希少な鉱物やアメジストドームも!日本最大級の鉱物・宝石・天然石の祭典「東京ミネラルショー」

「小さな星雲」ブースの米イリノイ州産フローライト

 3階の第2会場(展示ホールC)の「小さな星雲」ブースは、女性ディーラーが自ら海外で買い付けた鉱物標本がずらり。もともとは洋服も扱っていて、自分の好きなものを集めて星雲のようになればという思いを込めたショップ名だとか。商品にはその時々の好みも反映されるそうで、フローライトやプレナイト、会期中には最近気になるという国産の鉱物標本が並ぶ予定だ。

「Sewa Company」ブースのネパール産シンギングボウル

 4階の第3会場(展示ホールB)には海外からの出展者も多数参加。ミネラルショーでは異色のヒーリング楽器を取り扱う「Sewa Company」ブースでは、ネパール産シンギングボウルの他ティンシャ、銅鑼などをその場で奏で、楽器や個体による音色の違いが体験できる。

日本初公開の古代サイ「ディアセラテリウム」の全身骨格レプリカ

 第2会場の特別展示「約2300年前の熱帯湖にねむっていた動物たち」では、1993年にフランス中部のガナで発掘された角のない古代サイ「ディアセラテリウム」の全身骨格のレプリカを日本初公開。テーマ展示「宝石の魅力」では「本物とニセ物」をテーマに、天然石の模倣品や人工的に作られた結晶などを実物と並べて展示する。天然原石をその場で2つに割る「ジオードクラッキング」コーナー(3階 第2会場)や豪華景品が当たる「大福引抽選会」(4階 第3会場)なども。

 過去最大規模の「第32回東京ミネラルショー2023」はサンシャインシティ 文化会館2階 Dホール、3階 Cホール、4階 Bホールにて12月11日まで。入場料は1日券1000円、4日通し券1500円で事前販売制(中学生以下は無料)。

「宝石の魅力 Vol.2 本物とニセ物」より、ジオードの中にルチルが入り込んだような創作石