平本蓮と対戦の鈴木千裕が五味隆典とのスパーに「右フックをもらって意識が半分飛んで、死ぬかと思った」【RIZIN】

ミット打ちではパートナーの渡慶次を寝かせ、踏みつけ

「お互いに自信満々で100%同士がぶつかる試合を楽しみにしてほしい」

 また普段は対戦相手の直近の試合の映像を見て対策を立てるのだが平本の直近の試合は2020年大晦日の萩原京平戦とずいぶん時間が経っているもの。鈴木は「平本選手の試合は1年前のものなのでそんなに参考にならない。キックのものも別競技なのであまり参考にならない。だからアマチュア大会を思い出した。アマチュアの時は相手の映像もないし、自分の映像も出回っていない。だから全体を強くするしかない。全局面でまんべんなく練習しないといけないから、それに似ている。だから平本選手用ではなくトータル的に練習しようかなという感じ」と取り立てて「平本対策」といった練習はしていないという。

 この1年3カ月の平本の動向については「試合間隔は特に関係ないと思っている。プロなんで、間隔があいたからといって実力が落ちるわけではない。プロになると毎日練習するのは当たり前。練習して弱くなる人はいない。絶対1ミリでも強くなる。なので、絶対に強くなっているんだろうなと思う。それはお互いに。だから気は一切抜いていない」とし、米国でのMMA修行と日本では石渡伸太郎の元でのトレーニングで自信をつけていることについては「自信を持ってくれないと嫌。互いに100%の状態でやりたいじゃないですか。練習を十分にできてなくて60%しか出せなかったといわれると、勝ってもしようがない。お互いに100%のコンディションでぶつかったほうが価値がある。自信をもって帰ってきてくれてよかったと思った。その間、自分も練習しているんで自信がついている。お互いに自信満々で100%同士がぶつかる試合を楽しみにしてほしい」とむしろ好都合という見解を示した。