映画『3人の信長』で、かつてない織田信長像を三者三様で体現!【TAKAHIRO×市原隼人×岡田義徳】

[TAKAHIRO]ヘアメイク・下川 真矢(フリーランス)、スタイリスト・渡辺 康裕(W)シャツ3万2400円(MINEDENIM×WACKO MARIA/MINED)他スタイリスト私物 (撮影・大野洋介)
 劇中、捕えられた甲、乙、丙が“自らが信長だ”と主張し合う3人のコミカルなやりとりも息ぴったり。

TAKAHIRO「撮影は、ほぼ島根県のオープンセットで行われ、宿泊場所も同じなので合宿のようでした。おかげでコミュニケーションもしっかりとることができた。3人のキャラクターの特性を生かしつつ、出るところは出る、引くところは引くという芝居をチームワークで作っていくことができたと思います。キャスト同士だけでなく、渡辺監督とも1シーンずつしっかり話し合いながら進めていくことができたので、迷いや手探りすることなく安心して演技をすることができました」

市原「僕はいつも、とくに時代劇のときにはしっかり調べて臨むのですが、信長は既存の概念をすべて壊すような人なので、その信長の既存のイメージを崩してみたいという思いで僕も現場に入りました。ただ今回は、お2人との連携も重要だったので、常にアンテナを2人に向け、どんな表情をしているか、どこを見て何を感じてどんなリアクションをしているかを把握しつつ、その上で違う方向を目指してみたり、寄り添ってみたり。僕は完全にお2人を信頼させていただいていたので、駆け引きのような芝居がすごく面白かったです」

TAKAHIRO「お互いの顔を正面から見て芝居ができるわけではなかったので、難しかったんですよね。それでも互いの呼吸や場の空気を読むことができたのは日ごろのコミュニケーションがあったからこそだったと思います。またそのリアルな緊張感が、会話劇ならではの心地よいテンポの良さにつながったようにも思います」

岡田「コメディーって緊張感が大事なんですよね。緻密な計算と緊張感を積み重ねていかないと、その先に笑いって生まれない。緊張感を持つことで見ている人は緩和されるという状態を作らないといけない。それを、みんなが自然にやっていたと思います」
TAKAHIRO「撮影は本当に楽しかったです。楽しすぎて笑いを堪え切れず“早くカットをかけてくれ!”と思わずにいられない場面もありました(笑)」

市原「また同じメンバーで、違うシリーズをやっても面白いんじゃないかというくらい楽しかった」