4・10「Krush.65」上羽優希インタビュー「ここで負けるようだったら先はない。苦戦はしても最後は自分が優勝します」

4月10日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.65」の[初代Krush -53kg王座決定トーナメント準決勝]で亀本勇翔と対戦する上羽優希のインタビューを公開。

©Good Loser

——昨年11月のKrush初参戦では見事なKO勝利でした。Krushで戦った感想はいかがでしたか?

「他の大会とは違う独特の雰囲気がありましたね。自然と殴り合っちゃうみたいな。でも僕としてはそれがいい刺激になりました。周りもKrushの試合は分かりやすくて面白いと言っていました。ちょっと蹴り足をキャッチしちゃったり、キック時代の癖が出ちゃいましたけど、それ以外は全然やりやすかったです」

——そして今大会では初代-53kg王座決定トーナメントへの出場が決まりました。試合が決まった時はどんな心境でしたか?

「こういうチャンスをいただいて、自分としては最後の挑戦だと思って頑張ろうと思います。3月の後楽園大会の挨拶でも『負けたら引退』と言いましたが、ここで負けるようだったら先はないと思うんで区切りをつけるつもりです」

——前回の試合前のインタビューでもKrush参戦が最後のチャレンジという言葉がありましたが、その想いは変わらないですか?

「そうですね。どの選手もそうだと思うんですけど、年齢と共にコンディショニングも難しくなるし、これからもう何年も試合をするというのは現実的じゃないかなと思います」

——上羽選手は過去に2つのタイトルを獲っていますが、その時と今回は心境が違いますか?

「違いますね。ただ逆に落ち着いている部分もあって、試合へのギラギラ感は残しつつ、いい意味で焦りみたいなものはないです。前回は試合前に怪我があって全然練習できなかったんですけど(苦笑)、今回はしっかり準備できているので仕上がりはいいです」

——対戦相手の亀本選手にはどんな印象を持っていますか?

「背が高くて手足が長い体型なんですけど、スピードもあるんでやりにくさはあるかなと思います。あとは瀧谷(渉太)選手に勝った試合を見ても相手の良さを消して上手く戦っているなと思いました。まぁでも僕も亀本選手を攻略するイメージは出来上がっています」

——記者会見では「誰が上がってきても厳しいトーナメントになる」という言葉もありました。それは今も変わらないですか?

「みんな結構デカいこと言っていますけど、自分はそこまで言える実力がないと思うんで、苦戦はしても最後は自分が優勝します」

——上羽選手自身が最後の挑戦と位置付けているように、Krushのベルトは何が何でも手に入れたいですか?

「絶対欲しいですね。もしここでKrushのベルトを獲ることが出来たら、まだ格闘技を続けられるし、K-1だったり色んな可能性が出てくると思うんですよね」

——このトーナメントで自分のどんな姿を見せたいですか?

「やっぱりみんな倒し合いを見たがっていると思うし、亀本選手は上手いタイプだから判定になるかもしれないけど、僕は分かりやすく打ち合って倒せればいいなと思っています。そういう選手じゃないとKrushは受け入れてくれないと思うし、そういう選手がKrushのチャンピオンに相応しいと思います」

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