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修斗史上初の女子王者の座をかけ黒部と杉本が対戦。田丸vs安藤が環太平洋王座決定戦【8・1 修斗】

2020.07.01 Vol.Web Original

7月26日から8月1日にスライド。観客を入れての開催に

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2020 Vol.5」の決定対戦カードが7月1日、発表された。同大会は当初は7月26日に開催の予定だったが、8月1日にスライドし観客を入れて開催することが先日発表されていた。

 この日発表されたのは4試合。まずは修斗史上初となる女子王者が決まる「修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント決勝戦」が行われる。
 
 ここまで勝ち上がったのは、昨年行われた「インフィニティリーグ2019」をぶっちぎりで優勝し、無観客で行われた5月31日のトーナメント準決勝でも中村未来(マルスジム)を相手に完勝した杉本恵(AACC)。そして今トーナメント大本命と目され、修斗参戦以来、KO、一本の山を築く決定力に加え、自虐的マイクにも磨きがかかる“女王”黒部三奈(マスタージャパン)の2人。

 このトーナメント開催時から、本命、対抗との呼び声が高かった2人がいよいよベルトが懸かった決勝戦で相対する。

山本健斗デリカットの復帰戦ら追加3試合が決定【7・12 修斗 大阪】

2020.06.20 Vol.Web Original

昨年のフライ級新人王・宇田も登場

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2020 Vol.4 in OSAKA Supported by ONE Championship」(7月12日、大阪・メルパルクホールOSAKA)の追加対戦カードが6月19日、発表された。

 フェザー級ランカーの山本健斗デリカット(総合格闘技道場コブラ会)とゴンズジムの重鎮・ムテカツの対戦が決定した。

 山本は2018年の大阪大会で行われたTOMAとの環太平洋王座決定戦で開始のゴングと同時に激しい打ち合いを繰り広げ、超満員の観客を沸かせたものの、惜しくも敗戦。その後、工藤涼司に判定勝ちを収めたものの、昨年、阪本洋平との一戦で試合中に脛を骨折するアクシデントに見舞われ、その後の復帰戦でもSASUKEに敗れてしまい、現在2連敗。今回は復活をかけた試合となる。

 対戦相手のムテカツは絶対に後ろに退かないゴンズジムの”ゴンズイズム”継承者。開始早々からフルスロットルの打撃戦となることが予想される試合となった。

 また昨年の新人王フライ級トーナメントを全戦でフィニッシュして制した注目の宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)がキャリアを大きく上回る西村大地(BLOWS)と対戦する。宇田にとっては真価が問われるチャレンジマッチとなる。

 この日は合わせて青柳洸志(修斗GYM神戸)vs鍵山onion雄介(総合格闘技道場コブラ会)の一戦も決定。これで新空手提供試合、川名雄生vsキャプテン☆アフリカ、前田吉朗vs福田龍彌のチャンピオンシップ2試合をメインに全10カードが決定した。

前田吉朗vs福田龍彌の「世界フライ級暫定王座決定戦」開催【7・12 修斗 大阪】

2020.06.06 Vol.Web Original

6月28日エディオンアリーナ大阪から7月12日メルパルクホールOSAKAに変更

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.4 in OSAKA」(7月12日、大阪・メルパルクホールOSAKA)の開催概要と対戦カードが6月6日、発表された。

 同大会は当初、6月28日にエディオンアリーナ大阪での開催が予定されていたが、新型コロナウィルス感染防止策を鑑み、7月12日にメルパルクホールOSAKAでの開催に変更された。

 今大会も5月31日大会同様に出場選手の免疫力低下防止と水抜きによる体重調整をなるべく行わないようにするため、当日計量と通常階級より1階級上での試合を実施し、大阪府発表の新型コロナウィルス感染防止対策のガイドラインに則り、客席を解放し、予防対策を講じた上で開催する。
 
 カードとしては6・28に予定されていた「世界ライト級王座決定戦」川名雄生(同級1位/Y&K MMA ACADEMY)vsキャプテン☆アフリカ(同級2位/総合格闘技道場コブラ会)の一戦は今大会へスライド。

 新たな対戦カードとして「世界フライ級暫定王座決定戦」前田吉朗(同級1位/パンクラス大阪稲垣組)vs福田龍彌(同級4位/MIBURO)の一戦が決定した。

 DEEP、パンクラスに続き3本目のベルトを狙う前田吉朗だが、修斗参戦当初から扇久保博正(パラエストラ松戸)の首に照準を定めており、いよいよ対戦に王手を掛ける事となった。

 対する、福田はキャリアでは劣るもののサウスポーから繰り出す思い切りの良い打撃を持つ強打者。前田は昨年1月の清水清隆戦では一発のパンチで苦杯をなめており、福田にも十分チャンスがある一戦。

女子初代スーパーアトム級決勝戦は杉本恵vs黒部三奈に決定【5・31 修斗】

2020.06.01 Vol.Web Original

杉本が中村にスリーパーで一本勝ち

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.3 ABEMAテレビマッチ」(5月31日、無観客)で「修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント」の準決勝2試合が行われ、杉本恵(AAC)と黒部三奈(マスタージャパン)が決勝に勝ち上がった。

 準決勝第1試合では杉本と中村未来(マルスジム)が対戦。

 1R開始早々に杉本がタックルで押し込むも腰の重い中村はテイクダウンを許さない。膠着し、ブレイクがかかる。スタンドでは中村がローキック、パンチを出すが、杉本は構わずタックルを仕掛けテイクダウンを狙うが、中村は押し込まれながらも杉本の隙を突いて首を取りかけるなど、杉本に追撃を許さない。

 2Rも開始早々に杉本がタックルを決めると今度はテイクダウンに成功。パウンドを落とすが、中村はしっかりとガードポジション。杉本はパスを狙うがしのぐ中村。中村は杉本の隙を突いて下からヒールホールドを狙うが、杉本は慌てず脱出すると再度上をキープ。なかなかパスできない時間が続いたが、じりじりと体勢を整え、パスに成功すると首を取り、バックに回ってスリーパーホールド。脱出を図り動く中村だったが杉本がなおも締め上げるとたまらずタップ。2R3分22秒、スリーパーホールドで杉本が勝利を収めた。

岡田遼が倉本一真をKOし悲願の世界王座を獲得【5・31 修斗】

2020.06.01 Vol.Web Original

修斗初の暫定王者決定戦

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.3 ABEMAテレビマッチ」(5月31日、無観客)のメインで行われた「世界バンタム級暫定王者決定戦」で同級環太平洋王者の岡田遼(パラエストラ千葉)と倉本一真(修斗GYM東京)が対戦した。岡田が2RでKO勝ちを収め、暫定世界王者となった。修斗31年の歴史の中で暫定王者決定戦が行われるのは初めて。

 岡田は昨年1月に当時の王者・祖根寿麻を破り念願の環太平洋王座を獲得。昨年9月には難敵・安藤達也を相手にドローながら初防衛を果たしている。

 対する倉本は昨年のMVPとベストバウトをダブル受賞。プロデビュー以来7戦全勝でタイトルに手をかけた。

 レスリングをバックボーンに持ちグレコローマンで全日本3連覇の実績を持つ倉本は“投神”の異名を持ち、昨年11月にはジャーマン8発で根津優太をTKOで下すなど、その勝利のほとんどが投げによるダメージからフィニッシュにつなげたもの。

 この日も否が応でもそのジャーマンが試合を分けるポイントになると思われていた。

世羅智茂vs岩本健汰の超豪華グラップリングマッチが緊急決定【5・31 修斗】

2020.05.25 Vol.Web Original

青木真也による「AOKI PROJECT」第1弾

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2020 Vol.3 ABEMAテレビマッチ」(5月31日)の追加対戦カードが5月25日、発表された。

 現在、ONEChampionshipを主戦場とする青木真也が格闘技界に更なる光を当てるべく始まったABEMAの新企画「AOKI PROJECT」による注目カードが今大会で行われる。

 同企画では当初、第1弾として3・29後楽園大会で清水清隆と平良達郎の一戦がマッチメイクされていたのだが新型コロナウィルスの影響で大会自体が中止となってしまった。そんな中、急きょ今大会で「AOKI PROJECT」が緊急発動。世羅智茂(CARPEDIEM)vs岩本健汰(IGLOO)によるグラップリングマッチが行われることとなった。

 世羅は桜庭和志がプロデュースする「QUINTET」でも活躍し、「RoadtoONE:2nd」(4月12日)では青木と対戦。時間切れのドローには終わったが随所に2017年IBJJFアジア選手権黒帯フェザー級準優勝の実力を見せたことも記憶に新しい。

 対する岩本は柔術、ノーギの世界で快進撃を続ける23歳の超新星。青木をして国内唯一のグラップラーと言わしめる逸材で今年3月に開催された、国内フェザー級最強グラップラーを決めるトーナメント「GTF.3」に出場。名だたる組み技のスペシャリストを相手に全試合一本勝ちで優勝という偉業を成し遂げた。2018年、2019年と全日本ノーギ選手権無差別級を連覇し、さらにはアジア&オセアニア代表としてADCCに出場。世界の強豪たちに立ち向かい、上位入賞とはならなかったものの、国内グラップリング界に希望をもたらす活躍をみせた。

 世羅が青木戦後に次に戦いたい相手として岩本健汰の名前を挙げたことから、青木が今回のプロ修斗大会に強引にねじ込みこの一戦が実現した。

 これで今大会は全カードが決定。大会の模様は『ABEMA』で全試合独占生中継される。

清水清隆vs小堀貴広のKO決着必至のカードが決定【5・31 修斗】

2020.05.22 Vol.Web Original

無観客で開催。「ABEMA」で生中継

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2020 Vol.3 ABEMAテレビマッチ」(5月31日)の追加対戦カードが5月22日、発表された。

 TRIBE TOKYO M.M.A.の若頭・清水清隆が新型コロナウイルスの影響で中止となった3.29後楽園ホール大会からスライド参戦する。

 当初は青木真也による「AOKI PROJECT」の推薦選手である平良達郎(Theパラエストラ沖縄)と対戦予定だったが、相手は2018年度年間ベストバウト賞を獲得した小堀貴広(ゴンズジム)に変更することとなった。

 清水は世界フライ級王者・扇久保博正とのチャンピオンシップ以後、2連続KO勝利とさらにギアを一段上げた戦いを見せており、一撃で相手を倒す右はもはや清水のフィニッシィングブローとなっている。

 一方の小堀は気持ちの強さを全面に押し出すファイトスタイルで時には相手のパンチを被弾する事もあるが、常に観客を湧かせるアグレッシブな戦いを信条としている。シャープな打撃に加え、打ち合いになっても決して下がらず乱打戦を得意とする小堀だけにKO決着は必至のカードとなった。

 今大会は無観客で実施され、大会の模様はインターネットテレビ局「ABEMA」で大会当日の18時から生中継される。

“17歳の二刀流”西川大和が修斗初参戦。初代女子王座決定トーナメント準決勝2試合も開催【5・31 修斗】

2020.05.08 Vol.Web Original

空手出身の一撃必殺・木下タケアキが迎撃

 無観客大会で「ABEMAテレビマッチ」として開催されるプロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.3」(5月31日)の第2弾対戦カードが5月8日、発表された。

「Road to ONE:2nd」(4月17日)でキック界の重鎮、緑川創とキックルールで対戦し敗れはしたものの判定に持ち込む善戦を見せた17歳の西川大和(西川道場)が修斗初参戦を果たす。

 西川は生まれてすぐに「世界チャンピオンにする」と決めた父・武彦氏が1日も休む事なく鍛え上げ、小学5年生の時には「探偵ナイトスクープ」でそのあまりにも特殊過ぎるトレーニング方法が紹介されている。「Road to ONE:2nd」でもメインを務めた青木真也からも試合後に直接アドバイスをもらうなど、17歳ながらそのポテンシャルの高さに期待の大きい若手のホープ。MMAで国内外のプロモーションでキャリアを積む一方、昨年はシュートボクシングにも参戦し元SB日本スーパーウェルター級王者・坂本優起にも勝利するなど立ち技でも実績を上げる“二刀流”ファイターだ。

 そんな西川の前に立ちはだかるのが木下タケアキ(和術慧舟會HARTS)。フルコンタクト空手出身で世界大会で準優勝の実績を持ち、「ABEMA」で放送された『格闘代理戦争』では第2回優勝者のユン・チャンミンをハイキック一撃でKOした。

 一撃で相手を仕留める打撃を持つ木下とジャンルを超越して強さを究める西川という危険な予感が漂う試合になりそうだ。

“天才”青井人が復活!2年8カ月ぶりの勝利をKOで飾る【2・16 修斗】

2020.02.16 Vol.Web Original

高橋遼伍戦から3連敗と低迷

「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.2」(2月16日、東京・ニューピアホール)のメインで行われたフェザー級戦で青井人と久保村ヨシTERUが対戦し、青井が1RKOで復活勝利を挙げた。

 青井はデビューから1分けを挟み6連勝(VTJでの1勝を含む)で将来の修斗を背負う逸材と目されていた。しかし2017年10月に高橋遼伍に敗れ、その時に高橋の強烈なローキックで左足を骨折。ケガからの復帰後も連敗が続き、現在3連敗と低迷していた。

 対する久保村は現在4連勝中と好対照な2人による対戦となった。

 試合は1R開始早々に久保村がタックルを仕掛けるが青井は足をつかまれたものの、難なく脱出。その後は青井がローキックの連打から左右のフックで攻勢に出る。青井はカウンターの左フックで久保村をダウンさせるとパンチとヒザでラッシュをかけ、この一連の攻撃で久保村は左目の上をカット。ドクターチェックが入るも試合は再開。

宇野薫が3年7カ月ぶりの涙の勝利「俺たちはファミリーだ」【11・24 修斗】

2019.11.25 Vol.Web Original

ドイツ・フェザー級王者のマーカス・ヘルドからバックチョークで一本勝ち

「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR FINAL」(11月24日、東京・後楽園ホール)のメインで宇野薫が3年7カ月ぶりの勝利を挙げた。

 宇野はこの日、ドイツ・フェザー級王者のマーカス・ヘルドと対戦した。

 1R、宇野は組み付いて、差してから足をかけてテイクダウンに成功。上を取ってハーフガードからマウントに移行。サイドポジションに移行するところでヘルドがリバーサル。宇野はそこでバックを狙うが、落とされ、下になってしまう。

 ヘルドは逆にバックを取ってスリーパーを狙う。しかし宇野は腕を取ってしのぐ。ヘルドは4の字ロックで固めるが宇野はちょっとずつ体をずらし正対を狙うがならず、1Rが終了。

 2Rは宇野がすぐに組み付き、あっさりテイクダウンに成功。上を取ってハーフガードからサイドをキープ。ヘルドは金網を蹴って脱出を図るが宇野は許さず。上四方から逆サイドにポジションを変え、パウンドに鉄槌。ここで立ち上がろうとするヘルドをつぶして自らの左足をヘルドの右足にかけてヘルドの動きを止めながらチョークスリーパー。ヘルドはたまらずタップ。宇野が3年7カ月ぶりの勝利を挙げた。

黒部三奈が青木真也の決めフレーズ丸パクリで女子初代王者への執念見せる【11・24 修斗】

2019.10.21 Vol.Web Original

全日本優勝者・大島沙緒里のエントリーも発表

「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR FINAL」(11月24日、東京・後楽園ホール)で開幕する「SHOOTO Women’s Super Atom weight WORLD Championship Tournament 修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント」の優勝候補である黒部三奈が「SHOOTO GIG TOKYO Vol.28」(10月20日、東京・新宿FACE)のリングで強烈なアピールを放った。

 この日はトーナメントに参戦する3選手がリングイン。先日、エントリーが発表されたAbemaTVの「格闘代理戦争3rdシーズン」に出場した梅原拓未(GRABAKA)に続き、この日は全日本アマ修斗選手権のアトム級で優勝した大島沙緒里のエントリーが発表された。

 最初に大島が「4月に総合格闘技を始めて、これまでアマチュアで4試合させていただいた。せっかくいただいたチャンスなので必ずものにしたい」、梅原が「GRABAKA練馬所属になりました。長いことタイに住んでいて、8月に日本に戻ってきた。コツコツ頑張って試合に出たいと思っていたが、早速オファーをいただけてうれしい。ONE Championshipが一番好きな団体なので、トーナメントで優勝して、“ONEに出させて”と言えるように練習を頑張る」とそれぞれ挨拶。

 トリとなった黒部は「42歳で壊す家庭もなくて、好きなことやって、どうだお前ら、うらやましいだろう!」と絶叫。青木真也の決めフレーズの丸パクリではあるが、初代王者に向けての執念を見せた。

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