【インタビュー】GENERATIONS from EXILE TRIBE「新しい世代のエンターテインメント、届けたい」

ヘアメイク・寺本 剛(JYUNESU)/スタイリング・吉田 佳輔/撮影・仲西マティアス【数原龍友】コート、カーディガン、パンツ/LAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN HARAJUKU)、ブーツ/PADRONE(ADONUST)、その他/スタイリスト私物 【中務裕太】コート/LITHIUM HOMME、ブーツ/LAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN HARAJUKU)、その他/スタイリスト私物 【関口メンディー】チェックガウンコート、ニット/LAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN HARAJUKU)、パンツ/YOHJI YAMAMOTO(NUBIAN 上野店)、スニーカー/スタイリスト私物
元旦リリースのベスト盤には「5年間が詰まっている」

ーーだからこその初めてのベスト盤、元旦リリースなのかもしれませんね。

中務:ベスト盤って特別感があります。今までのジェネの活動、5年間分が詰まっているので、盛りだくさんです。ジェネを知っている人も楽しめるし、そうでない人ももちろん楽しんでもらえる作品になっていると思います。

メンディー:曲数がすごいですよね。それぞれにいろいろな思い出があって、自分の歴史です。ミュージックビデオも26曲収録されているので、最初の方の作品を見てみると、その時は自分の全力だったんですけど、それって!とか、なんでその髪型!?とかいろいろツッコんじゃいます。

数原:記録、だからね。僕にもこれ以上世に出さないでくれって思うものもあります。でも、昔を恥じれるというのは悪くないと思うんです。自分では、確実に変わってる、良くなってると感じていることだから。

ーー聴く人にとっても「記録」だと思います。

数原:僕たちが感じている5年があるように、聴いてくれる方だったり、ずっと応援し続けてくれるファンの子たちの5年は、同じではないんですよね。「あの頃はバイトして、ないお金をはたいてタオル買ってた」とか「無料だからライブ行けた」っていう子たちが、社会人になってお金を稼いでいたり、ちゃんと大人になっている。そんな人たちそれぞれに『BRAVE IT OUT』とか『片思い』の思い出があると思うんです。

中務:ベストアルバムってやっぱりいいですよね……2枚目も、3枚目もできたらいいなって思います。EXILEさんみたいにバラードベスト、アップテンポなベストみたいなのがいつか出せるようになれたらうれしい。

ーーこのベスト盤は、これからを示唆するものでもありますよね。新曲『ALRIGHT!ALRIGHT!』を収録しています。

数原:新しい年の元旦にリリースするベストアルバムのリード曲としてはバッチリの曲だと思います。2018年、GENERATIONSは勢い出していくぜ!みたいな気合がめちゃくちゃ詰まっている曲です。そんな気合で歌ったし、ミュージックビデオも撮影させてもらいました。久しぶりに結構踊りまくっています。

中務:前向きでパワーみなぎる感じです。振付も斬新な感じで見てもらうのが楽しみです。振付は海外の方にお願いしています。

ーー自分たちで振付をすることもあると思うんですが、海外の方にお願いする狙いはどんなところにあるんでしょうか?

メンディー:タイミングだとか、その時のGENERATIONSの雰囲気とかいろいろあるんですけど、海外の方に作ってもらうとすごい刺激になるんです。そうすることで、裕太君だったり自分たちがするときにも役立つというか広がりがでます。

ーーカバーコレクションのCDには、『花』『I Believe In Miracles』だったりこれまでにカバーしてきた国内外の楽曲、それに『SUMMER TIME LOVE』『I Believe』、そして『Loves Again』とEXILEの楽曲もカバーして収めました。

数原:『SUMMER TIME LOVE』『I Believe』はライブでもやっているんですが、『Lovers Again』は急に決定したんです。(ベストアルバムで)EXILEさんの曲をカバーしたいとHIROさんに伝えて、メンバーで相談しているタイミングで、AKIRAさんにもこの話をしたんです。そうしたらケータイでEXILEの楽曲のリストを出してくれて、「これがいいんじゃない」「これもいいね」って。その時に出てきたのが『Lovers Again』でした。AKIRAさんに「ジェネがやったらヤバいかもね」って言われて、自分もビビビッてきたんです。HIROさんに話したら、いいよって(笑)。

ーーカバーはどんな曲も難しいし緊張も伴うと思うのですが、それがEXILEの作品だとその気持ちは一層強くなりませんか。距離はすごい近いですし、反応もダイレクトに伝わってくると思います。

数原:デビュー当時の僕らだったら「カバーしたい」なんて言えなかったと思いますけど、そういったアイデアがでるのも、5年間を経た今のジェネだからだと思います。

メンディー:近い距離感にいるので相談はしやすいですけどね。