エンターテイメントな花火ショー「STAR ISLAND」開催!大輪の花火に1万5000人がワクワク



「STAR ISLAND」をただの花火大会と言ってしまうことはできない。日本の花火大会が、瞬間の風情を楽しむものであるとすれば、そうではないのである。見るものすべてを夜空に刮目させ、一秒たりともその目を休ませてはくれない。サーカスのような、プロジェクションマッピングのような、クラブのような……現代のエンターテインメントをすべて凝縮している。


花火を彩るパフォーマーと音楽、そしてライティング


「STAR ISLAND」での花火は、夜空に咲く一輪の花を楽しむというものではない。初めて見た人は、花火大会の新しいカタチやその可能性を体験できるはずだ。

 花火を演出する音楽は、クラブのようなEDMからクラシックまで幅広いセットリスト。花火はリズムよく4つ打ちする音楽に合わせて打ち上げられ、そのまま音楽に合わせ、消える瞬間まで3色にも4色にも色を変えて光り輝く。まるで夜空にLEDライトをぶちまけたかのような、未来的な光が空に飛ぶ。

 今年は、50年前の1969年7月20日にアポロ11号が初めて月面着陸を成功させたことにちなんで、「2019: A SPACE ODYSSEY」というテーマが掲げられた。

 白と銀色に光り輝く衣装を見につけたパフォーマーたちは、時に炎に包まれながら踊り、時に繊細な動きでバレエを披露する。会場のライティングが衣装に反射し、地上も銀河のような神秘的な光に埋め尽くされた。


 今年は前回よりもさらに近い距離でのショー鑑賞ができる席も。近い席では花火から約200mの距離で鑑賞でみるようになった。

 来場者のためだけに上がる花火は惜しみなく空を埋め尽くす。前方の席から花火を眺めてみると、もう視界の中にショーが収まらない。目の前には空いっぱいの花火、地上を見ればパフォーマーが繰り広げる圧倒的パフォーマンス。花火大会に来ていて「目が忙しい」なんて思ったことがあったろうか。贅を惜しまず繰り広げられるこのエンターテイメントは、初めてそれを目にする人を圧巻させる。

「こんなの初めて……」

 そうつぶやかずにはいられないのだ。


海外展開も加速中!来年こそは早めの予約を



 3年前にから東京で始まった「STAR ISLAND」だが、その評判は海外にも届き、すでに2018年には海外進出を果たしている。今秋にはサウジアラビアでの開催が予定されており、さらにシンガポールでは2020年までの開催がすでに決定している。

 ダンスミュージックファン、ミュージカルファン、華やかなパーティー好き、混み合わない花火大会を楽しみたい家族。さまざまなファンを魅了する「STAR ISLAND」、今年のチケットの盛況ぶりを考えると、来年こそはさらに早めのチケット入手が必須となってきそうだ。

(取材と文:ミクニシオリ)
▼STAR ISLAND 2019:http://www.star-island.jp
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