「TRF」ETSU&CHIHARU、小児がんの子どもたちへ「 “きっと明るい未来があるんだ” と信じて」

デビュー30周年を迎える「TRF」に「当時これだけ長く踊っていられるとは思っていなかった」とCHIHARUさん

小室さんですら “5年も続かないんじゃないか” と思っていた

「TRF」は今月25日からデビュー30周年の記念イヤーがスタートします。

ETSU「30周年という節目を迎えられたのはすごくありがたいことですし、こうして活動できるのはお客さんがいて成立することなので本当に感謝しています。これから露出する機会も増えますし、みんなと一緒に楽しんで、いい30周年を過ごせたらなと思っています」

CHIHARU「信じられない奇跡ですよね。当時これだけ長く踊っていられるとは思っていなかったですし、 “小室(哲哉)さんが何かやると言っているから” と集められてデビューしたTRFが、こうなっていくなんて全く想像していなかったです。小室さんですら “5年も続かないんじゃないか” と思っていたみたいですよ(笑)。5人そろって30周年を迎えられるというのは本当にすごいことだし、何とか5人そろって30周年イヤーを走り抜けたいです」

ETSU「この年齢になると体のこともかかわってくるからね」

CHIHARU「若い時は気軽に考えていましたけど、意外と1年後のことを “大丈夫かな、踊れてるかな” と思う年なんですよ。病気もそうだし、体のどこかが故障してしまったら踊れないですし」

ETSU「はっきり言えないよね(笑)。そういう意味ではシビアになってきましたね」

「TRF」もそうですが、ここまで長年続けられたダンスの魅力とは?

ETSU「何だろう……やってみないと分からないかもしれないのですが、人それぞれに好きなもの、離れられないものってあるじゃないですか。それが私にとってはダンスでした。どうしてもダンスに魅力を感じてしまうし、たとえ体がしんどくてもダンスの世界に没入することで “生きている” という実感があります」

CHIHARU「私は5歳からクラシックバレエを始めたのですが、その時にはもう楽しかったんでしょうね。今もそうなのですが、もともと小さい頃から内気でダンスしかできなかった。ダンス以外は全くの欠陥人間で何もできないので、自分を表現するツールがダンスしかありませんでした。ダンスしている時の自分は普段と全然違うのですが、踊りを通して表現できることが自分にとってはすごく魅力なんでしょうね。自分にとってもすごく不思議な感覚です」

 最後に『LIVE EMPOWER CHILDREN』を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

ETSU「私たちはとにかく “応援しています” としか言えないんですけど、できることがあればすぐにでも駆けつけてやらせていただくので、一緒に頑張っていると思って乗り越えていってほしいなと思います」

CHIHARU「小児がんと闘っている、治療している子どもたちに、今は辛いかもしれないけれどこのライブを見て “きっと明るい未来があるんだ” と信じて頑張ってほしいです。親御さんにも、こうしたイベントで少しでも元気な気持ちになってもらえるとうれしいです。私たちは音楽を通してしか力になれませんけど、保屋松くんやさまざまな支援団体など、皆さんを思って活動している人たちがいることを忘れないで闘ってほしいなと思います」