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プロ野球とJリーグが観客数「原則5000人」の緩和を要望

2020.09.10 Vol.733

 プロ野球とサッカーのJリーグは9月8日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた観客数の制限を「原則5000人」から、「2万人、または会場収容率50%の少ないほう」へ緩和するよう求める要望書を西村康稔経済再生担当相に提出した。

 プロ野球の斉藤惇コミッショナーは「それなりに対策の効果は出ている。参考として示すことで(東京五輪や他競技に)貢献できる」と述べた。Jリーグの村井満チェアマンは「政府の意思決定に委ねるが、許されれば9月中でも対応は可能」と語った。

 観客を入れた試合会場で集団感染は確認されておらず、プロ野球とJリーグは7日、要望書提出で合意。来年の東京五輪や来季以降のリーグ運営方法を模索する意味からも制限緩和を求めることにした。

 西村経済再生担当相は8日の記者会見で、制限緩和について近く判断するとした。

 国内のスポーツではプロ野球は無観客で6月19日に開幕。Jリーグは同月27日に再開し、ともに7月10日から原則5000人を上限に観客を入れた。

 立ち技格闘技のK-1ジャパングループは6月28日に新宿FACEの「Krush.113」から大会を再開。7月21日の「Krush.114」から東京・後楽園ホールでの大会が復活したが、3分の1程度の入場に抑えたまま現在も大会を行っている。8月上旬に新設の神奈川・ぴあアリーナMMで大会を再スタートしたRIZINは1万人収容の会場に上限5000人で大会を行った。

 また池江璃花子の実戦復帰で話題となった水泳の「東京都特別水泳大会」(8月29日)やパラスポーツの「日本パラ陸上競技選手権」(9月5~6日)は無観客で行っている。

 一方、海外に目を向けると、8月に入りゴルフのメジャー大会が男女とも実施、テニスの四大大会、全米オープンも開幕するなど著名な大会が戻りつつある。一方、渡航制限や感染不安から出場を避ける選手も多く、国境を越えて人々が集まる国際大会ならではの難しさも浮き彫りになる。

Jリーグ ゴール前の攻防『攻めと守り』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2020.08.19 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

「STAY STRONG TOGETHER」コロナ禍のJリーグクラブの試み 【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2020.08.05 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

Jリーグ・再開【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2020.06.17 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

Jリーグ再開日程は5月29日をめどに決定。開幕は早くても6月下旬

2020.05.22 Vol.Web Original

選手には4~5週間の全体練習の時間を確保の方向

 サッカーのJリーグは5月22日、「第7回臨時実行委員会」を開催し、開幕節以降、中断しているリーグ再開に向けての指針を示した。

 この日は臨時実行委員会の前にJリーグと日本野球機構(NPB)による「新型コロナウイルス対策会議」の第8回会議が行われ、専門家らから再開へ向けての新たな「提言」が出されていた。

 村井満チェアマンは臨時実行委員会の後に行われたメディアブリーフィングで「全クラブと対策会議の内容、競技日程、感染対策のアップデートした内容、財務面での共有を行った」としたうえで、日程については「5月29日をめどに再開の方向での議論を行う」と話した。29日には実行委員会が行われる。「現段階では具体的な日程については確定していない」としたが、その一方で「選手には4~5週間程度、練習する期間を確保したい」とし、この練習というのは全体練習であるとした。

 Jリーグでは以前、全体練習については緊急事態宣言が解除されてからというガイドラインを示している。現在、政府が緊急事態宣言を25日に解除するという見方もあることから、開幕は早くても6月下旬ということになりそうだ。

 また対策会議では「無観客試合」も提言されているのだが、こちらについては各クラブからの疑義や反論はなかったという。

 選手へのPCR検査については「国民の需要が優先」という基本姿勢は崩さないが、「選手を守るためにも検査体制を整えていくことが望ましいという踏み込んだ意見もいただいた」として、今後、どう実践し継続していけるかといった問題を医療関係者などと協議していくとした。その場合は個々のクラブで行うのではなく、リーグが率先して均一な検査環境を目指していくことが望ましいとの考えを示した。

 移動に関するリスクに関しては、飛行機や新幹線の場合は換気設備が整っていることから、健康管理をしっかりしたうえで、マスク着用、密接な状況での会話をしないという状況であればある程度の危険は回避できるという認識を示した。

 そういったことから新型コロナの終息がある程度進むまではホームが隣接しているチーム同士のマッチメイクにすることも考慮するという。

 また県をまたいで選手たちが移動してくることに不安を感じる地域があった場合は、知事や市長といった地域の首長らにJリーグの感染予防に関するプロトコルを説明し、理解を求めていくことも必要とした。
 
 現在議論に上がる「無観客」についてはサッカーにおいてはペナルティーとしての「無観客試合」があることから村井氏は「お客さんがいないという同じ状況ではあるが、意図するものや狙いは全く違う。言葉の選び方そのものもしっかり定義していきたい」などとも語った。

 またこの日は2015年からJリーグのタイトルパートナーとなっている明治安田生命と新たな特別協賛契約が結ばれたことが発表された。

 今回の特別協賛については「とことん!地元応援キャンペーンwith J」という明治安田生命が取り組む活動をともに推進していくという。

 具体的には地域の人々の健康促進のための「みんなの健活プロジェクト」、地方自治体と共同で地域活性化に貢献するための「地元の元気プロジェクト」といったものに取り組んでいく。

カズのJリーグ最年長ゴール【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2020.04.15 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

プロ野球とJリーグが新型コロナで「対策連絡会議」設置

2020.03.07 Vol.728

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、プロ野球の斉藤惇コミッショナーとJリーグの村井満チェアマンが3月2日、東京都内で記者会見し、「対策連絡会議」の共同設置を発表した。競技の枠を超えて感染に関する情報を共有し、試合開催の判断に役立てる。

 同会議はプロ野球12球団の代表者、Jリーグ理事らに加え、感染症の専門家3人で構成。専門家に公式戦開催や観客対策に関する助言などを求め、3月中旬をめどに意見書を取りまとめてもらう。

 3日には第1回会議が東京都内で開催され、感染のリスクや防止策などを協議した。防止策では体温測定の義務付けやロッカーの時間差利用などが提言された。

 野球やサッカーは観客が近距離で声を出して応援することから専門家チームの座長を務める東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は「(感染)リスクは非常にある」とし、応援自粛の提言も示唆した。

サッカー Jリーグ開幕戦『COVID-19 vs Japan』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2020.03.04 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

鈴木えりか「攻撃力が課題」でも「1位」【FC東京応援番組「F.C.TOKYO COLORS」】

2019.03.13 Vol.716

TOKYO MXのFC東京応援番組「F.C.TOKYO COLORS」

 サッカーJリーグが2月22日に開幕した。TOKYO MXで昨シーズンから始まったFC東京の応援番組「F.C.TOKYO COLORS」(毎週金曜23時〜 TOKYO MX2)では今シーズンから新レギュラーにタレントの鈴木えりかを迎え大幅パワーアップ。その甲斐あって? FC東京は開幕からのアウェー2連戦を1勝1分けで乗り切る好スタートを切った。
 本紙では開幕直前に行われた収録に潜入。収録を終えたばかりの鈴木をキャッチし、話を聞いた。

JリーグとコナミがJ1・J2全40チーム参加の対抗戦「eJリーグ」開催

2019.03.01 Vol.Web Original

3月7日からエントリー開始。7月14~15日に本戦開催
 サッカーのJリーグとコナミデジタルエンタテインメントが3月1日、東京都内で会見を開き、モバイルゲーム「ウイニングイレブン 2019」を使用したeスポーツ「eJリーグ ウイニングイレブン 2019 シーズン」を開催することを発表した。

 同シーズンはJ1・J2の全40クラブによる対抗戦。各チームは「15歳以下(U15)」「18歳以下(U18)」「全年齢(フル)」の年齢別3選手で構成され、優勝を目指す。

 参加希望者は3月7日から始まるエントリー期間中に好きなクラブを選び、そのクラブの選手としてオンライン予選(3月22日~毎週末に開催)に出場。優秀な成績を収めた選手は6月に東京と大阪で開催されるクラブ代表選考会に駒を進め、そこで各カテゴリーの代表選手が決められる。そして7月14~15日に「eJリーグ ウイニングイレブン 2019 シーズン」開催という流れになっている。

 今回の取り組みのメリットや意義についてJリーグの村井満チェアマンは「eスポーツは世代も年齢も性別も国籍も越えて、さまざまな方々に親しまれているもの。eスポーツを通じてサッカーの魅力が少しでも多くの方に伝えることができれば。サッカーの楽しみ方を伝えるのに有効な手段かと思っているので共催を決めた」、コナミデジタルエンタテインメントの早川英樹社長は「リアルスポーツとeスポーツの垣根がなくなってきている。今回の取り組みを通じてJリーグファン、ゲームファンそれぞれに新しいサッカーの楽しみ方を知っていただく機会になるのではと思っている」などと話した。

 賞金総額は1500万円で、賞金は選手個人ではなくクラブに支払われる。会見に参加したJリーグマーケティングの窪田慎二社長によると、今回の出場者の中に15歳以下の若年層がいることなどを考慮したもの。クラブが選手に賞金を分配するということもなく、選手には金銭的なメリットは特にないのだが、Jリーグの試合の前に優勝の報告をするなどといった形で選手たちの栄誉を称える場を設けるようなことを各クラブにはお願いしているという。その称え方については金銭を贈るといった形を取らない限り、クラブそれぞれに任せているという。

 またコナミデジタルエンタテインメントの車田貴之プロモーション企画本部副本部長はクラブ側の賞金の使い道として「グラウンドの整備費用に充てたり、サポーターの方々とのイベントに使っていただいたりというものを想定している」などと話した。

 コナミデジタルエンタテインメントは昨年、「実況パワフルプロ野球2018」を使用した「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」と「e日本シリーズ」を開催。解説陣に谷繁元信氏、真中満氏といったリアルのプロ野球中継でも活躍中の評論家を招くなどして好評を得ている。

Jリーグ新シーズン・川崎フロンターレ【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2019.02.13 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

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