世紀の対決がついに実現。武尊の「完全決着の無制限延長ラウンド」希望に那須川は「そこまでもっていかなければいい」

握手の後、武尊は那須川を引き寄せ2人だけの会話を交わした

会場は東京ドームが有力も新国立競技場案も浮上

 試合会場について榊原氏は会見後の囲み取材でも、まだ会場側と正式決定していないことから明言は避けたものの東京ドームが有力。榊原氏としては「このカードなら新国立競技場も狙えるのでは」との見解も語った。

 武尊が希望した「無制限延長ラウンド」については、「昔の僕だったら無制限ラウンドとか無茶をしたかもしれないが、大人になると放送時間とか終わる時間とかいろいろなことを考えると、無制限ラウンドは怖い」、そして「嫌な思い出がある」としたうえで、かつてPRIDEで行われた桜庭和志vsホイス・グレイシー戦において「ホリオン・グレイシーに“無制限ラウンドにするとすぐに試合が終わる”と言われて、15分無制限ラウンドで桜庭とホイスの試合をして90分戦わせてしまったことがある」と当時の舞台裏を明かした。そして「無制限ラウンドとなったときにジャッジは優劣をつけるのを怖がるからドローが増える。終わりがない」とジャッジのメンタルに与える影響も考慮。「オーガナイズする立場としてはあって1Rとか。その中でマストでどう決着をつけるかというところを模索したい。武尊の思いは分かる。完全決着=無制限ラウンドではないという答えを僕が作り出せるように頑張ってやります。これから関係各位と調整したい」などと語った。

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