映画『3人の信長』で、かつてない織田信長像を三者三様で体現!【TAKAHIRO×市原隼人×岡田義徳】

[岡田義徳]ヘアメイク・岩井マミ、スタイリスト・吉田幸弘(撮影・大野洋介)

“映画界の信長”と言われたら…


 誰もが知る歴史上の人物でありながら実像をとらえきれないミステリアスな存在・織田信長。3人にとっての信長像とは?

TAKAHIRO「実際に演じてみてよりファンになりましたね。こういう豪快な生き方をしてみたいものだな、と思いました。ただ強く生きるだけではなくユニークさや革新性を持ち合わせてあの時代を生き抜いた人だったんだと感じることができた。より、その人となりを勉強とは違うかたちで知ってみたいと、男の憧れのようなものを感じました」

市原「 天下統一を目指して戦国時代を生き抜き、それでいて民のこともしっかり考えている。一方、新しいもの好きだったり、側近が面倒見きれず切腹してしまうほど周りを困らせる。でも僕はそういう“うつけ者”の姿もパフォーマンスだったんじゃないかな?なんて、思ってしまう。本当はまっすぐな心で世の中を見ていたんじゃないかと」

岡田「登りつめた人ですからね。そこでしか見てない景色というのもあったでしょうし、取り巻く人たちもお頭が登りつめたからこそ見れたものがあって、だからこそ命を賭して付いていったんだと思うんです。影武者たちも、尊敬以上のものを持っていたからこそ自分の命を捧げることができたんでしょうね。僕には想像できないほどの人物だったんじゃないかな」

 ちなみにもし俳優として“日本映画界の信長”と呼ばれるようになったら…?

岡田「そんなこと言われたら…申し訳なくなりますね(笑)」

市原「恐縮してしまいます」

TAKAHIRO「同時に、ほめられているのかどうなのかちょっと分からないかも(笑)」

市原「確かに(笑)」

岡田「まあすごいほめ言葉には違いないと思います」  
 
(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)