こんにちは、一木美里です。
先日、新曲のレコーディングをしてきました?
聴いていただける日が楽しみです。
今週のテーマは「夜お茶」。新宿駅からすぐの新スポットをご紹介 します。
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【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第6回:宇多田ヒカルのニューアルバムは希望のヒカリ
大谷:70年代に北海道から歌手を目指して10代で東京に出てきた藤圭子さん。宇多田ヒカルのお母さんで、もう亡くなられているんですが、宇多田ヒカルのニューアルバム『Fantome 』(9月28日リリース)にはお母さんに対するメッセージがすごくある。自分自身も母になった宇多田ヒカルが、自ら死を選んでしまった母に対して、どう作品に昇華するのかっていうのを含めて、すごく注目しています。大地さん、藤圭子さんの曲知ってます?
大地:僕は正直、そんなに知らないですね。
大谷:『新宿の女』っていう曲があるんですけど、いわゆる渋谷系に対して新宿系ってあったよね。椎名林檎さんとか。
大地:あった、あったねー。歌舞伎町とか。
大谷:僕はこの年代の人って、いわゆる地方からの出稼ぎの人とかの思いを背負わなきゃいけない業を託されたんじゃないかと思うのね。『圭子の夢は夜ひらく』っていう曲なんてほんと暗いのよ。その時代の山崎ハコさん、井上陽水さん、そして藤圭子さん。一人で体育座りしながら深夜ラジオを聞いている人には、刺さったんだろうな。
大地:届くんでしょうね。僕らが好きな『人間交差点』っていう漫画があるじゃない。
大谷:あはは。好きだね(笑)。
大地:その『人間交差点』にはあったんですよ、そういう感じの。東北から出てきた男女2人が東京で…。悲劇的な終わりなんですけど。
大谷:藤さんって、そういう時代にあったものすべてを記号的に背負わされた人だったんだと思うんだよね。
大地:なるほど。
大谷:それで1999年に宇多田ヒカルが出現して、小室哲哉が自分は終わったと。メロディーの譜割りがあり得ないんだって。
大地:へーっ。
大谷:藤圭子さんがご結婚してアメリカに移住して。芸能界を捨てて、1983年1月19日に“ヒカル”という娘が誕生する。暗い歌を歌っていた何年か後に自分に生まれた娘に“ヒカル”って名付けている。希望だよね。
大地:希望…そうだね。
大谷:俺はこれから宇多田ヒカルの紡ぐ歌は、いろいろな意味合いがあると思うし、ひとつの希望として聞きたい。都会に出てきて、ひとりぼっちで、こんな夜中にラジオを聞くしかない人の横について、背中をさすってくれるみたいな。
大地:サビの部分の跳ね方もすごくいいし、歌詞もいいよね。
大谷:ポジティブとはまた違うけど、希望がある。
大地:そうだね。
大谷:“光”って絶体絶命の中でも探し出すものだし、それを希望と解釈することも。このアルバムに対してはそういう向き合い方をしたいな。2016年の後半の目玉は、『君の名は。』であり『シンゴジラ』であり「SMAPのエンターテインメント」であり、この宇多田ヒカルのアルバムだと思う。
大地:SMAPが幕を下ろすということも含めて、ネガティブなことばかりじゃないということだね。
※次回の放送は10月9日
格闘家イケメンファイル Vol.57 ワイルドキャット 竿本樹生(さおもと・たつき)
今年20歳になる竿本樹生は、総合格闘家になるために、和歌山県から上京。
「親が格闘技好きで、小学校2年生の時に、道場に連れて行かれたのがきっかけで格闘技を始めました。最初はレスリングとキックボクシングだけをやっていたんですけど、その2つをやっていたら、自然と総合格闘技に。テレビとかでも総合の試合を放送していましたし、最終的にはこれ(総合)をやるんだろうなって思っていました。親?そっちの道に行ってもちろん喜んでます(笑)。東京には去年の4月に来ました。プロになるためです。ここを選んだのは、父親がフェイスブックで調べて(笑)。宮田先生の弟子募集というのを見て、僕に“行ってこい”と。それで高校2年の夏休みに1回見学に来て、ここにお世話になることを決めました。宮田先生は、強いオーラがすごくて、怖かった(笑)。でも話をするとすごく優しいなと思いました。で、高校を卒業したら上京し、子どもたちにレスリングを教えながら、ジムの2階に住まわせてもらって、内弟子として練習をさせてもらってます」
都会の誘惑にも負けず、練習に明け暮れる日々。
「ここ(埼玉県・三郷市)は誘惑がないので練習するにはいい環境です(笑)。と言っても、もともと遊びたいとかはあまりないので…。休みの日もDVDを借りて映画を見るか、寝るぐらいですし。同じジムで同級生の(坂巻)魁斗とはたまにご飯を食べに行ったり、ドライブしたり、秋葉原に行ったりしますが、自分自身は何も興味がないので、一緒に付いていくだけ(笑)。おしゃれにも全然興味ないし、こだわりもない。何にも考えてないんです(笑)」
竿本が思う格闘技の魅力とは。
「ずっと殴られ続けて負けると思っても、いきなり関節技を仕掛けて逆転するなど、先が読めないところが面白い。パンチをやって勝てないなと思ったら、次はタックルに入ってとか、寝かせてとか、いっぱい選択肢がある。覚えることが多いので、それが楽しいです。レスリングだと、そのルールや技を覚えればいいけど、総合は技が通じないぞと思ったら、戦法を変えることでいろいろな倒し方ができる。それは試合中に組み立てるというより、体が勝手に動く感覚ですね」
何も興味がないという竿本だが、女性のタイプはあるようで…。
「運動をしていて、髪が短くて、一緒にいて楽しい子がいいですね。普通ですけど(笑)。芸能人では広瀬すずとかが好きです。性格が。とりあえず、自分は早く結婚したいんです。子どもが欲しいので、25歳ぐらいまでにはと思っています。子どもは…格闘家にはしないですね(笑)。レスリングはやらせるかも知れないけど、キックボクシングはやらせない。だってやらせると格闘家になりたいと思うかもしれないし(笑)。ジムでもちびっこに指導していますが、小さな子に教えるのは楽しいですけど、大変ですね。言う事きかなくて(笑)。今のうちに格闘技の楽しさを教えたいと思う反面、自分の教えた子が殴られたりするのがいやなので、あまり格闘技はやってほしくない気持ちもあります。レスリングでオリンピックを目指すとかなら、いいですけど」
9月28日には中国で行われる大会に出場する。
「試合が決まれば、勝ちに行くように練習しますが、試合がない時は何も考えてない。今は今月末に中国で試合が決まっているので、そこに向けてやっています。また、12月にも試合がありそうなので、中国での試合が終わったら、そこに向けて頑張るだけです。僕は、人を感動させるような試合はできない。なんとなくそう思う(笑)。それよりも、見た人が“うわーっ、すげー”って思うような試合を見せたいので。“あの体勢からそうくるか”みたいな、トリッキーな動きを見せて、楽しんでもらえれば。性格的にオラオラ系じゃないので、“何とかのカリスマ”みたいなのは無理(笑)。とりあえずは、格闘技で生活できるようになりたい。そして2年後の22歳ぐらいまでには、チャンピオンとか、ある程度日本のトップといわれる位置にいなきゃダメかなと。その段階で行けてないようでは、その先続けててもダメな気がする。若いうちに一気に行かないとトップに行くのは難しいんじゃないかな…。その先は、やはり海外とかも、できれば挑戦したいですね」
EXILE TETSUYA「DANCEの道」第50回
DANCE EARTH FESTIVAL 2016
リオ・パラリンピックを見ていて、日本人選手の皆さんの活躍が素敵過ぎて毎日胸を熱くさせていただきました! 無いものを考えるより、あるものを最大限に生かせ! という言葉の通り、選手の皆さんが自分と向き合いそれぞれの人生をスポーツで輝かせている姿に、勇気とパワーをたくさんもらうことができましたし、今回は金メダルを取ることはできませんでしたが、次回2020年の東京パラリンピックでは! と期待が膨らみ、ワクワクしてきました。いよいよここから東京オリンピック、パラリンピック開催に向けてさらにスポーツ界が盛り上がっていくのが楽しみです。ひとまず選手の皆さん、本当にお疲れ様でした!
今月は、そんな気合をたくさんいただきながら、「DANCE EARTH FESTIVAL 2016」とEXILE THE SECONDのツアーのリハーサルを同時進行でやっております(笑)。どちらも初のフェスティバルやツアーなので、手探りでメンバーみんなとあーだこーだと話し合い、踊り合う毎日を過ごしております。
10月15日の「DANCE EARTH FESTIVAL 2016」は、2006年から始めた世界中を踊りこなすÜSAさんの10年間の旅が1日で体感できるような、凝縮した空間になると思います!
ゲストアーティストには、海外からDe La Soulの皆さんが来てくれますが、90’s HIP HOPには欠かせないグループで、よくこの方たちの曲で踊っていました! 僕ら世代のブラックミュージック好きにはたまらない時間になると思いますし、僕らがどんな曲をルーツにDANCEをしてきたかを知っていただけると思います! そしてフェスといえば、この方々といっても過言ではないですし、音楽が最高なRickie-GさんやPUSHIMさん、そしてDANCE EARTH PARTYともコラボしたことのあるCrystal Kayちゃんの出演も決定して、ゆっくり音楽を楽しめたり、思いっきり騒げたり、とにかく最高なアーティストの皆さんが集まってくださいました。
他にも、DJプレイやDANCEのワークショップがあったり、世界のDANCEを見ることができたり、キッズのためのキッズディスコがあったり、音楽やダンスを老若男女関係なくボーダレスに楽しめますし、食べ物や飲み物も世界中の美味しい物が集まっていて、噂によるとAMAZING COFFEEも出店するらしいので(笑)、ぜひ遊びにきていただきたいです。
そんな「DANCE EARTH FESTIVAL 2016」のテーマソングとなるDANCE EARTH PARTYのニューソング「to the WORLD」がAWAにて23日より独占先行配信させていただいています。この曲はShizukaちゃんが、人生で初めて作詞をした曲で、ÜSAさんの10年間の旅での出会いや感じたこと、そしてこれから3人で伝えていきたいメッセージがたっぷり表現されていますし、それがきっとフェスティバルでは、来ていただいた皆さんと素敵な光景を作れると思っていますので、この曲もぜひチェックしてほしいです!
今まで、リリースした曲もコラボした曲も、未発表な新しい曲も含めて、DANCEでEARTHをHAPPYにできるように準備して、皆さんをお待ちしておりますので、ぜひ10月15日、幕張海浜公園特設エリアで会いましょう。
黒谷友香「友香の素」vol.167 新幹線のアイス
そろそろ衣替えですね。この時期は着る物に困っちゃいます。雨上がりなんかは湿気で、長袖は若干暑かったり、電車やタクシーに乗ったらまだまだ冷房が効いていて半袖だと寒かったり。温度調節に1枚羽織物が必要な季節です。
そんな秋の空気漂う今日この頃ですが、先日、京都での仕事が終わり、20時半ぐらいの新幹線で帰って来た時の事。私は窓際。通路挟んで反対側の窓際に男性が一人座ってらっしゃいました。名古屋に着いたら、その男性のお隣に男性が座りました。車内はまあまあの埋まりよう。名古屋から私の隣にどなたも乗って来なかったのはたまたまな感じ。名古屋を発車し、静かで、寒くもなく暑くもない車内は快適。適度なペースでワゴンサービスのパーサーさんも通ってくれる。
順調に浜松、静岡などを通過。っと、新富士過ぎた辺りで、窓際の男性がワゴンサービスのパーサーさんを呼び止め、アイスクリームを購入。こんな時間だけどアイスが売れるのね。へ?、男性も食べるんだ、かわいいな?と思っていたら、その方のお会計が済むや、通路側の男性もアイスを購入。ご存知の方も多いと思いますが、新幹線のアイスってこれでもかってぐらい固いので、パーサーさんも、しばらく置いて召し上がって下さいや、ごゆっくりと言葉を添えています。そんなかったいかったいアイスを見ず知らずの他人同士、同じタイミングで食べる??! 私だったら先に買われた?!!って思っちゃう。で、ちょっとそこは我慢して熱海過ぎたぐらいにゲットするかも。同タイミングは気恥ずかしい。ちょっと固いですよね?なんて話を振らなきゃとてもじゃないけど食べられないわ。通路側の男性はその時によっぽどアイスが欲しかったのか? それともタイミングなんか関係ない? でもこれがお弁当なら私も平気かも。うーむ。今度乗ったら買ってみようカナ。
脱こじらせへの道 第31回 好きな男優さんを応援するにはどうすることが一番か!?
最近、電子書籍にハマってます。
ハマったらやばい…!と思って手を出さないようにしていだんですが、無料で読み出したらついつい続きが気になってしまい…。
今月は、ついに3,000円も課金してしまいました。
私、もともとあまりゲームに課金とかもするほうではなかったんですね。
パズドラはいま1,200日以上連続ログインしていますが、そのおかげで魔法石というアイテムが500個に。
お金をかけずにゲーム内のほとんどのことができるようになってしまいました。
ところが最近、電子書籍もそうですが、いろんなものに課金をするように。
たとえばポケモンGO。
ポケモン世代の私としては、現実世界でポケモンがGETできる夢のようなゲームです。
やり始めるとずっと起動したままにしておきたくなるほど楽しい!
アイテムが足りなくなったときに、こちらも月に500円くらい課金しています。
また、最近は定額の音楽配信サービスも利用しています。
私はAWA(月額1,000円)を利用しているのですが、
最新曲をすぐに聞ける、他のユーザーが作成したプレイリストで聞いたことのないジャンルの曲を知ることができる、
昔ちょっと興味あったけどCDを買うほどじゃなかったアーティストの曲の良さを再発見できる、
などなど…音楽好きにはたまらないサービスです。
見た目がおしゃれなのも良いです。
……とまぁ、少し前までは「物が残らないものにお金をかけるなんて!」という思考が強かったのですが、
最近は「データで管理できるなんて便利!」とすっかりこういうサービスを利用するようになりました。
ただこれらはそもそも
「読みたい本は買う」
「聞きたい音楽はCDを買う」
「映画は映画館で見る」
とかそういう習慣がある人やコンテンツに限られるのでしょうか。
なぜなら、AVはこんなに気軽に男女ともに購入できるようになっているのに、女性向けAVの配信市場が急成長している、という話は聞かないからです。
もちろん、我々GIRL’S CHやSILK LABOは数年に渡って女性からの支持を得てきてはいますが。
そう考えると、AVは本や音楽ではなく、テレビと近いのかもしれませんね。
「楽しみにして買う」というよりは、「なんとなく日常にあるもの」というもの。
(好きな男優さんなどが出ている作品は別だと思いますが)
同じ映像で考えると、映画館では3Dや4Dを導入して「体験できる映像」という価値を新たに創造していますし、テレビはテレビ局ぐるみのイベントや、局が主体となった通販会社の運営などもしたりしています。
AVの付加価値ってなんでしょうか。
映像を見る以上の付加価値。
例えば。
「ハウツー」や「より魅力的な女性になる方法」を知る。
出演者と会える。
動画を見るだけでオーガズムを体験できる。(もはやSFですが…)
今の私にはそんなことしか思いつきませんが、
GIRL’S CHの糸口はそんなところにあるかもしれませんね。
ちなみに、GIRL’S CHのサイトでコラム連載をしてくださっている文月みほさんが、このアンケートをうけてこんな記事を書いてくださいました。
【連載】もっともっと感じるためのAV講座 第22回 私、無料AVしか見ない人と断言する人とは価値観が合いません!
http://girls-ch.com/column/blog/detail.php?id=592
確かに、今の自分の立場になってみて初めてこの構造に気づき、
「CD(や配信)が売れなきゃ、誰が音楽でメシ食えるんだ」
「映画館に人が入らなきゃ、どんどん劇場がなくなってしまうぞ」
という危機感は強くなりました。
好きな男優さんや女優さんがいる方は、イベントで直接渡せるプレゼントもいいですが、何よりDVDや配信で動画を買うことが、長い目で見たときに最も効果のある応援になります。
メーカー側から「○○さんが出ていると作品が売れるから、またお願いしたい」とお声がけさせていただきたくなりますもん。
見るほうも出るほうも、そして作るほうもプラスになる応援ってそういうことなんです。
応援している出演者がいたら、ファンレター送ると同時に、作品も購入してみてくださいね。
また、男性の場合は昔からレンタル・セルに限らずお金を出してAVを見るという習慣が身についているんですが、女性の場合はそのへんにまだ抵抗があるから、余計にお金を使わないのかもしれませんよね。
習慣とか歴史の問題かとも思います。これは時間が解決してくれるかもしれません。
またそういうことを少しでも分かってもらうように私たちも活動していかなきゃいけないのかなとも思います。
一木美里のおいしくたべようの会 vol.07『ホームメイド・リラックス』
一木美里です。
話題の映画「君の名は」を観てきました。
映画音楽がとてもすばらしくて、映画を観て以来、RADWINPSさんの曲ばかり聴いています。
気になる映画がたくさん上映中なので、映画館にこもりたい気分です。
今週のテーマは’’わたしのおもたせ’’。おすすめのちょっとした手みやげです。
一木美里のおいしくたべようの会 vol.06『きなこの星に願いを込めて』
一木美里です。
9月も半ば、日中はまだまだ暑いけど、秋の夜風を感じられる季節になってきました。
毎月2週目のテーマは“わたしのレシピ”。夏の終わりの思い出と、わたしが作る定番お菓子をご紹介します。
江戸瓦版的落語案内 化物使い(ばけものつかい)
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。
格闘家イケメンファイル Vol.56 褐色のK Soul Fighter 江川優生(えがわ・ゆうき)
褐色の肌、整った顔立ち、そして格闘家ならではの、引き締まった身体…。どこからどう見てもイケている江川優生は、弱冠18歳のファイターだ。
「よく日サロで焼いているのかと言われますが、ハーフなので(笑)。父が日本人で、母が中国とスペインの血が入ったフィリピン人です。自分自身は生まれも育ちも東京の足立区。地元は好きですよ。若者がちょっとグレていて、治安の悪いイメージがあるかも知れませんが(笑)。近所のおじさんとかおばさんは常に声をかけてくれますし、すごく優しい。そんな下町のいいところがたくさん残っています」
格闘技を始めたのは、父親の影響
「僕が生まれた時は肩のケガのため、やっていませんでしたが、父親がもともとボクシングをやっていたので、小さいころからボクシングをやらされていました。といってもまだ幼かったので、遊び程度でしたが、ちょっと大きくなってから空手を習わされて。もともと姉が空手をやりたいって言いだして、習う事になったんですが、なぜか自分も連れて行かれて、気が付くと習っていた(笑)。ただ、父もプロの格闘家になるとは考えていなかったと思います。趣味程度で好きになってくれればというぐらいだったんじゃないかな。僕自身は中学校の時に、友達の紹介でキックボクシングジムに体験に行ったら、すっかりハマってしまって。空手とは雰囲気がまったく違ってすごく楽しいなと思った。空手は礼を重んじ、シーンとしていて、黙々と練習する感じだった。それに対して、キックボクシングは、音楽をかけながらワイワイ練習するというスタイルで自分に合っていたと思います」
プロを目指したのはいつ?
「キックボクシングを始めて3カ月後ぐらいからアマチュアの試合に出るようになりました。しかし、特にタイトルを取るわけでもなく、アマチュアの成績はそんなに良くなかった。でもジムの先輩の神戸翔太さんがプロの試合に出ていて、見に行くうちに自分もこういう所でやりたいなと思うようになりました。試合会場はアマチュアとは全然雰囲気が違い、お客さんの熱意とか、試合のレベルの高さに圧倒された。でもだからこそ、そのリングに上がりたいと強く思いました。プロになった事を喜んでくれた父からのプレッシャーはないといえば嘘になりますが、今はそれも力に変えて強い格闘家になりたいと思っています。父からは、“常に謙虚であれ”と小さいころから言われて育ちました。私生活でも格闘家としてもそうあろうと、その言葉は大切にしています」
【長島昭久のリアリズム】民進党代表選挙に向けて
国政選挙4連敗(2012年衆議院、13年参議院、14年衆議院、16年参議院)の後を受けた今回の代表選挙こそ、民進党が「選挙対策の政治」から、「政権戦略を実行する政治」へと大きく舵を切る最後のチャンスだと考え、私は自ら立候補するべくこの約一か月、仲間の議員たちと推薦人集めに奔走してまいりました。
共産党票に依存する「選挙対策の政治」から脱却し、民進党が自らを磨き、輝く理念と政策の旗印を掲げ、失った国民の信頼と期待を取り戻し、再び政権を担える国民政党に生まれ変わらせるために、執行部の人心を一新し、思い切って世代交代して、自他ともに認める新たなスタートを切るべきだと訴えました。
しかし、自らの力不足はもとよりあまりにも鮮明な主張を貫いたためか、結局は党内において十分に支持を拡大することができず、出馬断念のやむなきに至りました。
そのような中で、私は、このたびの代表選挙にあたり、前原誠司衆議院議員を推薦し支援することと致しました。
政治家としての思想信条が最も近く、政権を担うはるか以前から現実的な外交・安全保障政策を共につくり、実践して来たことなどに加えて、今回は、前原代議士が唯一人、民進党の目指すべき国家像や社会像を政策理念のレベルまで高めて具体的かつ詳細に明らかにしており、そのことを以て、推薦人に名を連ねることを決断したものです。
前原代議士の考え方は、大きく3つの柱から成っています。第一に、「格差是正」から「尊厳保障」へ。お金持ちの足を引っ張って貧しい人々へバラマキを行う従来の「格差是正」に対して、「尊厳保障」の考え方は、あらゆる人々のベーシック・ニーズ(生活における基本的な必要性)を満たすために、すべての国民に応分の負担をお願いする。そのための財源や税負担の議論から逃げない、というものです。
第二の問題意識は、アベノミクスのように成長(神話)に依存しすぎると、成長の行き詰まりがそのまま生活の行き詰まりに直結してしまう。それよりも、子育てから教育、介護まで生活者に共通したニーズを満たすことによって個々人(延いては国家全体)の(潜在)成長力を引き出す政策が必要であるという考え方です。過度な「成長依存」を改め、生産年齢人口が毎年1%ずつ減少する我が国のような成熟社会にふさわしい成長を喚起・誘導する経済財政政策を明らかにしていきます。
第三は、地域包括ケアや子育てインフラの充実、ソーシャルワーカーの拡充によって、「公」「共」「私」の三位一体で人々の生活ニーズを保障できる地域の仕組みづくりに全力を挙げるということです。その他、財政規律の回復や規制改革、現実的な外交安保政策、立憲主義に立脚した憲法改正論議を積極的に行うなど「11の挑戦」を掲げて代表選挙に臨んでいます。
自公政権に代わる現実的な政権の受け皿を準備する上で、政権時代の失敗を深く反省し、選挙目当ての「野党共闘ありき」で進んできた党の方針を根本から転換して、独立自尊の精神に立脚した党の再生に全力で取り組む決意を示してくれた前原誠司さんとともに私は最後まで戦い抜くことをここに宣言いたします。(衆議院議員 長島昭久)