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SDGsを話し合う国際会議、3年ぶり対面で開催。ニューヨークで5日から

2022.07.05 Vol.Web original

 ニューヨークの国連本部で5日、SDGsの進捗を話し合う会議「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(High-Level Political Forum, HLPF)」が開催される。

 HLPFは国連が毎年開催する国際会議で、SDGsを含む「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の進捗や課題を共有することを目的とするもの。新型コロナウイルス感染症の影響で、対面式で開かれるのは、2019年以来、3年ぶり。

 今年は “Building back better from the coronavirus disease (COVID-19) while advancing the full implementation of the 2030 Agenda for Sustainable Development”をテーマに、持続可能な開発のための2030アジェンダの実現とともに、新型コロナウイルス感染症からのよりよい回復を探る。特にSDGsのゴール4(質の高い教育をみんなに)、5(ジェンダー平等を実現しよう)、14(海の豊かさを守ろう)、15(陸の豊かさも守ろう)、17(パートナーシップで目標を達成しよう)のレビューが実施される予定。

 オープニングセッションには、韓国のガールズグループaespaが出席し、パフォーマンスやZ世代を代表したスピーチを行う。K-POPからは昨年9月、BTSが国連総会のオープニングセッションに参加した。

SDGsの認知率は82%、17の目標への協力意識は?2022年「SDGsに関する調査」

2022.07.02 Vol.751

 SDGsの認知率は82%だが協力意識は低い? マーケティング・リサーチ会社「クロス・マーケティング」が実施したインターネット調査で衝撃の実態が明らかになった。

 SDGsの認知率は“名称も内容も知っている”“名称は聞いたことがある”を合わせて82%で、前年より15ポイントと大きく上昇。性年代別にみると、女性や中高年において認知率の上昇幅が大きかった。

経済思想家・斎藤幸平氏、SDGsブームに「“有機野菜のジュースを飲んでいるから大丈夫”はおかしい」

2022.06.08 Vol.Web Original

『エシカル白書 2022-2023』(山川出版社)出版記念イベントが7日、東京・代官山 蔦屋書店にて行われ、経済思想家で東京大学大学院 総合文化研究科准教授の斎藤幸平氏がパネルディスカッションに登場した。

ryuchell「地球と子どもの未来を考えている」 アイカサらと「2030年使い捨て傘ゼロ」プロジェクト

2022.05.31 Vol.Web Origial

 

 ryuchellが31日、都内で行われた、傘のシェアリングサービス「アイカサ」が賛同企業とタッグを組んで進める「2030年使い捨て傘ゼロ」傘シェアプロジェクトの発表会に、スペシャルサポーターとして登壇した。

 プロジェクト名が示すように、2030年には使い捨てられる傘をなくすことを目指す取り組み。ryuchellはスペシャルサポーター就任について「アイカサの理念や地球に優しい活動をしているところに感銘を受けました」と説明、また「(傘のシェアリングって)すごくいいところに目を付けている、本当に素晴らしい。もっと広まってもらえるといいな」。さらに「(利用料金が)安いのもいいなって」と、コストの面からも「アイカサ」の魅力をアピール。「地球環境にいいものを買おうと思っても高いとね……自分も余裕がないと(環境にいいものを選択することを)続けられない。そういう意味でも、人にもみんな優しい」と、話した。

 本プロジェクトの始動にあたり、ryuchellや参加企業がデザインした傘も順次投入される予定で、発表会でその傘もお披露目。ryuchellのデザインは白がベースで、カラフルな虹をプリントしたポップなデザイン。

豊島区の「90周年オープニングイベント」で高野区長「100周年に向けた都市の新時代のスタート」と宣言

2022.05.12 Vol.Web Original

 今年で誕生して90年を迎える豊島区が5月9日、区内のとしま区民センター多目的ホールで「90周年オープニングイベント」を開催した。

 豊島区は区制施行90周年にあたり「次なる『としま100周年』に向けて、区民の皆さんとともに夢や希望を描き、未来を創る“人”を育てることで、『誰もが主役になれる価値あるまち』を実現する。」というコンセプトのもと「輝く未来 開こう としま新時代」をキャッチフレーズにさまざまな記念事業を展開。

 この日のイベントでは高野之夫区長が、国際アート・カルチャー都市としてまちを大きく変えることができたのは、区民・企業・団体との強い連携のおかげだと感謝を述べ、「90周年は単なる節目の年ではなく、未来に希望をつなげる次の100周年に向けた新時代のスタートであります。区民の皆さんと国際アート・カルチャー都市、SDGs未来都市の実現を目指し、未来を担う次世代へしっかりと引き継いでまいりたいと思います。豊島区90周年記念、ただいまよりスタートします」と宣言した。

音が見え、歌が見えた「体験型写真展」を体験〈寺尾聖一郎の「SDGsなライフシフト」〉

2022.05.05 Vol.Web Original

 東京竹芝のダイバーシティーミュージアム「対話の森」で開催中の『第九のきせき』というアートエンタテインメントを体験してきました。

 タイトルだけでは、よくわかりませんでしたが、いざ体験すると、写真から伝わる光の表現力に感動しました。薄暗いミュージアムで観る写真からは、まるで音楽が聞こえてくるような迫力。一言で言うと「音が見えてくる」「歌が見えてくる」感覚が体験できます。

 この写真展は、対話の森と写真家の田頭真理子さんとホワイトハンドコーラスNIPPONのコラボレーションで実現しました。ベートーベン作曲の「交響曲第九番合唱曲付き」に合わせて、光の手(発光するホワイトハンド)をはめたコーラス隊の数秒の動きを1枚の写真が捉えていて、どの作品も写真なのに動きのある躍動的な作品ばかりでした。

初舞台50周年の高汐巴「これからも更に新しい挑戦をし、皆様に喜んで頂けるよう頑張って参ります」

2022.04.29 Vol.Web Original

記念公演「Respect Me!」が池袋のあうるすぽっとで30日まで上演

 元宝塚歌劇団花組トップスター、高汐巴の初舞台50周年記念公演「Respect Me!」が4月28日、池袋のあうるすぽっとで開幕した。

 作品は第1部の「ミュージカルコメディー『Respect Me!』~ある教師の夢と現実~」と第2部の「The Show『アリア、海と女』」の2部構成。宝塚時代からの盟友である三木章雄が作・演出、ピアニストの栗山梢が音楽監督を務めている。

 高汐は芝居では“元T少女歌劇団のトップスター”鬼龍院巴を演じる。鬼龍院は歌劇団を引退後、世界の舞台で活躍するも、今は引退し、京都東山で才能あふれる若者たちのために特別クラスを開いている。そこにはさまざまな生徒たちが集まってくるのだが、その生徒たちや鬼龍院に仕える女性を高汐の宝塚の後輩である、未沙のえる、秋篠美帆、福麻むつ美、月影瞳が演じる。また音楽監督の栗山も特別クラスのピアニストとして出演し舞台上でピアノを演奏している。

 2部のショーでは海と女性をテーマにヨーロッパからアメリカを舞台に高汐ら5人が歌い、そして踊る。

世界の子どもたちがSDGsでディスカッションした「こども未来国連会議 2022」をリポート TOKYO FMで10日に特別番組

2022.04.09 Vol.Web Original

 ラジオの特別番組『He for she , She for he ~ジェンダー平等に向けて~ こども未来国連会議 2022』が10日、TOKYO FMで19時から放送される。

 ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』(TOKYO FM、毎週土曜21時~)のスピンオフ番組。3月26日に有明のスモールワールズTOKYOで開催された「第2回 こども未来国連会議(以下、こども未来国連)」と連動し、SDGs(持続可能な開発目標)を達成しようという観点から、より良い社会、平和な世界を作っていくために、あるべきコミュニケーションの形について考えるプログラムだ。

 今回のこども未来国連は、SDGsの5番目の目標「ジェンダー平等を実現しよう」の「ジェンダー」をテーマに開催。異なる国籍やさまざまなバックグラウンドを持つこどもたち約50人が参加し、ゴールやターゲットを意識しながら、ディスカッション。さらには、会場となったスモールワールズTOKYOのなかにあるジェンダーバイアスを協力して探したりすることで、たくさんのアイデアを表現するとともに、発表した。

 イベントには、前回の第1回からこども未来国連に参加しているサムライギタリストのMIYAVIが登場し、子どもたちと一緒にライブセッションを行った。子どもたちはマラカスやタンバリンなどの楽器を手に、MIYAVIの演奏に加わり、一緒に音を鳴らしたりリズムを刻むことの楽しさを感じていたようだった。「音楽を通じて、今日も英語しゃべる子、日本語しゃべる子いますけれど、音楽で一つになるということを体験できたのかなと思います」と、MIYAVI。番組では、MIYAVIのインタビューもオンエアする。

最優秀賞は「ハレザ池袋」に決定!豊島区が障害者アート作品展「第15回ときめき想造展」開催

2022.03.31 Vol.Web Original

「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」のダブル選定を受ける豊島区で、恒例の豊島区障害者美術展「ときめき想造展」がオンラインにて開催されている。

 今年で15回目を迎える「ときめき想造展」は、区内在住・在学・在勤などの障害を持つ方が制作した美術作品を広く紹介することで、障害者への理解を深め、障害者の社会参加を促進することを目的とした美術展。愛称の「ときめき想造展」は第2回開催時に選ばれ、「豊かな発想から独創的な作品を造り出す」という願いが込められたもの。

 豊島区ではSDGsの目標に向けた取り組みのひとつとして、障害者を含めた文化事業を進めており、今回は絵画・書・写真・版画・立体作品など60点の公募作品に加え、区が主催する「障害者アート教室」の参加者の作品37点もオンラインで鑑賞できる。

 17日には美術作家4名を含む審査員により受賞作品が決定。最優秀賞には立体作品「ハレザ池袋」の高橋由男さんが選ばれた。審査を務めた美術作家の本間純氏は「今年は切実で内省的な表現に僕自身も惹かれるものがありました。一方で表現する楽しさが感じられる元気いっぱいの作品も見られて嬉しかったです。今回、惜しくも入賞しなかった作品の中にも魅力的な作品が多くありました。来年も楽しみにしています」とコメントを寄せている。

「第15回ときめき想造展」は特設サイト( https://tokimeki-sozo.com/ )にて開催中。受賞作品の一部は豊島区役所4階、7階の「庁舎まるごとミュージアム」にて4月27日まで展示される。 

子どもたちの対話で社会課題は解決へ向かう「こども未来国連会議」の意義〈BEYOND 2020 NEXT FORUM 総合セッション〉

2022.03.31 Vol.Web Original

 2020年以降の日本の活性化をテーマに世代や業界を越えて有識者らが集う「BEYOND 2020 NEXT FORUM」が3月22日、都内で「総合セッション-SDGsピースコミュニケーション-」を開催した。

 セッションでは、同フォーラムの活動の主題となっている「SDGsピースコミュニケーション」の中から、「SDGs学習カリキュラム」、「SDGsとWell-being」、「SDGsとこども未来国連」のそれぞれをトピックに、3つのセッションが行われた。

 第三部のテーマは「SDGsとこども未来国連(以下、こども未来国連会議)」。自民党政調会長特別補佐の中山泰秀氏、経済産業省商務サービスグループ・参事官兼博覧会推進室長の滝澤豪氏、ジャーナリストの堀潤氏、「BEYOND 2020 NEXT FORUM」代表幹事の一木広治氏が登壇し、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 Deloitte Digital スペシャリストシニアで産学連携プロジェクトなどを手がける若林理紗氏がファシリテーターを務めて進行した。

 こども未来国連会議は、世界の子どもたちが集まり、平和で豊かな世界について一緒に表現しあったり語り合う「ピースコミュニケーション」の場だ。「BEYOND 2020 NEXT FORUM」などによって、2021年3月に第1回が開催され、今月26日には第2回も行われた。

豊島区の小中学生が4コママンガなどでSDGs「いろんな人に考えてほしい」

2022.03.31 Vol.Web Original


 豊島区が後援している「リビエラSDGs学生作品コンクール」と「リビエラSDGsマンガ大賞」の授賞式が27日、神奈川・リビエラ逗子
マリーナで開催され、大賞には原澤幸希さん(鎌倉市・小5)のリポート『私が給食のストローを使わなくなった理由』が選ばれた。

 内閣府から「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」にダブル選定されている東京都の豊島区は、同賞に関わる株式会社リビエラ東京が豊島区に事業所を構えていることから後援。豊島区長賞と同教育委員会賞を選定した。区長賞は祖父江智世さん(豊島区・中1)の4コマ漫画『女の子だって』で、豊島区教育委員会賞は野潤さん(豊島区・小3)のリポート『SDGS わたしたちにできること』だった。祖父江さんは「私の描いた漫画を通して、いろんな人にSDGsについて考えてほしいです」とコメント。大野さんは「できる限りものは捨てないで使おうと思いました」とメッセージを送った。

 豊島区の高野之夫区長は、「区長賞に選んだ作品は、ジェンダー平等をテーマに、マンガでSDGsを表現したもの。SDGsを学び、理解したうえでの、とても力強い意思を感じる作品」とし、「豊島区のすべての小中学校でSDGsを学んでいる成果を、このようなかたちで実際に見ることができて大変うれしい。豊島区のSDGsの主役は子どもたち。今後も豊島区は、SDGs未来都市として、誰一人取り残さない豊島区の未来をどもたちと一緒に描いていきたい」と語った。

「リビエラSDGsマンガ大賞」は、SDGsをもっと身近に感じるとともに、サステナブルムーブメントの裾野を広げることを目的とする「リビエラSDGsフェス」の一環として今年新設されたもの。「リビエラSDGs学生作品コンクール」は昨年に引き続き2回目の開催となった。「大自然と共に心豊かな未来」をテーマに、SDGs(持続可能な開発目標)のゴールに設定されている2030年以降に次世代の社会の担い手となる小中学生を中心に、幅広い年代層の人たちが参加した。会期中には「リビエラSDGs作品・マンガ大賞展覧会」とし、応募された400点超の作品を展示した。

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