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武田真治「オビ=ワン・ケノービの名前は“黒帯”から来ている!」と力説

2022.05.04 Vol.web original

 

「スター・ウォーズの日」イベントが4日、都内にて行われ、シリーズの日本版吹き替え声優・森川智之と浪川大輔、スペシャルゲストの武田真治が登壇。コスプレしたファンとともに3年ぶりのリアルイベントを楽しんだ。

 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)から20年近くユアン・マクレガー演じるオビ=ワン・ケノービの日本版声優を務めてきた森川智之は、シリーズ最新作となる、配信ドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』について「『1』のときはユアンもまだ若かりし“パダワン”でしたけど、本作は『スター・ウォーズ エピソード 3/シスの復讐』から10年後の物語。ユアンと同じに僕も年を重ねてきたんだな、と思いながら、キャリアで重ねたものを生かそうと思いました」と収録を振り返った。過去シリーズで、ヘイデン・クリステンセン演じるアナキン・スカイウォーカーの日本版声優を務めた浪川大輔も「あれ以来、ダークサイドにおちる役が非常に多くなりました(笑)」と偉大な代表作に感謝。

 そんな森川は「以前にL.A.で買ったんですが今はもう売ってないらしい」というレアな私物のライトセイバーを持参。「(日本に戻るとき)機内に持ち込んだんですが、箱に入れてセキュリティーに通したところ案の定、止められまして。これは何だと聞かれたので“ライトセイバーだ。オレはジェダイだ!”と言ったら“OK”って(笑)」というエピソードを披露。

 『スター・ウォーズ』シリーズの大ファンという武田真治は「『オビ=ワン・ケノービ』も日本語吹き替えで見せていただきます!」と2人へのリスペクトを語りつつ「どうして“オビ=ワン・ケノービ”という名前なのか知ってます? トリビアなんですけど。ジョージ・ルーカスさんが、一番強いキャラクターの名前を…と“黒帯”からつけたそうです」と力説。森川と浪川も「オビ、くろおび…クロオビ…ケノービ…」と感心していたが、司会は苦笑しつつ「所説あると言われてますので(笑)」とフォローし会場の笑いをさそった。

 この日は、シリーズの劇中の名台詞“May the Force be with you.”(フォースと共にあらんことを。)にちなんで5月4日(May the 4th)に制定された「スター・ウォーズの日」。最後に全員で“5月4日5時4分”の瞬間を迎え、大いに盛り上がっていた。

 ディズニー公式動画配信サービス Disney+(ディズニープラス)オリジナルドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』は5月27日より配信。

公開から40年『E.T.』エリオット少年役声優・浪川大輔「スピルバーグから認められた男と言われます(笑)」

2022.04.22 Vol.web original

 

 スティーヴン・スピルバーグ監督による不朽の名作『E.T.』特別上映会が22日、都内にて行われ、日本語吹き替え版で主人公の少年エリオットの声を担当した声優・浪川大輔らが登壇。当時の裏話などを語った。

 製作40周年記念 アースデイ特別上映として実施された、1夜限りの上映企画。1982年に公開され日本でも社会現象的大ブームを巻き起こした作品。

 ビデオ化された際に主人公エリオット少年の吹き替えを担当した浪川大輔は「スピルバーグ監督が決めるということで、声を吹き込んだテープを送ったんです。当時は船で送ったらしく、2週間くらいかかって。“スピルバーグ監に認められた男”なんて言われますけど(笑)、たまたま選んでもらったのが僕だった」と振り返った。

 当時の配給元・UIP映画で宣伝部長を務めていた大森淳男氏は、日本では映画公開までE.T.の姿を明かさないという宣伝方法をとったことについて「アメリカで公開されたのが6月7日、日本は12月4日で半年の開きがあった。その間に、向こうのヒットの情報は日本にも入ってきていたが、写真は最後の最後まで伏せておこう、と。期待感を上げるために。携帯もSNSも無い、当時だからできたこと」。

 結果的に日本でも、当時の配給収入100億円という歴史的ヒットを記録。大森氏は「当時、丸の内ピカデリーは1386席を備えた松竹のフラッグシップ館。その前に人の波、波…途切れることなく続いていた。今と違って、指定席制でも入れ替え制でもなかったので、我先に入場して良い席を確保するという…お客さんの努力が必要な時代でした」。浪川大輔も「昔は立ち見もありましたよね、僕も立ち見で見た覚えがあります」と明かすと、大森氏も「立ち見したり通路に座ったり…実際には2000人近い人が入ったのでは」と歴史的ブームを懐かしんだ。

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