林和希「4公演じゃ足りない!」初ソロツアーがフィナーレ 極上なR&Bに優しく包まれる至福の一夜  


 女性目線のバラード「そうじゃないの」を披露すると、最新シングル『東京』に再録音して収録したDOBERMAN INFINITYの「SORRY」。林が初めて1曲を通して作曲を手掛けたというこの曲は前に進むために別れを選ぶ2人を歌った曲で、シングルの表題曲「東京」と対になるともいえる曲だ。照明が作りだした星空のなかで切ないストーリーを歌い上げた。

 その余韻が残るなかで、林は改めて観客に感謝を伝えると、「僕は22歳の時にDOBERMAN INFINITYに加入して気がつけばもう10年。生まれ育った岐阜を離れてからはもう14年の月日が流れました。あんなにあこがれていたはずのこの街の灯りも景色も今では当たり前になって、あんなに自信たっぷりに故郷を飛び出した頃の自分も今はもう居なくなってしまいました。時代や環境もあの頃とは随分と変わってしまった今も、(大切な人と)一緒に過ごした時間や隣りで眺めた景色はずっと眩しく輝き続けています。そんな思い出は、この先も僕の背中を押してくれるはず」と、大切な思い出に支えられながら、今の自分を肯定して歩んでいくという、しなるような強さのある楽曲「東京」を歌い上げた。

 ラストを波音が心地よい優しいナンバー「Sea Talk」で締めくくると「全4公演、本当に幸せでした」と、林。さらに「これで全4公演終わって同じツアーはもう二度とできませんけれども、これは終わりじゃなくて始まりだと思っています。今日までいろんなことがたくさんあったと思うし、これから先も生きていく中でいろいろな壁にぶつかることや不安もあると思いますけれども、自分はどんなときでも皆さんの心に寄り添えるような音楽を必ず作り続けていきます。4公演じゃ本当に足りてない! まだまだ歌いたいし、グループでもソロでももっともっと上を目指していきたい。必ず武道館に行きたいです。ここで約束します。絶対やります。それまでたくさん音楽作り続けていくので、これからも一緒に頑張って生きていきましょう」とメッセージ。改めて「本当に最高でした!」と伝えてステージを後にした。

 ライブでは今年10周年を迎えるDOBERMAN INFINITYが、これまでの名曲を歴史と共にたどるリバイバルライブ『DOBERMAN INFINITY LIVE 2024 ThanX “THE REVIVAL”』を開催することも発表された。


ステージ上に特別席  林は跪いてバラを……


 ライブでは、ファンクラブの会員から抽選で選ばれたひとりをステージに上げ、林に手が届きそうな距離で1曲見られるというもので、林は主旨を説明すると、当選者の手を引いて特別席にエスコート。歌ったのはDOBERMAN INFINITYの「Baby」で、途中ひざまづいてバラを手渡すと「My Baby…愛してるよ これ以上 何も言わない ただ それだけなんだ…」。林が再び手を引いて送り出すと、拍手が湧くとともに、客席からの「……いいなあ」という声がもれ聴こた。