フードコートにたこ焼き&ソフトクリームロボ出現!「ポッポ幕張店」オープン

まるで大阪人のような手捌きでたこ焼きを回転させる
 セブン&アイ・フードシステムズは17日、関東地域の飲食店では初となる2種の調理ロボットを導入した新店舗「ポッポ幕張店」をイトーヨーカドー幕張店内にオープンする。導入されるのは調理ロボット開発を行うコネクテッドロボティクスの自動たこ焼き調理ロボット「OctoChef(オクトシェフ)」(愛称:ハッピー)と、ソフトクリームロボット「レイタ」(愛称:ワンダー)。オープンに先駆けて16日にプレス向け発表会・試食会を行った。

 たこ焼きロボット「OctoChef」は片面48個で2面分、最大で合計96個のたこ焼きを約20分間で焼き上げる。まず油を注いで1回目の生地を流し込み、従業員がセットした具材をホッパーという容器から投入してさらに2回目の生地を流し込む。スクレーパーで生地をならした後に鉄板を振動させ、画像認識で焼き加減や回転を判別し、回転していないたこ焼きを大阪人のようにピックで回転させる。人間より確実なタイムラインで作業することにより、均一な品質に仕上がるという。

 ソフトクリームロボット「レイタ」は従業員からコーンを受け取るとソフトクリーム機の方向に向き、サーバーから出てくるクリームの重さを測りながら美しい形になるよう調整してソフトクリームを巻き上げる。こちらは単純な人件費の削減だけでなく、しゃべる機能を搭載して利用者に楽しんでもらい、フードコートの売り上げを上げる効果も担う。また、どちらも人材教育の時間や食材のロスを大きく削減できるところもメリットとなる。
コーンを受け取ると自動的にソフトクリームを巻き上げる
提供の際におしゃべりするエンターテインメント性も
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