伊澤星花が浜崎朱加を破り王座獲得。そしてグランプリの開催をアピール【RIZIN.35】

2本のベルトを肩にかけた伊澤

 伊澤は試合後の会見で「ずっと言っていた、両肩にベルトを持つことができてうれしいなって思います」と笑顔を見せた。

 試合後に涙を流していたことについては「3ラウンド目の途中で自分が下になっちゃった時に、ちょっと心が折れかけちゃって、それが悔しくて、喋っていたらどんどん涙がこみあげてきました。まだまだ実力不足だなというのを実感しました。下になっちゃったときに、すぐ動けばよかったんですけど、そこで1回休んで様子見ようと思っちゃって、そこから下になって、自分が攻められない時間が少し長くなってしまったので、それがすごい悔しかったです」などと反省の弁。

 浜崎については「浜崎さんが前回の試合を受けてすごい研究したのが伝わってきて、一番、多分、象徴的だったのが、下になった時に入ってこないで足蹴って距離とってというところがあって、下からの攻めがほとんどできなくて。というのが一番大きかったですね」などと語った。

 そして「リングの上でも言ったんですけど、女子スーパーアトム級トーナメントを是非開催してもらって、そこで優勝して、RIZINファンの皆さん全員に認めてもらいたいなって思っています」と改めてグランプリの開催をアピール。それは「実際、自分が戦っているのは浜崎選手だけなので、トーナメントで当たった全員を文句なしで倒して、皆さんに認めていただきたいなと思います」との理由から。

 大会後の総括でRIZINの榊原信行CEOは女子スーパーアトム級グランプリの開催については「十分あり得る」と話した。

「RIZIN.35」(4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ)
◆第10試合 ライト級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
○ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)(1R3分32秒、アームバー)ジョニー・ケース(アメリカ/MMA LAB)●

◆第9試合 フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
○牛久絢太郎(K-Clann)(判定3-0)斎藤裕(パラエストラ小岩)●

◆第8試合 女子スーパーアトム級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分 3R(49.0kg)
●浜崎朱加(AACC)(判定0-3)伊澤星花(フリー)○

◆第7試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)
〇髙阪剛(ALLIANCE)(1R2分5秒、TKO)上田幹雄(BRAVE)●

◆第6試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(49.0kg)
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸)(判定3-0)SARAMI(パンクラスイズム横浜)●

◆第5試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
●武田光司(BRAVE)(2R1分35秒、フロントチョーク)スパイク・カーライル(アメリカ/Kings MMA Anaheim / Treigning Lab)○

◆第4試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)
○シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)(1R1分36秒、TKO)リハーズ・ビギス(ラトビア/チームBigis)●

◆第3試合 RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
○元谷友貴(フリー)(判定3-0)アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル/ボンサイ柔術)●

◆第2試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
○ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)(1R2分、三角絞め)中島太一(ロータス世田谷)●

◆第1試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
●芦田崇宏(BRAVE)(判定0-3)カイル・アグォン(アメリカ/SPIKE22)○
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