聞いて、食べて、出雲を旅するお弁当!ルミネが新感覚の体験型弁当「おととめし meets 出雲」発売

 ファッションビルで知られる「ルミネ」は29日、おうちで旅気分を味わえる“体験型お弁当”の新メニュー「聴いて旅する幕の内 おととめし meets 出雲」を発売した。旅を通じて日本全国の地域とユーザーをつなげるソーシャル活動「旅ルミネ」の一環として、旅先の音やそこに暮らす人の声を聞きながらその土地ならではの食材を味わい、まるで旅に出かけたような体験ができるお弁当だという。発売に先駆けて行われた取材会でその魅力に迫った。

おうちで旅気分を味わえる“体験型お弁当”「聴いて旅する幕の内 おととめし meets 出雲」1200円(税込)

 今回のテーマは、八百万の神が集うといわれる島根県出雲地域。山陰の豊かな恵みを慈しみ、丁寧に仕事を行う出雲の生産者との出会いから生まれたお弁当だ。株式会社ルミネ事業推進部の鈴木麻吏杏さんは、企画背景を「日本中の人々が出会い、交流する新しい旅のかたち=ピープルツーリズムを気軽に体験していただきたかった。その場所を旅する前でも、現地の人を通じて旅の一部を体験することでその土地のストーリーを知り、知的好奇心がくすぐられることで出会った人への愛着が生まれるのではないかと考えた。視覚と聴覚と味覚をフルに活用して楽しめるお弁当です」と明かす。

 音声コンテンツの脚本を担当した北阪昌人さんは「今回は大きく2つの音を大事にしています。ひとつは出雲という場所の音で現地の神社にお参りした時のお賽銭を入れる音や鈴の音、それからしじみ漁に出かけるボートに乗っていただくことを考えました。鋤廉(じょれん)という道具でしじみをより分ける音、しじみの身が詰まっているかどうか石台に落とす音など、とても臨場感を味わっていただけると思います。もうひとつは現地の生産者の方々の声。皆さん自分の言葉を持ってらっしゃって、何度聞いても涙が出るくらいいい言葉や、現地の方言を聞いただけでもほっこりする感覚があると思う」と解説。

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