『運び屋』
90歳になろうとするアールは金もなく、ないがしろにした家族からも見放され、孤独な日々を送っていた。ある日、男から「車の運転さえすれば金になる」と持ちかけられる。その仕事はメキシコ犯罪組織によるドラッグの運び屋だった。
90歳になろうとするアールは金もなく、ないがしろにした家族からも見放され、孤独な日々を送っていた。ある日、男から「車の運転さえすれば金になる」と持ちかけられる。その仕事はメキシコ犯罪組織によるドラッグの運び屋だった。
人々をとりまく歴史や文化、自然などをテーマに、現代人に問いかける鋭い視点を持って国内外で取材・撮影を行う写真家・塚原琢哉の写真展。
1972年に初めてポーランドを訪れて以来、度々同地で撮影や展覧会を行い、ポーランドを中心に数々のマリアイコンを調査し、撮影した『マリア幻想』シリーズを手掛けるなど、ポーランドとの深い絆を持つ塚原。冷戦後、政治情勢が大きく変化した東欧に足を運び、ときに行き来が困難な国境の旅を続け、22年間で撮り溜めた作品約160点を展示する。
1989年、ポーランドでカトリックと連帯が1つになって黒いマドンナのミサに巡礼し民主化を求める姿、共産主義体制を維持するベラルーシの街に立つレーニン像、カリニングラード港に第二次世界大戦の戦勝記念碑として係留されている潜水艦、世界中から訪れるカトリックの巡礼者たちが積み上げた十字架が凍り付く極寒のリトアニア、カウナス。冷戦終結後に廃墟となった、オストラバの重工業地帯にたたずむ、冷戦中ソビエトの管理下に置かれていた化学工場跡…。
ポーランドを取り巻く冷戦後の国境を越え、7カ国を取材してとらえた東欧の歴史の記憶と人々の姿とは。
山崎育三郎らがドラァグクイーンを演じて好評を博したミュージカル『プリシラ』がきょう9日、日生劇場で開幕する。初日に先立ち、8日、同所で公開ゲネプロが行われ、山崎、ユナク、古屋敬多(Lead)、陣内孝則、そして演出の宮本亜門が取材に応じた。
LGBTQのバイブル的作品である映画『プリシラ』を舞台化したもの。オーストラリアを舞台に、3人のドラァグクイーンの珍道中を描く。舞台は世界15カ国以上で上演され大ヒット。日本では2016年12年に初演されてチケット完売が続出した。今回は初演と同じメンバーが集結した。
再びドラァグクイーンの衣装に身を包む山崎は「衣装で『プリシラ』が始まるぞという気持ちになってきました」と準備は整ったよう。「衣装を着ると『プリシラ』の世界にすっと入っていけます。衣装はひとつのスイッチになっていて、(劇中で)何度も着替えるんですけど、僕1人で22着衣装があるので着替えごとに自分の気持ちが変わっていくんです」。
名門私立校に通う頭脳明晰な中学生マイルス・モラレスは実はスパイダーマン。しかしその力をいまだにうまくコントロールできない。そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が発生。その時空から異なる次元のスパイダーマンたちが現れる。
人気夏フェスのフジロックフェスティバルが8日、ASIAN KUNG-FU GENERATION、ELLEGARDEN、Superflyら28組の出演アーティストを発表、また既に出演があったアーティストを含め、出演日程も明らかになった。
初日のヘッドライナーは、クラブとライブハウスをつなぐサウンドで支持を集め続けるTHE CHEMICAL BROTHERS。ELLEGARDENを筆頭に、スガシカオ、ORIGINAL LOVEら今回発表になったアーティストも加わる。
最終戦争後の世界。残された人類は空や海、そして地を這う車輪の上に移動型の都市を作り出し、他の小さな都市を“捕食”しながら生き延びていた。他の都市を飲み込み続ける巨大移動都市“ロンドン”に立ち向かうため1人の少女が立ち上がる。
今日もまた、都内のライブハウスではたくさんのバンドやアーティストがライブを行っている……けれど、数も種類も多すぎて、誰を見に行ったらいいのか分からない!!! だったらプロに聞きましょう!
今月登場していただくのは、「赤い公園」や、オバ犬と呼ばれ愛される「OverTheDogs」など、数々の有名バンドを輩出してきた西東京の有名ライブハウス、立川BABEL。300人という東京の中では比較的大きめなフロアを持つオールジャンルライブハウスならではの、多彩なネクストバズアーティストを教えてもらった。
終戦直後から活躍し、90歳を迎えようとする今も第一線で活動し続ける写真家・田沼武能(1929〜)。生誕90年、写真家生活70年の節目に合わせ「戦後東京」をテーマにした初の大規模個展が開催される。
田沼は1949年に東京写真工業専門学校(現・東京工芸大学)を卒業した後、サン・ニュース・フォトス社に入り、木村伊兵衛の助手として写真家人生をスタート。『藝術新潮』の嘱託写真家として文化人の肖像写真による連載で注目を集めたのち、アメリカのタイム・ライフ社と契約しフォト・ジャーナリズムの分野でも活躍。また、黒柳徹子ユニセフ親善大使の援助国訪問には1984年の初回からすべてに同行するほか、これまで120カ国を超える世界中の子どもたちを撮影してきた。
卒寿を迎える今も写真家として第一線で活躍している田沼だが、子どもや文化人の写真と並びライフワークとしてきたのが、自身の生まれ育った下町を中心とした東京の写真。戦後の焼け野原から出発し、さまざまな矛盾を内包しながらも再生を目指し激しく変貌した都市・東京。本展では、田沼が見つめてきた東京の写真作品180点を「子ども」「下町」「街の変貌」の3つの視点から紹介。さらに世田谷美術館での個展開催にちなみ、特別企画として、世田谷区ゆかりの文化人の肖像写真24点も展示する。
会期中は田沼本人が登壇する講演会も実施される(3月16日14時〜、13時よりエントランスホールにて整理券を配付。当日先着140名。参加費無料)。
【会場・会期】世田谷美術館 開催中〜4月14日(日)
【時間】10〜18時(入場は17時30分まで)
【休】月曜(2/11は開館、翌12日休館)
【料金】一般1000円、65歳以上800円、大高生800円、中小生500円
【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)
【交通】東急田園都市線「用賀」駅より徒歩17分
【URL】https://www.setagayaartmuseum.or.jp
配信から12周年を迎えた世界初のモバイルソーシャルゲーム「釣り★スタ」が、「釣りスタ ワールドツアー」として、Nintendo Switch向けに、グローバルでダウンロード販売がスタートした。“釣りスタ”の名前を聞いてピンとこないという人がいたとしても、インターフェイスや、HIT!という表示になんとなく記憶が蘇ってきた人もいるのでは?
「釣りスタ ワールドツアー」は釣り体験ができるダウンロード専用ソフト。ゲーム内に設けられた条件をクリアして、さまざまな釣り場を巡り、魚を釣り上げていくという誰でも簡単に楽しく遊べるゲーム。Joy-Conをリールとロッドに見立てて遊ぶNintendo Switchならではの操作にも対応。トローリング形式のミニゲームで操作そのものも楽しめる。
魚の種類は180種類以上、釣り場も40カ所。さらに道具は70種類以上あって、環境と道具の組み合わせという釣りの面白さのひとつもゲームとはいえ体験できるので、さまざまな角度で釣りを楽しめそう。釣った魚をコレクションしていくとテンションが上がるはず!
世界は、天空に浮かぶユートピア都市ザレムと、そこから排出された廃棄物に埋もれるクズ鉄町アイアンシティに分断されていた。アイアンシティに暮らすサイバー医師イドはくず鉄の山から300年前のサイボーグ少女の頭部を発見する。
書名の「駄目な世代」というのは、いわゆるバブル世代に青春を謳歌した人たちの事。著者自身もその世代にずっぽりと当てはまる。平成の最後に、「最後の昭和人」であり「昭和の最下級生」ともいえるバブル世代を、自虐を込めて独自の視点でぶった切っている同書。
1966年、丙午生まれといえば、多くは平成元年がちょうど就職1年目の時代。昭和の最後を“レジャーランド化”した大学で過ごしたバブルの申し子たちは、就職してからも、そして中高年と呼ばれる年代になっても、バブルを引きずっている。その世代の功罪を、メディア、ファッション、名付け、ITなど現在進行形の事象と合わせて分析。
例えば“美魔女”。あのころに、“若さは売れる” と気づいたバブル世代の女たちは、今でもその呪縛にがんじがらめになっている。消費する事に躊躇がないが彼女たちは、バンバンお金を使って、必死で若くあろうともがいているのが、現在の“美魔女”ブームだ。と言った上、それが若い世代から“イタい”と思われているという冷静な視点も忘れない。そのように、全体的に“イタい” “ダサい”“時代遅れもはなはだしい” といったバブル世代の現状を嘆きつつ、根底では“そんな時代に生まれてしまったけど、結局楽しかったよね”という雰囲気が流れているように感じているのは、ノー天気なバブル世代だからだろうか。時代とともに埋もれていくであろう、そんなバブルな世代を生きてきた人たちの行く末を見守りたい。