通常開催は2年ぶり!川崎でGW恒例の大沖縄文化祭「はいさいFESTA 2022」

「沖縄料理 居酒やこだま」の「八重山そば」700円(税込)

 飲食エリアに移動していよいよ沖縄グルメを堪能する。まずはタイムズ川崎東口エリアの「沖縄料理 居酒やこだま」にて、石垣島出身のママが作る「八重山そば」。細切りの三枚肉と八重山かまぼこのシンプルな具材と、一般的な沖縄そばより細くて縮れのない平麺、豚・鶏・かつおで取った甘みと旨みのある出汁はどこかほっとする味わい。

 初出店となる地元・川崎の人気カフェ「KOZA OKINAWA」からは「サクッともっちり沖縄タコス」。コザ出身の店主が手作りするタコスは皮からソースまですべて自家製といい、名前の通り表面はサクサクでかむともちっとするトルティーヤのおいしさはダントツ。

 そして、記者の個人的なおすすめは「カフェンチュ」の「やぎ汁」。前回取材時(2020年)も食べたのだが、もしかしてよりおいしくなっている? とろとろに煮込まれた大きめの肉がごろごろ入っており、やぎ特有のくさみはまったくと言っていいほど感じない。紅しょうがと小ねぎをトッピングするとやさしい味のスープのアクセントに。

 小腹が減っている方にはチネチッタ通りの「川崎沖縄県人会」やアレーナチッタエリア「ARIA.C」、タイムズ川崎東口エリアの「カフェンチュ」など各所で販売している「じゅーしー」。豚や昆布の出汁にひじきやにんじんを入れた炊き込みご飯のことで、“沖縄そば一杯じゃ物足りないなー”という時のお供にどうぞ。

 デザートにはチネチッタ通り「多良間ふふぅじゃた」の「たらまジェラート」。黒糖・黒豆ささげ・かぼちゃの3種類のフレーバーはすべて多良間島の素材を使用。黒糖は仕上げにも粉黒糖を使用し、黒豆ささげは隠し味の塩も多良間島産、さらに黒糖を水だけで炊き上げた黒糖蜜をトッピングできる。黒糖は素朴な甘みとコク、黒豆ささげは豆の甘みとほのかな塩味が感じられ、どちらもさっぱりした後味が沖縄グルメの締めにぴったり。

 ラ チッタデッラ内特設ステージでは連日沖縄ポップスをはじめ民謡・三線・演舞などのアーティスト38組によるフリーライブ、7日の14時30分~と18時30分~はラ チッタデッラ アレーナチッタにて宮沢和史をオーガナイザーに迎えた「音楽祭~はいさい!島々のシマ唄ざんまい!!~」が行われる(全席指定、前売2200円)。

 2年ぶりの通常開催となる「第19回はいさいFESTA 2022」、会場の至るところで販売されている公式ドリンク「オリオン生ビール」片手に散策してみては? 7日まで。