格闘家イケメンファイル Vol.13 ナチュラルボーンKrusher 武尊(たける)

2014.11.23 Vol.631
 初代Krush -58kg級の王者で、3日に行われた新生K-1の『K-1 WORLD GP 2014〜−65kg初代王座決定トーナメント〜』のスーパーファイトで、Krush −55kg級王者・大雅と対戦、KO勝利を飾った武尊。K-1にはかなりの思い入れがあったと言う。 「自分の原点ですね、K-1は。アンディ・フグがとにかく格好良かった。だから自分も小学校2年生の時に、K-1に出るために空手の道場に通い始めました。アンディ・フグが道着を着ていたから、空手を習えば出れるんだって思って(笑)」  その後、紆余曲折しながらもプロの道へ 「空手はパンチがないけど、K-1はあったので、ボクシングもやればちょうどいい感じになるかなと思って、ボクシング部のある高校に入学しました。でも3カ月で退学になっちゃって…。理由?まあ、いろいろですけど、やんちゃだったのかな(笑)。で、学校もない、ボクシングもできないっていう日々になってしまったけど、格闘技だけは続けたいっていう気持ちはずっと持っていました。だからボクシングジムに入って、そこで毎日練習するようになり、そのおかげで道をふみはずさなくてすんだ。そういう意味では格闘技に感謝をしています。そんな時にK-1甲子園という高校生の大会が始まって、それに出たいと思ったので、通信制の高校に入り直しました。高校に在学しているというのが、出場資格だったので。それまでアマチュアでもほとんど負けていなかったので、いけるんじゃなかと思っていたんですけど、負けちゃったんです。その負けが悔しくて、もっと強くなりたいと思い上京しました」  上京しチームドラゴンに入門。 「ジムの若手はみんな仲いいですよ。入った時はみんな先輩だったので、めっちゃいじられていた(笑)。でも卜部兄弟にはすごくお世話になりました。2人に育ててもらったって言ってもいいぐらい(笑)。お金がなくてご飯が食べられない時は、お腹いっぱい食べさせてくれたり。厳しいこともいろいろ言ってくれたので、今すごく意識を高く持って格闘技に向き合えている。2人がいなかったら、地元に帰ってたかも知れないです。ほんと感謝していますね」  女性ファンから“かわいい”と言われる見た目とは裏腹に、試合中打たれても笑って突っ込んでいく不敵な一面も。 「相手をイラつかせているかも知れませんが、そういうつもりはなくて、ただ試合がすごく楽しいんです。強い相手だと特にテンションが上がっちゃって、ハイな状態になる。その状態になると攻撃が痛くなくなって、自然に笑いがこみ上げてくる。ファイターズハイですね(笑)」

Krush王者対決は武尊がKO勝ち

2014.11.08 Vol.630
 今大会の主役の座こそトーナメントに譲ったが、スーパーファイトにも豪華なカードが並んだ。  中でも注目はKrush −55kg級王者・大雅とKrush −58kg級王者・武尊の一戦。  Krushの王者同士、ともに次代を背負う存在とあって、カード発表時の会見から「(武尊の)パンチは自分には当たらない」(大雅)、「当てます」(武尊)と火花を散らした。  今回のK−1の復活は多くの選手に新たな目標と夢を与えた。そんな選手たちのなかでも、人一倍K−1への熱い思いを持つ武尊はロープをまたぐとき一度動きを止め会場をゆっくり見回してからのリングイン。  ゴング前からともにはやる気持ちを隠せない2人。1Rは大雅が細かいステップワークからパンチを繰り出し主導権を握る。武尊は終盤手数を出すものの、思うような攻撃を繰り出せない。2Rにも大雅が飛び込んでの右フックをヒットさせる。ステップワークで距離をとって、武尊を呼び込んでおいて一瞬の踏み込みでパンチを当てる大雅。この距離がどうにも戦いにくい武尊だったが、コーナーに追い込みパンチの連打、ボディーへのヒザで徐々に盛り返していく。そして迎えた3R。武尊は開始早々、前蹴りからいきなりの右バックハンドブロー。もろに食らった大雅は立ち上がれず、3R13秒、KOで武尊が王者対決を制した。  武尊は試合後のマイクで「小さいころK−1を見て格闘技を始めようと思った。K−1があったからずっと頑張ってこられた。高校を3カ月で退学になって、何をしていいか分からなくなった時も、K−1を見ていたから格闘技は続けようと思った。そしてK−1甲子園に出ようと思って高校に入った。ホントにK−1には助けてもらった。このリングに上がるのが目標だったので、立てて良かった」と挨拶。そして「55kgでもトーナメントをやると思うんで、その時は僕を出してください。優勝して世界一になります」と“次”を見据え、アピールした。  セミで行われた−70kg級のスーパーファイトでは山本優弥とイギリスのケリス・ベラが対戦。手数の多いベラに対し、山本はなかなかエンジンがかからない。3R終盤、バックハンドブローでぐらつかせたものの、時すでに遅し。判定でベラが勝利を収めた。

11・3『K-1』で大雅vs武尊のKrush王者対決

2014.09.27 Vol.626
 K-1実行委員会が26日、都内で会見を開き、これまで『K-1 WORLD REAGUE』としていた名称を『K-1 WORLD GP』と変更することを発表した。  会見の冒頭、前田憲作K-1プロデューサーが「これまで海外でK-1を展開しているK-1グローバルと協議をした結果、すでに認知が高く、ファンにもなじみの深いK-1 WORLD GPの名称に変更することになった」と説明。これに伴って、11月3日に東京・国立代々木第二体育館で開催される大会名も『K-1 WORLD GP 2014~-65kg初代王座決定トーナメント』と変更になった。
 続いて-55kg Fightの「大雅vs武尊」、-70kg Fightの「山本優弥vsケリス・ベラ」「松倉信太郎vsジャオ・フーカイ」のスーパーファイト3試合と本戦前に行われるプレリミナリーファイト「鈴木優也vs戸邊隆馬」(-55kg Fight)、「小澤海斗vs伊藤健人」(-60kg Fight)、「杉本仁vs対戦相手未定」(-HEAVYWEIGHT Fight)が発表された。
 なかでも注目を集めるのはKrush -55kg級王者・大雅とKrush-58kg級王者・武尊の王者対決。
 ともにK-1が格闘技を始めるきっかけとなったという2人。  武尊は階級を下げての参戦になるが「階級は減量すればいいだけの話。K-1に出たいという気持ちがあったので、対戦を受けました」といえば、大雅は「自分は58kgでも全然いいと思っているので、そこに関してはなにもない」とさらりと挑発。
 また互いの印象については大雅が「イケイケな感じで、打ち合って倒すという感じですが、自分には当たらないと思う」と言えば、武尊は「距離間がうまくて、トリッキーな感じな選手だと思うんですが、僕はどんな選手と戦う時も絶対気持ちでは負けないと思うので、気持ちでボコボコにして倒してやります」と静かに切り返した。

前田憲作プロデューサーのもと「K-1 WORLD LEAGUE」発足

2014.05.29 Vol.618
 日本で生まれ、世界的なビッグイベントとなった立ち技格闘技の「K-1」が新たに「K-1 WORLD LEAGUE(K-1ワールドリーグ)」として始動することとなった。K-1実行委員会が29日、都内で発足会見を開き、その概要が発表された。
 実行委員会はK-1プロデューサーとK-1GYM総本部の代表を務める前田憲作氏、K-1GYM目黒の代表・内田康弘氏、K-1GYM EBISU 小比類巻道場代表の小比類巻貴之氏、K-1GYM総本部チーフトレーナーの梶原龍児氏からなる。運営は現在、立ち技格闘技の「Krush」を運営するグッドルーザーが担当する。
 この日はまず前田氏とグッドルーザーの宮田充氏が登壇。前田氏が「K-1は日本が誇れる武道であり、格闘技。このままK-1をなくすわけにはいかない。誰かがやらなければならないというなかで、今回プロデューサーを引き受けることになった」とし、「K-1には選手としても指導者としても大きな経験をさせてもらった。そのK-1に恩返しをするためにも、今まで人生をかけて頑張ってきたチームドラゴンの代表を降りて、これからはK-1のために人生をかけて頑張りたい」と決意を語った。
 新しいK-1は「プロイベント」「アマチュア大会」「K-1ジム」を展開していく。プロイベントは「K-1 WORLD LEAGUE」の名称で55キロ級からヘビー級まで5階級で展開。11月3日に代々木競技場第二体育館で第1回大会が開催される。
 K-1ジムは現在都内に3つあるのだが、今後は「プロを目指す人から一般の方々まで、武道として、スポーツとして、フィットネスとして、ともに汗を流せる場所として全国に広めていきたい」(前田氏)という。

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