コロナ自粛で主流化する“オンラインお見合い”、気になるメリットとデメリットは

 緊急事態宣言による外出自粛要請を受け、オンライン会議、オンライン飲み会などが行われているが、その影響は本来なら対面で行われる「お見合い」にも及んでいる。基本的に多くの結婚相談所では、仲人役を介在させ対面で最初のお見合いを行うというルールがある。しかし対面が難しい現状を受け、日本最大手の結婚相談所ネットワーク、日本結婚相談所連盟は緊急事態宣言以降、加盟する結婚相談所に対し、オンラインお見合いを行うことを期間限定で許可。現在、多くの結婚相談所でオンラインによるお見合いが行われている。
現在、多くの結婚相談所ではお見合いがオンラインに(写真はイメージ)

自粛中の婚活のジレンマ「空気読めないと思われる?」


オンラインお見合いが解禁された当初、多くの結婚相談所は消極的だったという。都内の某結婚相談所スタッフいわく「外出自粛期間が長くなり、ずっとお見合いが組めない状況が続いているうちに、退会や休会する会員が増えてきたんです。オンラインを積極的に行っているほかの結婚相談所へ移籍する方も出てきたため、多くの相談所がオンラインに対応せざるを得なくなっています」。

 利用する会員側にも、戸惑いがないわけではない。「オンラインお見合いに対する関心はかなり高い一方で、自粛中に婚活を頑張るのは“空気が読めない人だと思われるのでは…”とか“自分はオンライン映えしないから相手にあまりよく見てもらえないのでは”など、いろいろと気にされる方はいますね。それでも、本当は対面でのお見合いをしたいけれどオンラインに踏み切るという人は多いです」。その背景には複雑な心情が。「自分がおとなしく自粛している間に婚活戦線から出遅れるのでは…という心配があるようです。こんな状況でガツガツ婚活していると思われたくないけど、その間にチャンスを失ったらどうしよう、という複雑な気持ちを抱いている方は少なくないようですね。一方で、いかに“オンライン映え”するか、ご自分なりに工夫して積極的に臨む方もたくさんいますよ」。
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