インタビューシリーズ【 LDH バトン ~夢~】Vol.29 橘ケンチ (EXILE/ EXILE THE SECOND)

 EXILE、三代目J Soul Brothers、E-girlsなどが所属するLDH JAPANは、音楽やダンスだけでなく、映画やお芝居、アパレルや飲食など、さまざまなプロジェクトを通じて「Love, Dream, Happiness」のメッセージを届けます。【LDH バトン】では、LDHに所属するアーティストやタレント、アスリートたちに、Dream(夢)について聞いていきます。

 先日、EXILE THE SECONDでツアーファイナルを大成功させたばかりの橘ケンチさんのインタビューです!
LL BROTHERSさんを見てダンスってすごいんだなって思った

――ケンチさんの子どものころの夢を教えてください。
スポーツ選手、サッカーとかバスケの選手になりたかったです。サッカーは小学校の時にチームに入っていて、バスケは……ストリートバスケっていうか、学校のグラウンドに自然と人が集まって遊んでいました。育ったところが横須賀だからか、なかには外国人の子どもたちもいましたね。あの頃はマイケル・ジョーダンがすごくて、僕もいつかNBAに行きたいと思っていました。

――運動好きな子どもだったんですね。
大好きでした。いつも何かしら外で遊んでいて、すばしっこくてウロチョロしてて、元気な子供でした。小学生の頃は小さくて背の順でいつも一番前だったんですよ!

――ダンサーになることを意識したきっかけを教えてください。
高校生の時です。みんなで体育祭の出し物でダンスを踊ることになって「ダンス甲子園」のビデオを借りて見ました。LL BROTHERSさんを見てダンスってすごいんだなって。それからは見よう見まねで踊って、大学生になったら絶対ダンスをやろうと思いました。ただ、ダンスで食べていくって思うようになるのは二十歳ぐらいになってからです。

――ダンサーになるために、どんなことをしましたか?
1年浪人して大学に入るんですけど、1年踊るのを我慢してたからか、大学のサークルではなんだか物足りなくて、ダンススクールに入りました。たまたま入ったスクールだったんですけど、HIROさんとずっと一緒に踊っていたBOBBYさん(J Soul Brothersのメンバー)が教えられているスクールで。BOBBYさんはHIP HOPシーンのレジェンドみたいな人ですし、ダンスの魅力にどっぷりと浸かってしまいました。そこからは毎日「うまくなりたい! うまくなりたい!」って気持ちで、レッスンのある木曜が楽しみでした。レッスンがない日もダンサーの友達と練習したり、クラブのショータイムに出たり。大学を卒業した後も、就職はせずに、地元のダンサー仲間に誘われてイベントに出たりしていました。その時に出会ったなかにTETSUYAがいます。

――いま、自分の夢は実現したと言えますか?
ダンサーになりたいという夢は思っていた形は違いますけど、実現しました。その当時想像していたのは有名なダンスイベントでトリを飾るとか、ダンサーだけでショーをやるとか。自分がアーティストと呼ばれる存在になるとは思っていなかったですから。ただ、実現したって感じるタイミングがあまりないんですよね。夢は何個も何個も叶っていったけど、そのたびに新しい夢も生まれるので。
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