髙田延彦「ケイプ戦は海にとってそんなにイージーな試合じゃない」【12・31 RIZIN】

最後はリクエストに応えて「出てこいや!」で締めくくった

海に「RIZIN愛を感じた」


 また髙田は堀口戦が流れた後に海が「これだけカードに穴が開いたのであれば、僕は何でもやります。やれることがあれば言ってください。なんでも受けます」とRIZIN側に言ってきたことを明かし「堀口vs海戦がなくなって一番ショック受けたのは海選手であり、堀口選手。それなのに自分がショックであれば、見るファンも同じくらいショックを受けているのではないかと思って、そういう意思を伝えてくれたんだと思う。ものすごいRIZIN愛を感じた。この場を借りて、本当にありがとうと言いたい。もう気持ちはケイプ戦にしっかりアジャストしていると思う。ケイプも潰しに来るし、それを受ける海も潰しに行く。大晦日の海の一挙手一投足から目が離せない。心の底まで感じたいという気はする」などと話した。

 大晦日はどうしても他のイベントや放送では裏番組との過酷な争いとなるのだが「今。RIZINが最も打ち出したい勝負論が詰まった質の高いカードが揃っている」と太鼓判。

 そして今秋開催されたラグビーW杯を例に挙げ「やる前までは“やっても盛り上がるのか?”と言われていた。でも今回のW杯では自治体も企業もメディアも、日本全体が“みんなでラグビーを見よう”という環境を作った。ラグビーというスポーツ自体が素晴らしかったこともあって、子供からルールの知らないお年寄りまでみんながラグビーを見た。いいものであって見られる環境さえ作れば、その魅力は伝わると思う。ルールなんて分からなくても、理屈抜きで、ダイナミズムが伝わればみんな納得してくれる」などと選手、カードを含めたコンテンツの充実度に胸を張った。そして最後もラグビーに引っ掛け「選手たちは試合が終わればノーサイド。戦っている時は命を懸けてやっているが、イベントとしてはワンチームですから(笑)」と流行語大賞を受賞したフレーズで締めくくった。
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