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【いまライブで聴くべきバンド】青山「月見ル君想フ」編

2019.09.25 Vol.Web Original

 今日もまた、都内のライブハウスではたくさんのバンドやアーティストがライブを行っている……けれど、数も種類も多すぎて、誰を見に行ったらいいのか分からない!!! だったらプロに聞きましょう!

 今月伺ったのは、青山のライブハウス「月見ル君想フ」。名前も覚えやすい、オシャレな街青山にぴったりのロマンチックなライブハウスだ。最も特徴的なのはこのステージにぽかんと浮かんだ巨大な満月。ライブの楽しみ方も他のライブハウスとはちょっと違う。そんな月見ル君想フ店長・タカハシさんレコメンド、この夏聴きたいおしゃれな音楽をチェックしよう。

ユルイのに、どこかメロウ。夏のドライブが楽しくなる、「TENDRE(テンダー)」

「ここ最近、グッと名声を得てきているTENDRE。ユニクロやHONDAなど、大きなメーカーのCMソングにも起用されていてまさに”今をときめく”おしゃれなサウンドが魅力です。 

 TENDERこと河原太朗は、ボーカルとしてだけでなく、奏者としても才能にあふれています。 ベース、サックス、ピアノ……ライブもその時々によっていろんな楽器を使いこなします。

 TENDREは河原太朗のソロなので、さまざまなサポートメンバーとのライブになります。つまり、ライブに行く度にその日だけのTENDREを聴くことができます。ライブで聴く生演奏って、その日その場でだけの音だと思うんです。彼もそういうマインドを持って、いろんな楽器やいろんなメンバーで自分の曲をその日だけのアレンジで演奏します。そういうその日だけの音が聴けるのが、やっぱりライブの魅力ですよね。やっぱり音楽は、目の前で鳴る音をそのまま聞くのが一番。体験に勝るものはないですよ」

 爽やかで耳に馴染むポップな楽曲は夏にぴったり。これからの時期ならホームパーティーやBBQなどで流してみるのもいいかもしれない。Suchmosのような雰囲気のあるおしゃれな横揺れ音楽が好きな人にオススメ。

 

茶目っ気たっぷりなピアノサウンドにウキウキする「Maia Hirasawa(マイア・ヒラサワ)」

「現在はスウェーデン在住で、日本では2011年にデビューしたマイア・ヒラサワ。ちょうどお子さんを出産されて一度活動を休止していましたが、最近また子育てが落ち着いて活動を再開しました。代表曲でもある『It’s doesnt stop』は花王のエッセンシャルのCMソングにもなっていたので、一度は聴いたことがある人が多いと思います。

 再活動を皮切りに、またじわじわと再沸騰してきています。キャッチーでかわいくって、それでいてファッショナブル。ライブでは会場の雰囲気作りも上手で、聴いている人を自然と元気にしちゃうような、そんなステキなオーラのある女性です」

 ピアノが入った遊び心のあるサウンドは、カラフルで可愛らしい。雨の日でも、ちょっと眠たい出勤前でも、柔らかく楽しげなサウンドは私たちに元気をくれる。YUKIや木村カエラのような、パワーのある曲が好きなら聴いてみて。

 

ネクスト東京事変?圧倒的な演奏力とPOPセンスに包まれる「CLCK/LCKS(クラックラックス)」

「イチオシのスーパーバンドです。バンドって奇跡的なバランスで存在していることがよくあると思うのですが、クラックラックスはまさにそんなイメージで、メンバーがそれぞれ個性的なアーティスト。各パートの主張も強いのですが、見事にバランスを保っているバンドなんです。

 そういう個性の強い、存在感のあるメンバーが集まって作ったバンドなので、とにかく作り込み方がすごい。椎名林檎や東京事変が好きな人にも刺さると思います。」

 ひねりのきいたサウンドに、すっと通る女性ボーカルが耳に残る。体ごと持っていかれそうなリズムと浮遊感で、散歩中に聴いたらどこまでも歩いていけそうだ。最近聴きたい音楽がない……そんな風に思っている人は一度聴いてみてほしい。

 

温かみのある音楽を聴きたいあなたへ「金佑龍(キムウリョン)」

「金佑龍は関西出身のシンガーソングライターです。 バンドを解散した後に、現在はソロとして活動しています。深みのあるボーカルに、ギター一本で奏でる柔らかな音色が特徴です。

 彼に関してはイヤホンで音源を聞くよりも、ライブで聞く方が絶対に楽しい。会場全員を巻き込むような、手拍子を載せたくなるようなライブパフォーマンスが彼の魅力です。 音楽を通して、お客さんと会話するのがとても上手なので自然と引き込まれます。お酒を片手に誰でも楽しめるはず」

 年代を選ばず愛される魅力があるキムウリョン。ハナレグミや秦基博のような、優しい音楽が好きな人におすすめ。

 

ライブハウスではなく、文化娯楽施設です。食事とお酒をメインに楽しめる!

 月見ル君想フでは食事とお酒を音楽と一緒に楽しもう、ということをモットーにしているそう。

 そもそもライブハウス内に席数がとても多く、「ライブは立って見るもの」という雰囲気もない。2階席は手すり付近がカウンター席になっており、座りながらライブを見れる。もちろん階下ではしっかり立ってライブを全身で楽しんでいる人もいるし、そういう遊び方を個人が選べるのが月見ル君想フのいいところだ。

※注・ セッティングは日によって変わります

 

 ライブハウスには珍しく、フードはがっつりと仕込みからこなしてメイン級の料理を提供している。カレーにタコライス、ルーロー飯にルーローまんなど……。しっかり食べたい人は座ってご飯物を、サクッと食べたければワンハンドで食べれるルーローまんがおすすめ。

お酒の種類の多さにも驚かされる。ドリンクの種類は期間限定のものなども含めて約60種、日本酒やクラフトビール、自家製の漬けフルーツを使ったカクテルも楽しめる。完全に音楽をバックに「お酒と食事を主役に」楽しむことも可能なのだ。

 珍しい台北産のビールなども提供。台北にも支店がある月見ル君想フでは、アジアを中心にグローバルな文化を大切にしている。そのため海外からの来日公演も多く、音楽好きならいつ行っても発見の多いイベントに巡り会える。

 日によっては演劇や、ダンス、映画の上映会などもやっている。職場が近いなら、有人と食事を楽しみに行ってみてはいかが? ステキな音楽との出会いも着いてくるおまけ付きです。

■月見ル君想フ
【URL】http://www.moonromantic.com
【Twitter】https://twitter.com/moonromantic

 

(取材と文・ミクニシオリ)

いつまでも消えないクリームソーダ『空色のクリームソーダRecipe』

2019.09.23 Vol.722

 本から「素敵」さがあふれ出ている。なにせ「空色」で「クリームソーダ」で「旅する喫茶」の店主なのだ。これでときめかない乙女はいるまい、というくらいの「素敵」のロイヤルストレートフラッシュだ。

 普段は洋服デザイナーをしている著者。友人と作り始めたクリームソーダをきっかけに、オリジナルのクリームソーダを作っては撮影した写真をSNSに投稿し、現在では旅先でクリームソーダを作って振る舞う一期一会の活動も行っているのだという。

 そうしてできた35のクリームソーダをレシピにまとめたのが本書だ。空の色や季節、旅先の思い出などが閉じ込められたクリームソーダは、味わいやそこに込められた物語まで想像させて文字通り「ずっと眺めていたい」気分になる。

 食べ物や飲み物というのは作って食べてしまえば跡形もなく消えてなくなってしまい、それがどんな姿や味だったのかはもはや記憶に頼るしかない儚いものだ。著者のクリームソーダには、そうした儚いものをなんとかこの世につなぎとめておきたいという願いが感じられる。

 もちろん想像の味を現実にするためにも有効なレシピなのだが、いつまでも消えない記憶のように、繰り返し眺められるクリームソーダがあってもいい。

ここでしか見られないライブがある「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2019」

2019.09.22 Vol.722

 イノフェスの呼称で親しまれる、日本最大級のデジタル・クリエイティブフェス「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2019 supported by CHINTAI」。テクノロジーや音楽、エンタメ、アート、スタートアップがクロスオーバーするデジタル・クリエイティブのフェスティバルで、刺激的なコンテンツやプログラムが目白押しだ。

 当日は、イノベーターによるトークセッションや、VR、AR、MR、AI、IoTといった最先端テクノロジー体験、メディアアーティストによるパフォーマンスやインスタレーションなど、さまざまなコンテンツが繰り広げられる。

 音楽ライブでは、出演アーティストそれぞれがテクノロジーを駆使したこの日限りのスペシャルなライブパフォーマンスを披露する。EXILE SHOKICHIを筆頭に、パスピエ feat.Nu ink、キズナアイ、AKB48 feat. ☆Taku Takahashi、indigo la End feat. Lyric Speakerなど、出演者はジャンルレス。

 チケットには、レギュラーとプレミアムの2種。レギュラーは、プレミアム専用エリアを除くエリアにアクセスできる。

出会いが生んだ奇跡! 【オススメDVD 5選】

2019.09.21 Vol.722

『翔んで埼玉』

 魔夜峰央原作による、禁断の“埼玉ディス”漫画が、超豪華キャストで奇跡の実写化! 主人公・壇ノ浦百美役に二階堂ふみ。アメリカ帰りの埼玉解放戦線メンバー麻実麗役にGACKT。他、京本政樹、伊勢谷友介ら実力派、個性派キャストが大集結。監督は「テルマエ・ロマエ」シリーズの武内英樹監督。

 かつて埼玉県民は東京都民からひどい迫害を受けていた。東京の超名門高校に通う都知事の息子・壇ノ浦百美はアメリカ帰りの転校生・麻実麗と出会う。実は麗は隠れ埼玉県人で、埼玉解放戦線の主要メンバーだった。

販売元:東映/東映ビデオ 9月11日(水)発売 通常版Blu-ray 4800円(税別)

アートの生命力を感じるおすすめ展「加藤泉‒LIKE A ROLLING SNOWBALL展」

2019.09.21 Vol.722

 プリミティブな印象の人物像などで知られる加藤泉。原美術館では最新作69点を、群馬県のハラ ミュージアム アークでは初期作品から近作まで未発表作品を含む145点を展示。2館合わせてその全貌に迫る。

 加藤泉は、1990年代半ばより絵画作品を発表。2000年代に入ると木彫も手がけ、2007年のヴェネチアビエンナーレ国際美術展への招聘をきっかけに国際的な評価を獲得。国内外で活動の舞台を広げてきた。近年ではソフトビニールや石、ファブリックなど多様な素材を用いたダイナミックなインスタレーションを展開する一方で、新たに版画制作にも取り組んでいる。

 東京の美術館としては初の大規模個展となる原美術館では、新作の絵画、彫刻作品を一堂に展示。吹き抜けのギャラリー1では、加藤泉の新たな試みの⼀つである、ドローイング作品から発生した大型ファブリックを用いたインスタレーションがお目見え。ほか全館で絵画や彫刻など最新作を紹介する。もともとは個人邸宅だった原美術館の独特な建築空間を生かした構成にも注目したい。

熟女バーを舞台にしたおばさんたちのお話『こどものおばさん』ふくふくや

2019.09.20 Vol.722

「ふくふくや」は1999年に女優・山野海を中心に設立された劇団。

 座付き作家の「竹田新」というのは山野の別名なのだが、山野はこの間、ドラマや映画などで貴重なバイプレイヤーとして存在感を増していくなか、ほぼ年1ペースで公演を重ね、今回で20回目の公演となる。

 その作品は毎回、多様な客演を迎え、家族、親子、兄弟、夫婦、仲間、恋人の間に渦巻く「情」を竹田独特の感性でえぐりだす、いわゆる「人情喜劇」。しかしそのスタイルは「笑って泣く」といった人情喜劇ではなく、「笑いながら泣かされる、泣きながら笑わされる」といった独特のもの。

 今回は熟女バーを舞台にしたおばさんたちのお話。その熟女バーの控室では今日も着飾ったおばさんたちがお喋りに花を咲かせていた。しかしある日そこに若い男が現れたことから絡みに絡まりほぐしようのない悲喜劇が幕を開けるのだった。
 数々のドラマや映画、舞台で活躍する女優の熊谷真実が客演。タイトルの「こどものおばさん」というのはまさに熊谷そのもの? 人生観や恋愛観といったちょっと深いテーマに触りながらも、無邪気なおばさんたちの喋りと笑いと遊びが深刻さを吹き飛ばしていく。

 28、1、2日の14時の回にはアフタートークもある。

【明日何を観る?】『HELLO WORLD』『アイネクライネナハトムジーク』

2019.09.19 Vol.722

『HELLO WORLD』

 京都に暮らす内気な男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが現れ、クラスメートの瑠璃と付き合うことになるが、その後彼女は事故によって命を落としてしまうと告げる。瑠璃を救おうとするなかで明らかになる秘密とは…。

監督:伊藤智彦 出演:北村匠海、松坂桃李、浜辺美波他/1時間38分/東宝配給/9月20日(金)より全国東宝系にて公開 https://hello-world-movie.com/

初共演 ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズが親子役『アド・アストラ』

2019.09.19 Vol.722

 ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズが親子役で初共演する、話題のSF超大作。タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ではレオナルド・ディカプリオとのタッグも話題を呼んだピットが、今度は『メン・イン・ブラック』シリーズでおなじみのオスカー俳優トミー・リー・ジョーンズとともに、壮大な宇宙を舞台に、父と息子の絆を紡ぐ。

 ピットが演じるのは、エリート宇宙飛行士ロイ・マグブライド。宇宙の彼方で行方不明となったはずの父に隠された秘密を追う主人公を熱演。ジョーンズが演じるのは、ロイの父であり、地球外知的生命体の探求に人生を捧げた英雄クリフォード・マクブライド。監督は、ホアキン・フェニックス主演作『アンダーカヴァー』やマリオン・コティヤール主演作『エヴァの告白』を手掛けたジェームズ・グレイ。

 地球から43億キロ離れた太陽系の彼方で消息を絶った父を追い、宇宙の深淵へ向かうロイ。英雄だった父への思い、湧き上がる父への疑問。さまざまな葛藤を抱えながら、命がけの探索に挑むロイが、宇宙の果てで見つける真実とは。

舞台版「はじめの一歩」キャスト発表! CM映像も公開

2019.09.18 Vol.Web Original

 舞台『リアルファイティング「はじめの一歩」The Glorious Stage!!(ザ・グロリアス・ステージ)』の詳細が明らかになった。18日発売の「週刊少年マガジン」(講談社)で発表された。

1曲ずつ聴くのは、とりあえず後【オススメCD 3選】

2019.09.18 Vol.722

【TSUTAYA】MONTHLY UPDATE― SEPTEMBER 2019 ―
話題の映画や気になる海外ドラマ、チェックしておきたかったあの音楽に、話題のコミックス――。
TSUTAYAのレンタルなら気軽にたっぷり楽しめます。さて今月のおすすめは……?

季節の不調に摂り入れたい『食薬習慣』

2019.09.17 Vol.722

腕利き宣伝マンが猛プッシュ「コレよ、コレ!」

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