【インタビュー】瀧川英次 主演ドラマ『警視庁捜査資料管理室(仮)』でずっと独り言

撮影・蔦野裕
 謎解きものが好きな人は間違いなくはまる?

「相当面白いと思います。物語の構造は最初は1、2話で1事件という感じだけれども、1話でした推理が2話で全く違う形に変えてごろごろ転がってくる。中には3話目に全然違う話、推理へ広がっていく回もある。全く予定調和ではない撮り方をしているんです。さらに想像以上に伏線が満載なんです。9話の伏線が7話にあったりとか、8話の伏線が2話から始まっていたりという仕掛けが作れているんです。もうみんな忘れてるんじゃない?といった伏線が後半に回収されたりすることが起きている」

 高井プロデューサーと本広監督で警察を舞台というとどうしても『踊る大捜査線』を思い出してしまうが…。

「踊る大捜査線とのリンクがあるんじゃないかと、放送前からSNSではファンがそわそわしていましたね。実は僕以外のゲスト出演者の多くが、踊る大捜査線に出演経験があるというか、踊る大捜査線があった世界と同じキャラクターで出てきているんですね。だからそことのつながりも結構伏線が張られているんですよ。気づく人には気づくように。ここについては多くは語れないんですが(笑)。踊るファンには注目していてもらいたい」

 最近、赤ペン業は?

「最近、俳優っぽい仕事ばかりしているということもあって、ちょっと暇になってます(笑)」

 このドラマは発表まで伏せられていたので、瀧川が過酷な撮影をしていたことは知られていないし、10月3日からは舞台『二十日鼠と人間』に出演中で、稽古期間も含め、そもそも「赤ペン瀧川」をやる時間がなかった。

「皆さん、辞めてませんからどんどん言ってきてください(笑)。でも今回のドラマでは最後の1分間、僕が赤ペン瀧川として予告編を作っているんです。この予告編がまあうまいんですよ(笑)。もう絶対、次が見たくなるものを作っている。すごい上手」

 根が役者だからできることかも。

「そうですね。だからこのドラマを見て俳優の仕事が増えてもいいんですが、赤ペン業が増えても僕はやぶさかではないです(笑)」

 10月1日から放送が始まっているのだが、確かに瀧川は喋りっぱなしだった…。

(TOKYO HEADLINE・本吉英人)
『警視庁捜査資料管理室(仮)』

【放送日時】10月1日(月)スタート。BSフジで毎週月曜23時〜23時30分(全11話)
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