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あこがれの選手とリングの上で対峙!『新日本プロレスVR』

2019.12.31 Vol.725

『新日本プロレスVR』は、新日本プロレスとバンダイナムコエンターテインメントが共同製作したプロレス体験バーチャルリアリティー。 自分自身がプロレスラーとなってリングに上がり、選手と戦う疑似体験をできる格闘3D視点のバーチャルリアリティーで、選手が迫ってくる臨場感やプロレスの技を体感できる。それも自分のスマートフォンで!

 第1弾は、制御不能なカリスマこと 内藤哲也選手が登場する「新日本プロレスVR 内藤哲也」トランキーロセット。目の前で内藤選手のトークやメッセージを堪能できるのはもちろん、プロレスのリングに一緒に立って、選手目線で内藤選手と実戦さながらに闘える。入場シーンやリングアナのコール、実況、試合後の内藤選手のマイクアピールも実際の試合そのままに完全再現されている。VRゴーグルをスマホにセットすることで体感映像を楽しめる。バンダイナムコエンターテインメント公式エンタメコマースサイト「アソビストア」で12月下旬から販売開始。視聴・体験は、エレコム社製のVRゴーグル限定モデルも発売される。

話題のノンフィクション『つけびの村』は『ツイン・ピークス』なのか 映画史研究家・春日太一が読み解く、高橋ユキの作家性

2019.12.29 Vol.725

 2013年に発生した山口連続殺人放火事件を題材に、『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(晶文社)を上梓したフリーライターの高橋ユキ。WEBを中心に話題を呼び、発売3カ月で3万部を突破した同書の刊行記念イベントが渋谷の大盛堂書店で行われた。お相手は新刊『黙示録 映画プロデューサー・奥山和由の天国と地獄』(文藝春秋)が好評な映画史・時代劇研究家の春日太一。

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春日太一(以下、春日):今日は「大盛堂の寄り合い」ということで、早速僕も『つけびの村』を読ませてもらいました。読んでいるうちに高橋さん自身への興味が強くなってしまい、同じ物書きをやっている立場として考えたことを一個一個答え合わせしたくなって、そのためにはイベントをやろう、と。

高橋ユキ(以下、高橋):私はこれまで、春日さんを一方的にツイッターで見ていたので。感想をつぶやいてくださって、ありがとうございました。

春日:本当に素晴らしい本で、僕はデヴィット・リンチの『ツイン・ピークス』を思い出したんですよ。殺人事件が起きました、捜査官がきて捜査しました、犯人も動機も分かりませんでした。ひとつだけ分かったのはこの街は奇妙な人たちの集まりだということでした、という。ようは『ツイン・ピークス』という作品は、結末それ自体というよりもクーパー捜査官が捜査している過程が面白いわけです。高橋さんがこの村に来て、集落の異常性を経験して、その取材ドキュメントとして書かれているじゃないですか。僕はそこが、この本が今までの事件モノのノンフィクションに比べて新しかったし、面白かったところだなと思っています。そのへんは意識して構成したのですか?

高橋:きちんと結論づけるノンフィクションは私も好きなんですけど、今回の本については取材をした時点で、彼(保見光成死刑囚)の妄想性障害がかなり進行しているな、という印象が強くあって。この証言の真実性を、取材者として断定するのは危険だと思ったんです。同時に、村の取材で耳に入ってくる村の方々の話がちょっと変だな、噂がすごいなと感じていて、「コープの寄り合い」の話を聞いた時に、噂を主軸に組み立て直してストーリーを作ってみようかな、と。

春日:最初にこの本に違和感と同時に、すごいものが始まるぞと思ったのが32ページでした。魔女の宅急便の家に行って、外から呼びかけると、どんどんテレビの音量が上がってくるという描写があります。それが伏線になって104ページで偶然、その家主に遭遇するんですけど、すごいなと思うのは、この人はなにを言っているのか分からないんですよね。しかも高橋さんは、そのよく分からない言葉を、そのまま載せている。そこが『ツイン・ピークス』だなと。

高橋:ゲラ(校正刷り)の段階で、もうすこし話を整理しようかとも考えたんですけど、そのまま載せたほうがこの人のキャラクターと、話を聞いた時の私の困惑が伝わるかなと思って残しました。

春日:分かりにくいところを分かりやすく整理することによって、ドキュメント性や生々しさが失われる怖さ……そのまま残すのは、書き手として勇気のいることですが、この描写がそのまま載っているからこそ、作品になんとも言えない異様なぬめりけが出てくる。最終的に田村さんの重大な証言に至るまで、この人たちはなにを言っているか分からないぞという、すべてを残した決断がすごいなと思ったんです。

高橋:そう言っていただけてよかったです。

DDTの軌跡と奇跡を支える高木三四郎の頭脳『年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで』

2019.12.28 Vol.725

 エンターテインメント色を強く打ち出した独自の興行で知られるプロレス団体・DDTプロレスリング。団体の代表取締役兼プロレスラーである大社長こと高木三四郎が11年ぶりに刊行したのが本書だ。

 11年の間にDDTは両国国技館に進出し、『路上プロレス in 東京ドーム』を行い、大田区総合体育館での全席無料興行を成功させ、ついにサイバーエージェントの100%子会社化を果たしてしまった。本書では一問一答形式で、高木がこれまでの道のりとその時々の考え方を述べている。

 驚くのは高木の発想力と柔軟性、そして企業努力。当時メディアに取り上げられなかったことを逆手に、インターネットやSNSを使って自ら発信を強化するなど、気がつけば人の何倍も先をいっている。〈業界の人から「どうかしてる」と思われても仕方ない〉という状況から現在までを支える高木の頭脳の一端が垣間見られるのではないか。

 今回も11年前と同様、書店を舞台にイベント興行「本屋プロレス」を打った。雨の路上で繰り広げる試合の“絵力”は凄まじく、そこには問答無用で惹きつけられる何かがあった。プロレスラーの自伝としても素晴らしいが、高木ならではのユニークな視点はぜひビジネスマンや学生の人に読んでほしい。

Mr.都市伝説の関暁夫「人間の体はなくなる!」3年ぶりの『都市伝説シリーズ』発売でイベント

2019.12.27 Vol.Web Original

「Mr.都市伝説」の関暁夫が26日、東京・新宿の福家書店で、新著『Mr.都市伝説 7 ゾルタクスゼイアンの卵たちへ』(竹書房)を発売記念イベントを行った。

のん、来夏にミュージカルでゾンビの友達の少年役!『リトル・ゾンビガール』

2019.12.23 Vol.Web Original

こちらの公演は中止になりました

 のんが、来夏上演されるNHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』に出演することが23日、発表された。

 この日、これまでに発表されていた上白石萌音、一路真輝に加えて、全キャストが発表。のんは、上白石演じるゾンビの女の子・ノノと友達になる人間の男の子・ショウを演じる。

 のんは出演決定にあたり、「みんなが聴いて歌ってきた曲たちが揃うので、私も大切に歌わなければと身が引き締まる思いです。そして今回は初めての少年役。青年はやった事あるけど、少年は初めて。新たな挑戦の場を経験する事に喜びを感じています。キャストの皆様はじめ、素敵な演出・スタッフの皆様と共に希望にあふれるミュージカルを届けられるよう、頑張りたいと思います」と、意気込む。

 上白石は「のんさんと初めてご一緒できることがとてもうれしいです。先日の撮影でお会いした時、ショートカットから覗く大きな潤んだ瞳に吸い込まれそうになりました。お互い子どもに戻って向き合う日が楽しみです」とコメントを寄せている。

 ノノとショウはWキャスト。もう一人のノノはミュージカル『レ・ミゼラブル』のコゼット役に史上最年少で抜てきされた熊谷彩春、もう一人のショウを乃木坂46の伊藤理々杏が演じる。
 
 熊谷は「台本を読みながら、ノノとショウの小さな友情物語に涙があふれました。小さい頃の自分自身とノノが重なる部分がたくさんあって、今から演じるがとても楽しみ」だといい、「どんな困難に直面しても自分の道を進んでいくノノの勇気を全国の皆様にお届けできるように精一杯務めます」。

 伊藤は「「みんなのうた」は小さい頃よく見ていたので、その舞台というとどんな感じなのだろうと期待に胸を膨らませています。男の子の役は初めてなので挑戦ではありますが、楽しみです。小さいお子さんや大人の方まで幅広く皆さんが楽しんでいただけて、心に届くような舞台となるよう精一杯頑張ります」と気合が入っている。

 そのほか、エハラマサヒロ、RiRiKA、コング桑田の出演も発表された。

 本作は、人里離れた森で暮らすゾンビの女の子と街で暮らす人間の男の子の友情の物語。劇中には『手のひらを太陽に』『コンピューターおばあちゃん』『アップル パップル プリンセス』『プレゼント』など、NHKみんなのうたでおなじみの楽曲10曲以上が使用される。

 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』は、2020年7月17日に、東京の日生劇場で開幕。その後、岩手、名古屋、静岡、群馬、兵庫、大分、大阪などで公演がある。

【オススメDVD 4選】2019年を衝撃と感動で締めくくる 「激突」エンターテインメント!

2019.12.21 Vol.725

話題の映画や気になる海外ドラマ、チェックしておきたかったあの音楽に、話題のコミックス――。
TSUTAYAのレンタルなら気軽にたっぷり楽しめます。さて今月のおすすめは……?

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが15年ぶりの日本公演で“男女逆転”の『じゃじゃ馬ならし』を上演

2019.12.20 Vol.Web Original

6月12~14日に東京・池袋の東京芸術劇場 プレイハウス

 シェイクスピア作品の上演において世界的に高い評価を得ている英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが来年6月に15年ぶりに来日することが12月20日、発表された。

 東京・池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで6月12~14日に『じゃじゃ馬ならし』を上演する。

 今回上演するのは2019年3月にロイヤル・シェイクスピア・シアターで初演された作品。英国ロンドンのユニコーン・シアターで芸術監督を務めるジャスティン・オーディバートが、ジェンダー問題に沸く情勢にセンセーションを巻き起こしたナオミ・オルダーマンのディストピア小説『パワー』から着想を得て、男女逆転という手法で演出したもので、「#MeToo」以降の現代社会で「性と暴力」を問い直す鮮烈な問題作として大きな話題を呼んだ。

【明日何を観る?】『テッド・バンディ』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

2019.12.20 Vol.725

『テッド・バンディ』

 1969年、ワシントン州シアトル。テッド・バンディとシングルマザーのリズとは、あるバーで恋に落ちリズの幼い娘モリーと3人で幸せな生活を始める。ところがテッドが信号無視で警官に止められ…。

監督:ジョー・バリンジャー 出演:ザック・エフロン、リリー・コリンズ他/ファントム・フィルム配給/12月20日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他にて公開 R15+ http://www.phantom-film.com/tedbundy/

年末年始は“映え”アート展へ!「PARCO MUSEUM TOKYO Opening Exhibition vol.2“Wanderlust”」

2019.12.20 Vol.725

“新生渋谷パルコ”4Fに、名称新たにオープンした「PARCO MUSEUM TOKYO」では、オープニング企画展『AKIRA ART OF WALL』に続く第2弾として世界第一線で活躍する国内外のアーティストが共演するグループ展『Wanderlust』を開催。

「旅行熱・旅立ちへの衝動・放浪癖」などの意味をもつ『Wanderlust(ワンダーラスト)』をタイトルに「未来を恐れずに新たなスタートを切る」というメッセージを込めた企画展。

 参加アーティストには 「東京2020公式アートポスター」制作アーティストに決まった蜷川実花(写真家)、 2019年にヴェルサイユ宮殿で行われた現代美術展覧会の5人の写真家に選ばれたヴィヴィアン・サッセン(写真家)、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて公式アートポスターを制作する20人のアーティストの一人に選出されたシンガポールのテセウス・チャン(アートディレクター)、国内外でさまざまなアートプロジェクトを展開する日比野克彦をなど、10人(組)のアーティストやブランドが顔をそろえる。

タイトルに偽りなし!? ろりえ『いけない先生』

2019.12.19 Vol.725

 ろりえは「早稲田大学演劇倶楽部」を母体に 2007年に結成された、脚本家、演出家、俳優である奥山雄太が主宰を務める演劇ユニット。「女の子に対する絶対的な憧れと、男の子であることへの開き直りを、様々な角度から描き出す。あと、たまに切ない。」をコンセプトに多くの先鋭的な作品を送り出してきた。
 今回は意外にも初となる学校を舞台とした作品。奥山自身が20代の頃、演劇の専門学校の講師を担当した経験から「先生」と呼ばれる若者たちの葛藤を、ろりえらしいシニカルな笑いの中で描く。

 中間テストが目前に迫ったある日、女生徒たちは試験問題を盗むため真夜中の職員室に忍び込むが、学内最強の女教師軍団がこれを迎え撃ち、計画は失敗に終わった。しかし主犯格の女生徒がやけっぱちで盗んだ書類の中にはセクシー映画のシナリオがあったのだった…。タイトルに偽りなし!?

 出演は前回公演『ミセスダイヤモンド』でも主役を務め、さまざまな劇団でも高い評価を得ている女優・岩井七世をはじめとしたろりえに欠かせない常連メンバーたちに、奥山の脚本による横山翔一監督の映画『新橋探偵物語』で主演を務めた長野こうへいと、同じく横山監督作品『はめられて Road to Love』に出演の斉藤結女がろりえに初出演する。

“光と闇”のフォースをめぐる最終決戦を見届けよ!『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 』

2019.12.19 Vol.725

 1977年、巨匠ジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』をこの世に生み出してから42年。映画史の金字塔にして、エンターテイメント史においても唯一無二の伝説的存在として、世界中で愛され続ける「スター・ウォーズ」が、ついに一つのフィナーレを迎えようとしている。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で新たなサーガを始動させたJ.J.エイブラムス監督に今回、託された使命。それはスカイウォーカー家のサーガに幕を下ろすこと。ルーク、レイア、ダース・ベイダーことアナキン、そしてレイアとハン・ソロの息子カイロ・レン。“はるかかなたの銀河系”の歴史に名を刻んだこの一族の物語が、ついに幕を下ろす

 大いなるドラマのカギを握るのは、かつて銀河に君臨していた祖父ダース・ベイダーに傾倒し、その遺志を受け継ぐべく銀河の圧倒的支配者へと上り詰めた、スカイウォーカー家の一人でもあるカイロ・レン。そして伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの強い意志を引き継ぎ、類まれなフォースを覚醒させたレイ。新たなるサーガを担う若者2人の運命、そして銀河の行く末はいかに。

「スター・ウォーズ・セレブレーション・シカゴ2019」で公開された特報には、レイが修理したライトセーバーを起動させ砂漠で彼女を追うTIEファイターに立ち向かうシーンや、満足げな笑い声と共にミレニアム・ファルコンを操縦しハイパースペースへと飛び込む華麗な“ならず者”ランド・カルリジアンの姿など、ファン興奮必至の映像が満載。BB-8の小さな相棒となる新ドロイドD-Oの登場も気になるところ。そして故キャリー・フィッシャーは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』での未使用だった映像を用いての出演と報じられており、その姿は『スター・ウォーズ』とともに永遠にファンの胸に刻まれるはず。

 伝説の1つの終わりという歴史的イベントを見逃がすべからず!

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