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【おすすめMUSIC 4選】2021年を締めくくり、新年を迎える音楽[碧海祐人・中島美嘉・No Rome・BRIA]

2021.12.21 Vol.748

『表象の庭で』碧海祐人

 メロウでジャジー、繊細で、気怠い。浮遊感があるサウンドスケープに没入する。シンガーソングライターの碧海祐人(オオミマサト)のファーストアルバムは、言葉で説明するよりも感じてほしい。日本語で歌っていることを除けば、国籍を感じさせない作品だ。Spotifyで取り上げられて2021年はネクストブレークとして注目を集めた碧海は今年、フジロックフェスティバルにも出演、先行して公開された「天象(feat.さらさ)」はASTERI ENTERTAINMENTからリリースされるなど話題も多い。2022年2月には自身初となるワンマンライブも決まっている。

ホリデーシーズンの東京を彩る音楽ライブ ベッド・イン『渋谷近未来カ・イ・カ・ン♡ご開帳サラダ記念日』

2021.12.20 Vol.748

 渋谷に新しいライブハウス「渋谷近未来会館」が12月29日にオープン、そのこけら落とし公演となるのが、ベッド・インのワンマンライブ『渋谷近未来カ・イ・カ・ン♡ご開帳サラダ記念日』だ。

 ベッド・インは、益子寺かおりと中尊寺まいが日本に再びバブルを起こすために結成した“日本の女性アイドルユニット”。刺激的なルックス、圧倒的なライブパフォーマンスで、多くのアーティストが集まるフェスではたくさんのオーディエンスが足を止めてしまうグループだ。そんな彼女たちが新しいライブハウスの手ほどきや作法をライブを通じて教えてくれるような内容になるのかもしれない。

 ライブハウスは、都内はもちろん全国で複数のライブハウスを展開するLD&K(エル・ディー・アンド・ケイ)によるもの。内装イメージは香港の廃墟。

ホリデーシーズンの東京を彩る音楽ライブ『L’ultimo BACIO Anno 21』

2021.12.15 Vol.748

 クリスマスのホリデーシーズンの東京の風物詩のひとつ、音楽イベント「L’ultimo BACIO Anno 21」が今年も恵比寿で開催されている。良質な音楽アクトによるライブや寄席などいろいろなアプローチで、クリスマスのイルミネーションなどできらめく街に音楽で彩りを加えている。

 例年、出演アクトが発表されるとまもなくチケットがソールドアウトしてしまうことも多いこのイベント。今年もその例に漏れず、すでに満員御礼の札を下げる公演日が連なっている。

 イベントは、堀込泰行と土岐麻子のライブで11日にスタート。今後は、17日に青葉市子と折坂悠太、18日にはKitri、そして伊藤ゴローアンサンブル。19日にアン・サリーと畠山美由紀、21日に鈴木真海子、フィナーレとなる22日のSalyu× haruka nakamuraまで続く。

 今年もコロナでザワザワし続けた。特にライブエンターテインメントの周辺ではなおさらだ。そんな2021年をゆったりとした空間で、心地よい音楽と歌声で、1年間頑張った自分をねぎらおう。

じっくり、たっぷり聴く【オススメMUSIC 4選】三代目 J SOUL BROTHERS etc

2021.11.12 Vol.747

『BEST BROTHERS/THIS IS JSB』三代目 J SOUL BROTHERS

 昨年デビュー10周年の節目を迎え、次の10年に向けた歩みを続けている三代目 J SOUL BROTHERSが最新アルバム『THIS IS JSB』をリリース。今市隆二が作詞を手がけたリラックスしたミッド・バラード「Honey」を筆頭に、「JSB IN BLACK」「線香花火」「KICK&SLIDE」などシングル曲を中心に10曲、ボーナストラックとしてリミックスを加えて全13曲を収録。ファンによって選ばれた楽曲やミュージックビデオ、ライブベストからなる最新ベストアルバムと合わせたスペシャルパッケージで発売。

[J-POP ALBUM]rhythm zone 11月10日(水)発売 【AL3枚組+DVD5枚組】【AL3枚組+Blu-ray5枚組】それぞれ1万1000円、【AL3枚組】6600円 ※いずれもスマプラ対応 

 

クリスマス色になりつつある街を音楽で彩るライブ「NONA REEVES Discography Deluxe Yokohama 2021」

2021.11.10 Vol.747

 洗練されたキラめくポップサウンドで長きにわたって支持を集め続けているPOP’N SOULバンドのNONA REEVES(ノーナリーブス)がビルボードライブ横浜でライブ。今年9月にリリースした通算17枚目となるアルバム『Discography』を携えて行われるもの。最新作に収録されている楽曲はもちろん、バンドが届けてきた新旧の楽曲を織り交ぜたセットで展開。珠玉のポップソング、体が揺れるグルーヴのある楽曲など、さまざまなタイプの楽曲で秋の一夜を演出する。ライブのタイトルにはアルバムのタイトル名にデラックスのフレーズが付け加えられていることからも、豪華で豊潤なライブパフォーマンスで楽しませてくれそうだ。

 クリスマスが近づいて、街が徐々にキラめいてきた。ノーナの音楽は最高のサウンドトラックになりそうだ。

佐藤流司らの「ZIPANG OPERA」がデビューアルバムのリード曲を22日に先行配信 

2021.10.21 Vol.Web Original

 

 佐藤流司、福澤 侑、spi、心之介からなる4人組音楽パフォーマンスユニット「ZIPANG OPERA」がデビューアルバム『ZERO』(11月3日発売)のリード曲「DRAGON FIREWORK」を22日にデジタル先行配信する。

 同曲は、ユニットのコンセプトでもある“和”が感じられるサウンドに、ビートの効いたトラックとキャッチーなドロップによって独特な世界観を紡ぎ出し、そこに日本の“祭り”や“花火”をテーマにした歌詞が重ねられた、エモーショナルな楽曲だ。

 デジタル先行配信に合わせ、spiと心之介が21日の23時30分からYouTubeで生配信を行い、翌日22日には「DRAGON FIREWORK」のパフォーマンスビデオが公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開される。

秋だから、ちょっとメロウに、ロマンティックに【オススメMUSIC】

2021.10.14 Vol.746

「縦横無尽」宮本浩次

 宮本浩次は圧倒的な存在感と沁みてくる歌詞と楽曲で、長きにわたって、聞く人の心を揺さぶり続けている。バンド、そして近年はソロと形は変われど、彼が発する音楽のパワーや影響力は揺るぎない。最新アルバムとなる本作は「宮本のすべてが注ぎ込まれている」。先行配信された「この道の先で」を始め、「passion」「sha・la・la・la」「shining」、「春なのに」のカバー、Mr.Childrenの櫻井和寿と組んだ「東京協奏曲」など全13曲を収録。

【今月のオススメMUSIC】エナジー注入サウンド4選

2021.09.22 Vol.745

「Imaginary」MIYAVI

 侍ギタリストとして国内外からリスペクトを集めるMIYAVIの最新作。通算13枚目となるオリジナル・フルアルバムで、プロデューサーに盟友のLenard SkolnikとJeff Miyaharaを迎えて制作。ECCとの「世界人になろう」プロジェクトテーマ曲「Are You With Me?」などのオリジナル楽曲に加え、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」やアメリカンロックバンドP.O.D.の「Youth of the Nation」のカバー楽曲など全11曲を収録。参加アーティストも豪華で、ニュージーランドのシンガーソングライターKimbra(キンブラ)、韓国出身の男性歌手Kang Daniel(カン・ダニエル)を迎えている。

自分を守り、みんなを守り、生の音楽の楽しさを守っていきたい「FUJI ROCK FESTIVAL」

2021.08.13 Vol.744

 フジロックフェスティバルが20〜22日まで新潟・苗場スキー場で行われる。コロナ禍での開催となる今年は、参加者、出演者、スタッフ、フジロックに関わるすべての人たちの安全を確保するため「開催における新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドライン」に沿って、徹底した対策を講じ開催する。

 出演ラインアップは国内で活動しているバンドやアーティストのみ。ヘッドライナーは、初日がRADWIMPS、中日がKing Gnu、最終日は昨年も出演予定だった電気グルーヴ。そのほかにも、yonige、MISIA、秦基博ら注目のアーティストの出演が決まっている。チェックしたいのはEXILE MAKIDAIらのPKCZ。21日に、「Day Dreaming」に登場する。

 会場までの行き帰りも含めて、大好きなミュージシャンの生演奏や生の音楽そのものをこれからもずっと楽しむためにも特別なフジロックを満喫したい。

“ナツイチ”ミュージック【オススメMUSIC】

2021.07.21 Vol.743

「scent of memory」SEKAI NO OWARI

 ファンタジックなのにリアルな作品の数々で多くの人を魅了し続けている4人組ロックバンド、SEKAI NO OW
ARIの最新アルバム。タイトルが示すように香りをコンセプトに制作。「silent」「umbrella」「Dropout」といったシングル曲を始め、「周波数」のような主題歌やCMソングとして耳なじみのある楽曲に加えて、『めざまし8』のテーマソング「バードマン」など全12曲を収録した。聴けば今いる場所とは違う景色が広がる場所へと誘ってくれるのが音楽だが、“セカオワ”のそのレベルは別の領域。本作でもそれがさく裂している。「旅行できないならセカオワで」とPRしたくなる。

注目と話題は本物に出会うキッカケ【オススメミュージック】

2021.06.17 Vol.742

「Pale Blue」米津玄師

 米津玄師の最新シングルはドラマ『リコカツ』の主題歌として親しまれている『Pale Blue』。多くの人に愛され続ける楽曲を世に送り出し続けている米津だが、本作もその例にもれず、5月31日に配信開始されるなりオリコンランキングでは初登場1位をマークした。ラブソングを作りたいという気持ちが盛り上がっているタイミングでこのドラマの話があり、「ラブソングを作ってやるぞ!」と作り始めたこの曲は、愛とは何かと苦悩しながらも切なく美しく、心が動く楽曲に完成した。アートワークは米津自身が手がけている。

 

[J-POP ALBUM]ソニーミュージック 6月16日(水)発売 パズル盤(初回限定)2200円、リボン盤(初回限定)1980円、通常盤1210円(すべて税込)

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