待望の1stアルバム『THE Ⅱ AGE』到着！ THE SECOND from EXILE　INTERVIEW

　最新作『THE Ⅱ AGE』は常に新たなチャレンジを続けているTHE SECOND from EXILE（以下、THE SECOND）にとっても、とりわけ挑戦的な取り組みだ。グループ初のフルアルバムであるとともに、これまでの作品とは違った体制で臨んだ。「HIROさんよりすべて僕たちの手でプロデュースさせていただけるチャンスをいただきました」と、SHOKICHI。つまり、セルフプロデュース作品だ。
KEIJI「今作は、第1段階のTHE SECONDというグループの提示だと考えています。『THINK ‘BOUT IT!』もHIROさんに制作に携わっていただき、『SURVIVORS』はMAKIDAIさんに関わっていただきました。今回のアルバムに関しては、自分たちでセルフプロデュースすることによって、さらに個人個人に責任感が芽生えましたね」
TETSUYA「1作目でTHE SECONDの切り口を発信し、2作目でDJ MAKIDAIとのコラボという新しいことを発信しました。今作は集大成ではあるのですが、さらに新たなTHE SECONDとしての切り口になっていければなと、想いを込めて制作させていただきました」
　サウンド、メロデイー、歌詞。ビジュアルやビデオ、作品のすべての要素が､これがTHE SECONDだ！と訴えてくる。
NESMITH「基本、楽曲に関しては、SHOKICHIが先陣を切って、グループを引っ張ってくれました。そんななかで、メンバー全員が意見を出し合い、僕たちの1年半の集大成という形ですてきな作品が完成したのではないかと感じています」
　冒頭から攻める。テーマ曲ともいえそうな『Beginning Of The Second Age』では、僕らの時代が来た！と雄叫びをあげる。
SHOKICHI「グループ名が入っていることにも意味がありますし、こういった音楽のジャンルがまた、ポップス界に進出するという次の時代が始まっているんじゃないかなと思っています。今までは、日本人が作って、日本のなかで勝負するというのが絶対的なものでしたけれど、僕たちは、EXILEも含めて世界にもこの力を示していきたい。そんな意思表示をこの楽曲の歌詞に落とし込みました。今、いちばん等身大の自分の歌詞がこの曲なのかもしれない」
　リード曲『HEAD BANGIN’』、SHOKICHIが自分の光と闇を綴った『CHAOS』など鋭い楽曲があれば、しっとりとしたナンバー、ラブソングも収録し、彼らの深みに触れられる。
　また、『BACK TO THE 90’s BASS』というパフォーマー曲も収録している。
TETSUYA「いろんな展開があって踊りやすくなっているんですけれど、90’sのHip Hopを聴いて踊っていたダンサーなら思わず、Yeah!って言いたくなってしまう懐かしいフレーズが入っていたりするので、僕らの新たなルーツとなる曲になったんじゃないかなと思います」
KEIJI「どういう形でパフォーマンスができるのかをファンの方々に想像しながら聴いていただけるとうれしいです」
　もちろんビジュアル面もすごい。
KENCHI「PVも、スタッフさんからも斬新な提案があり、それをベースにメンバーと密に話し合い、取り組ませていただきました。さまざまな確認ごとが多く、大変な作業ではあったんですけれど、最終的にはひとつの作品が完成して、僕らとしての意思も定まったのではないかと感じています。応援してくださる皆さんにとっても「THE SECONDってこういうパフォーマンスをするんだ!!」って新たに僕たちを知っていただけると思いますし、これから僕たちのことを知っていただける方にも、「これから何をやるんだろう？」っていう期待感を持ってワクワクしてもらえたらうれしいですね」
　本作とともに2014年を走る。
SHOKICHI「EXILE TRIBE PERFECT YEAR 2014は、HIROさんが勇退されてから一年目の年。自分自身への責任もそうですけれど、自分たちの実力、そして、今まで培ってきたものが、試される年になります。レベルアップした自分たちの今まで溜めてきたパワーを発揮して、集中して過ごしていきたいですね」
（協力：片山陽平/月刊EXILE、構成：TOKYO HEADLINE）