ストロー級王者の新井丈が初防衛に成功。そして修斗史上初の同時2階級制覇への挑戦をアピール【修斗】

第8試合でKO勝ちした山内渉が新井とのフライ級王座決定戦をアピール(撮影・須山杏)

 今年3月に新井が当時世界1位だった関口を破っていることから山内は「年内にベルトが欲しいんで、誰でもいいんでタイトルマッチを組んでください。一つわがままなんですが、どうせ王者になるなら一番強いやつに勝って王者になりたいんで、実質、フライ級1位の新井丈選手、僕とベルトをかけてやりましょう」と試合後のマイクでアピール。新井の試合後のマイクはこれに応える形となった。

 新井はフライ級のランキングに入っていないことから現在のルールではタイトル戦は不可能。しかしその後に行われた大会MVP獲得後のインタビューで新井は「今まで誰もやったことがない、前人未到なことを成し遂げたいんで。それにはやっぱりファンの皆さんの声も必要だと思うんで、ぜひ新井丈の同時2階級制覇を見たいという人、コメント、もう一歩の応援よろしくお願いします」とファンに呼びかけた。

 これまでの歴史を覆し、果たして新井vs山内のフライ級王座決定戦という流れになるのか? 2023年下半期の大きな話題を集めるトピックスになりそうだ。

プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.5」(7月23日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント・第10試合 世界ストロー級チャンピオンシップ ストロー級5分5R
○新井丈(王者・初防衛戦/和術慧舟會HEARTS)(1R4分41秒、KO)安芸柊斗(挑戦者・同級1位/MMAZジム)●

◆セミファイナル・第9試合 バンタム級5分3R
●藤井伸樹(同級環太平洋王者/ALLIANCE)(判定0-3=28-29、28-29、28-29)竹中大地(パラエストラ和泉)○

◆第8試合 フライ級5分3R
○山内渉(同級世界1位/FIGHT FARM)(1R1分10秒、KO)ヤックル真吾(同級世界3位/T-REX柔術アカデミー)●

◆第7試合 フライ級5分3R
○関口祐冬(同級世界2位/修斗GYM東京)(判定3-0=29-28、29-28、29-28)内藤頌貴(同級世界5位/パラエストラ松戸)●

◆第6試合 バンタム級5分3R
○加藤ケンジ(同級世界10位/K.O.SHOOTO GYM)(3R4分17秒、KO)スソン(KRAZY BEE)●

◆第5試合 フェザー級5分2R
●結城大樹(同級世界3位/マスタージャパン福岡)(判定0-2=18-20、18-20、19-19)オーディン(格闘DREAMERS)○

◆第4試合 インフィニティリーグ2023 女子ストロー級5分2R
○藤野恵実(リーグ初戦/トライフォース赤坂)(1R3分5秒、スリーパーホールド)エンゼル☆志穂(リーグ戦勝ち点0/GSB多治見)●
※藤野は勝ち点4となる。

◆第3試合 インフィニティリーグ2023 女子ストロー級5分2R
○宝珠山桃花(リーグ戦勝ち点4/赤崎道場A-SPIRIT)(判定2-0=20-18、19-19、20-18)吉成はるか(リーグ戦勝ち点0/シューティング宇留野道場)●
※宝珠山は勝ち点6となる。

◆第2試合 インフィニティリーグ2023 フェザー級5分2R
○浜松ヤマト(リーグ戦勝ち点4/T・GRIP TOKYO)(判定2-0=20-18、19-19、20-18)磯部鉄心(リーグ戦勝ち点0/パラエストラ松戸)●
※浜松は勝ち点6となる。磯部は勝ち点0。

◆第1試合 インフィニティリーグ2023 フェザー級5分2R
○上原平(リーグ戦勝ち点2/リバーサルジム横浜グランドスラム)(不戦勝)CHAN-龍(リーグ戦勝ち点0/MMAZジム)●
※上原は勝ち点5となる。

◆オープニングファイト第2試合 ストロー級5分2R
○根井博登(パラエストラ千葉)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)里見拓磨(MMAZジム)●

◆オープニングファイト第1試合 2023年度新人王決定トーナメント一回戦 フライ級5分2R
△大石航輔(トライデントジム)(判定1-0=20-18、19-19,19-19)木下皓介(GROUND CORE)△
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