田大学 人間科学部人間環境科学科 4年)
高橋宏之(デロイト トーマツ サイバー合同会社 マネージングディレクター)
モデレーター:河野慎哉(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 Deloitte Digital ディレクター)

 

29カ国の子どもたちが“ピースコミュニケーション”を体現『こども未来国連会議』に識者が見た希望

 セッション4「こども未来国連会議とピースコミュニケーション」では、中山泰秀氏(自民党政調会長特別補佐)、堀潤氏(ジャーナリスト)、SDGsピースコミュニケーションプロジェクト発起人である一木広治氏が登壇。2021年から行われている「こども未来国連会議」では、これまで29か国、9~12歳までの子どもたちが集い、社会課題の解決をテーマに対話を重ねてきた。この取り組みは、社会課題を解決していくために、企業・個人・団体の様々なネットワークや情報を共有し、コミュニケーション本来の力を駆使して平和な社会づくりに積極的にチャレンジするアクション&オピニオン参加型プロジェクト「SDGsピースコミュニケーションプロジェクト」の一環。このセッションでは、同プロジェクトのコミュニケーションサポーターでもある中山氏、堀氏らが、それぞれの分野のエキスパートとしての視点から、平和的な対話によって社会課題と向き合おうとする子どもたちの姿から得た、大人たちにも必要な視点や異文化コミュニケーションの大切さを語り合う。

【登壇者】
一木広治(株式会社ヘッドライン代表取締役社長、早稲田大学研究院客員教授)
堀潤(ジャーナリスト)
中山泰秀(自民党政調会長補佐)※リモート出演
モデレーター:若林理紗(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社)

 

「Deloitte Digital Week 2022」は27日まで全28セッションを連日ライブ配信。参加には事前登録( https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/technology/articles/dd/ddw-2022.html )が必要で、参加費は無料となる。