LDHの新しい4人組、WOLF HOWL HARMONY 　デビューでワクワクとゾクゾクが止まらない？

　時々アイコンタクトをしながら、自分のターンになると記者の目をじっと見て答えるメンバー。リラックスが混じった心地よい空気が流れる。これもまた、同じ屋根の下で暮らし、今は1日の大部分を4人で過ごしてることも関係がありそうだ。

 RYOJI：最初は兄弟のように感じていたところが強かったんですけど、最近は兄弟であり仲間であり、それぞれに頼もしさも感じます。何かをしてくれたというほどのことでもないし、本当に些細なことなんですけど、頼もしさを感じるようになりました。“最強”を目標に掲げているからかな。僕らの目標であるスタジアムに立つ時は1人ひとりが最強じゃないといけないと思うんですよ。それを日頃から意識するだけでも全然違うし、共有しあうだけでも違うのかなって思います。

友達以上、恋人未満。

 　23日にはデビューシングル『Sweet Rain』をリリース。WHHでスタジアムに立つという目標を達成するための”デビュー”という大きなチェックポイントを通過する。楽曲は、友達以上への変化していくストーリー。恋が始まったときの胸の高鳴り、想いがあふれて加速していくあの感じを、歌と楽曲、そしてパフォーマンスで表現する。

　SUZUKI：やっぱり何と言っても歌を聴いてほしい。歌のチカラというところが僕らの一番の推しなので、4人の声のバランス、4つの違う個性が交じり合ったときの心地良さ、一体感……何度も聴いていただけたらいいなと思います。

 GHEE：1番と2番のサビの違いも聴いてほしいです！1番はR&Bっぽいんですけど、2番になるとビートが入って疾走感が加わって、聴き比べたりすると面白いと思いますね。

　ミュージックビデオも公開。「初めての髪色、エッジの効いた髪型にも挑戦しています。『Sweet Rain』という曲のタイトルからあの髪型を想像する人はいないだろうなと思います」と、HIROTOは笑う。

 　実のところ、記者がその一人だ。カラフルな髪色でこちらをじっと見つめるリリースに合わせたビジュアルが公開された時、夢者修行で聴き、見た『Sweet Rain』のイメージとどうつながっていくのか想像がつかず、ワクワクした。

RYOJI：そういう方、少なくないと思います。実際に先に見ていただいた方々のなかにも、想像できなかったとおっしゃってくださる方もいました。でも、僕らとしてはそれが狙いでもあったので。最初に話した「なんだ、こいつら？」って気にしてほしいってところで。

 　GHEEとHIROTOにとっては初めてのミュージックビデオでもある。

 HIROTO：まる1日かけての撮影だったんですけど、楽しかったです。映画のワンシーンのような映像になっていて、それぞれのキャラだったり、キャラに合わせたシチュエーションで撮らせていただきましたので、注目してほしいですね。

 GHEE：世界観に注目だよね。いろんなところに隠れているものもあるので、何度も見てほしい。

 RYOJI：隠れポイント、ね（笑）。何度も見て楽しんでもらえるような仕掛けも考えたので、いろいろな楽しみかたをしてほしいなと思います。『Sweet Rain』をいろいろ味わっていただきながら、次は何をするんだろうって気にしてほしいです。

『Sweet Rain』がより広く届くとともに、夏を通して行ってきた夢者修行も大詰めだ。

 SUZUKI：毎回4人で映像を見ながらああだねこうだねって反省して、どんどん良くなってきていると思います。お客さんの巻き込み方だったり、MCも含めて、自分たちが見ていてもマジ良くなった！と思うところもあります。先日僕らのダンスを見てくださっている方や関わってくださっている方たちにも見ていただいて、前より良くなったという言葉もいただきました。間違いなく成長していると思います。まだまだもっともっとできるところはありますけどね。

 　ゲートが開きウルフたちが走りだした。4人の動向から目が離せない。

（TOKYO HEADLINE・酒井紫野）