「格闘代理戦争」での騒動について皇治と武尊が経緯を説明し改めて謝罪

武尊は質疑応答が終了後、いったんは帰りかけたが戻って再度謝罪し騒動の沈静化を訴えた
武尊が最後に「皇治選手を責めるのはやめてほしい」と沈静化を訴える

 また揃って、自分たちの騒動で試合自体がかすんでしまったことについて、皇治は「選手はみんな頑張った。俺はすごくあの試合に感動した。だからその試合に泥を塗った俺は本当に情けないが、あいつらはこれからがある選手。やる気もあるし、どうかみんながあいつらを称えてやってほしいと思う」、武尊も「命がけで頑張った選手たちが一番目立たないといけない舞台で皇治選手ともめ事を起こしてしまったことを申し訳なく思っている」などと選手たちに謝罪した。

 皇治は日曜のイベントでは大阪大会の出場については「保留」の姿勢を見せていたが「“ファンは宝”といつも言っているのに、それを裏切る行為を今回はしてしまったから、それ(反省している気持ち)は自分の力で、自分の戦っている姿で見せていくしかない。俺は格闘家やから。大阪大会は俺が出ないと盛り上がらないと思うし、前回の武尊とやった試合より盛り上がるように俺が頑張っていかないかんと思っている」と前向きな姿勢を取り戻した。

 武尊は質疑が終わり一度は引き揚げかけたところで壇上に戻り「今回のことでK-1、皇治選手、僕に対して悪いイメージを持った人もいるかもしれませんが、頑張っている選手たちがたくさんいるので、そこに関しては応援していってほしい。今回、僕のファンたちが皇治選手に対して、悪く言う人たちがたくさんいるが、今回のことは僕も同じくらい悪かった。そこは反省していますし、皇治選手もすごく反省していて、当日も僕が怒って話を聞かなかったんですけど、皇治選手はなによりも先に謝ってくれていた。皇治選手は男らしい選手だと思うしK-1に必要な選手だと話していて改めて思った。僕のケガも格闘技をやっていたらしょっちゅうあるケガだし、これに関しても皇治選手を責めるのはやめてほしい。K-1に関してもこれからもっともっと素晴らしい選手がたくさん出てくる。これからケガを治して復帰してもっと盛り上げて、K-1を世界最強で世界最高の大会にしていきます。それは皇治選手も同じで、一緒にやっていくので、これからもK-1、皇治選手、他の選手たちも応援してくれればうれしいです。今回はK-1を背負う立場としてやってはいけないことをしてしまったことは本当に申し訳ありませんでした」と改めて謝罪し、騒動の沈静化を訴えた。

 またK-1の中村拓己プロデューサーは「当人同士の間で和解をしたと判断している。2人については厳重注意を与えるということで処分をさせてもらった」と話した。
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