「推し活は始まりがあれば終わりもある」“アクスタ”「捨て方まで発信を」WOLF HOWL HARMONYがリサイクル啓蒙

 

 不要になったアクリルグッズを回収する催し「アクリル感謝祭2024 in神田明神」が29日、千代田区・神田明神にて行われ、4人組グループWOLF HOWL HARMONYが囲み取材でSDGsを意識した“推し活”をアピールした。

 神田明神境内の特設スペースに回収 BOX を設置し、アイドルやアニメの“推し活”アイテムとして人気のアクリルスタンド(アクスタ)やアクリルキーホルダー(アクキー)といったアクリルグッズを回収。リサイクル啓蒙活動へとつなげる催し。

 リサイクルについての勉強会に参加して今回の取り組みに臨んだというWOLF HOWL HARMONYの4人。

 RYOJIは「僕たちもアーティストとしてアクスタなどのグッズを提供するなかで、捨てるところまでどうしたらいいのかを僕たちが発信していくことで、より良い未来につながるのかなと思う」。HIROTOは「僕たちのグッズのなかにもプラスチックやアクリルを使用しているものはいろいろあると思うので、リサイクル回収という課題にもっと取り組んでいきたい」。GHEEは「僕たちのグッズを作るからには廃棄の方法も呼びかける責任があると感じました。今度もこういったイベントに参加して楽しみながらリサイクルを呼びかけていくことができれば」。SUZUKIは「これまでプラスチック=環境に悪いものという印象だったんですけど、勉強会に参加して、プラスチックやアクリル自体は便利だし必要不可欠なものであって、それをどう処理するかが重要なんだということに気づきました。アクリルの回収は難しいという話を聞いて、リサイクル意識が浸透することで変わっていくと思いましたし、それを発信するのが僕らのように表に立つ人間の役目でもあると思うのでこういう機会を頂けて良かったです」と意気込み。

 イベントに参加したことでリサイクル意識がより高まったというメンバーたち。RYOJIが「スーパーの前などにあるプラスチックの回収ボックスに意識的に捨てるようになったし、これはどう捨てるのかという部分まで意識的に見るようになりました」と言えばSUZUKIも「捨て方が分からないものはきちんと調べて捨てるようになり、自分の中でも知識になっていくので、周りの人にこう捨てたほうがいいよと言えるようになりました」。

 RYOJIは「CDショップなどの推し活と親和性のある場所にアクスタの回収ボックスが置かれるようになったらいいと思います」と提案し「推し活は初めがあれば終わりもある。僕たちの推し活をより楽しんでいただくためにも、僕たちが提供したものは、捨てるところまで考えて発信していければ」と語っていた。

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