UFC初参戦の中村倫也「世界に大きく取り上げられて発信される一発目なので、大きな衝撃を残したい」【UFC】

リラックスムードの中村(©U-NEXT)

強いのは当たり前。優しいファイターになりたい

 今回、有観客の公開計量もあります。マックス・ホロウェイがメインの大会ですし直前のイベントも楽しみですか?
「パフォーマンスを出そうっていうのはあるんですけど、UFCのYouTube動画に出していただいたり、試合もメインカードに置いていただいたりしてるんで“フィニッシュしたい!”という欲も出てきてるんで、その辺の自分もうまくコントロールしながら迎えます」

 フィニッシュ欲をコントロールして戦うということは、しっかりフルラウンド使う想定をしているのでしょうか。勝ちにこだわる、というような。
「そこははい、第1の目標として絶対的に置かなきゃいけないところで、やっぱそういう“フィニッシュしたい”とか“これ当てたい”とかっていうこだわりが命を落とす競技なので。その辺は柔軟に柔軟にその場その場でやった結果フィニッシュになるっていうのが今までなので、今回もその通りにして行きたいです。でも、何か、そこからさらにはみ出る欲っていうのが、今回すごく自分の中にあるんだなって、ちょいちょい思いますね。落とし穴ですね、これは(笑)」

 試合まであと3日となりましたが、減量は順調ですか?
「はい、もう全然ないので」

 ではそれ以外の部分で、ここからどう試合に向けて調整していきますか?
「最後はこの自分が持ってる『情熱』と『冷静さ』と、あとは、いい意味で楽しんでいきたいという、この3つを高いレベルで自分の中で持って、試合のケージに入りたいと思っているので、その3つをうまい具合に高めていく、という。テンションは勝手に上がるんで、どんだけ落ち着ける自分がいるかっていう部分をこの3日でしっかり上げていかないといけないかなと思っています」

 今回の対戦相手ファーニー・ガルシアの印象は?
「元銀行員とかなのですよね、だから多分賢さもあって、顔はやさしそうで、何かこう……“すごいいい奴なんだろうな”と思うんですけど。やっぱりメキシカンですから、メキシコは勢いのある国だし、パンチもあるし、メキシカンボクシングで下がりながらタン、タン、タン、タン、タンと打てる選手です。だから変に突っ込まないというか、“行ける”と思った時にまっすぐ入らないでちゃんと横に角度を切りながら、内側に入っていくという、ちゃんとMMAをして幅のある戦いをしたいと思っています」

 ガルシア選手対策として、特別に取り組んできたことはありますか?
「毎回、相手の特徴とか見て、頭の中でどうやってフィニッシュして行くかっていうシュミレーションを何回も何回もやっていくので、今回もいろんなフィニッシュ方法が頭の中に入っています」

 では全体的にと言いますか、誰が相手にかかわらず自分自身の中で取り組んできたことは?
「えっと、まあ、そうですね……日常で人に優しくするように心がけました! 強いのは当たり前なんで、あとは優しいファイターになりたいんで。そこですね」