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岸田奈美さん「こんなことはもう二度と書けない」と語る新境地『飽きっぽいから、愛っぽい』

2023.04.29 Vol.Web Original

 急逝した父、車いすユーザーの母、ダウン症の弟との情報過多な日々をインターネット上で綴ったことをきっかけにデビューし、“100文字で済むことを2000文字で書く” をモットーに活動する文筆家の岸田奈美さん。4冊目の著書となる『飽きっぽいから、愛っぽい』(講談社)は、文芸誌「小説現代」で連載した同名エッセイに加筆修正を加えて単行本にまとめたもの。岸田さんいわく「大きな赤ちゃんが生まれました」という本書について聞いた。

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竹内涼真 4月に30歳「俳優を始めてまだ10年。やっと地に足が着いたくらい」“仮面ライダー”から“きみセカ”まで「がむしゃら」

2023.04.27 Vol.web original

 ゴーレムと呼ばれるゾンビがはびこる“終末世界”を舞台で繰り広げられる極限のゾンビサバイバル「君と世界が終わる日に」。2021年からテレビ放送およびHuluにて配信開始され、多くのファンを獲得。今年3月からついにファイナル・プロジェクトとなるSPドラマの放送とSeason4が配信され、さらには映画化も決定。4シーズンにわたって主人公・間宮響を演じてきた竹内涼真が、本作にかける思いそして俳優デビュー10年を迎える現在の思いを語った。

石井慧介が渡瀬瑞基とのSOG王座初挑戦へ悲壮な決意。「年齢のこともある。今結果を残しておかないと…」【ガンプロ】

2023.04.26 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスの5月5日、東京・後楽園ホール大会で、渡瀬瑞基の保持するスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座に挑戦する石井慧介が頂点獲りに燃えている。

 ベルトコレクターを自称する石井はかつて全日本プロレスの世界ジュニア・ヘビー級、アジアタッグやインディペンデント・ワールド世界ジュニア・ヘビー級など、名だたるベルトを獲得してきたが、ここ2年はタイトル戦線からも遠ざかっており、ガンプロ最強の象徴・SOG王座にはこれが初挑戦といった状況だ。デビューして15年目。後楽園のメインイベントでのシングルマッチで勝てたことがなく、ビッグマッチのメインイベントにも立てたことがない石井がSOG王座戦を前に覚悟を述べた。

――初代SOG王者が誕生したのは2021年11月です。これまで石井選手は実力がありながら静観を続けてきました。なぜ、王座挑戦に名乗りを挙げなかったのですか?
「初代王者になるこだわりが強かったんです。覚悟を持って、この団体に来たんで、初代を獲れなかったショックが大きかった。それも(王座決定)トーナメントの1回戦で2分半で(冨永真一郎に)負けちゃったんで。調子は良かったんでけど、今思うとちょっと静観しすぎたかなと思います。行きたいと思った場面はありました。1回目は、高岩(竜一)さんが初代チャンピオンのとき、去年5月3日の後楽園で。セミで僕が勝ち名乗り上げて、高岩さんが防衛したら行こうかと思ってたら、今成(夢人)さんが勝って奪取したので行けなくなった。2回目は、去年12月27日、後楽園で(ハートリー・)ジャクソンがチャンピオンの時。セミで自分が岩崎(孝樹)に勝利して勢いつけて。渡瀬がいかれたら自分がって思いがあった。ベルトは渡瀬に移動したんですけど、岩崎戦の後にニールキックで足を痛めて、2カ月くらいまともに歩けない状態で。自分が行こうと思ったタイミングで一歩遅かったんです。自信がなかったわけではないし、調子が悪かったわけでもない。最高のタイミングで行こうと思いすぎたのかなと…」

飯野“notセクシー”雄貴が5・3横浜武道館でのKO-D無差別級王座戦に自信「セクシーを封印されてもベルトを獲っちまう!」

2023.04.25 Vol.Web Original

 DDTプロレスのビッグマッチ「MEGA MAX BUMP 2023 in YOKOHAMA」(5月3日、神奈川・横浜武道館)で“ハレンチユニット”フェロモンズの飯野“notセクシー”雄貴がDDTの最高峰KO-D無差別級王座(王者=火野裕士)に挑む。

 そこで決戦が近づいた飯野に現在の胸中を聞いた。なお、飯野はディーノによると、もともとフェロモンの世界の住人であるため日本語は不得手で、基本的にはフェロモン語しか話せない。そのため、インタビューは飯野のフェロモン語を、ディーノが日本語に通訳する形で進行。同時にリーダー格のディーノも思いの丈をぶちまけた。

熊谷俊人千葉県知事に聞く「誕生150周年」とこれからの千葉県

2023.04.24 Vol.Web Original

 千葉県は今年6月15日に「誕生150周年」を迎える。同日から1年かけてさまざまなイベント等が開催されるのだが、それを前に熊谷俊人知事に現在の千葉とこれからの千葉について聞いた。(聞き手・一木広治)

バラダン→『5時に夢中!』の大島由香里「仕事が終わる時間が早くなっても晩酌が終わる時間は変わらない(笑)」

2023.04.22 Vol.Web Original

大島由香里インタビュー〈後編〉

 フリーアナウンサーの大島由香里が4月3日からTOKYO MXの「5時に夢中!」(ゴジム)に、同じくフリーアナウンサーの垣花正とともにダブルMCとして登場している。大島に番組のこと、そして2年前から始めたYouTubeについても聞いた。

「5時に夢中!」のMCを務める大島由香里「一番面白くないのはコメンテーターに気を使わせること。どんどんいじってほしい」

2023.04.21 Vol.Web Original

大島由香里インタビュー〈前編〉

 TOKYO MXの夜のワイドショー「バラいろダンディ」(バラダン)のアシスタントを務めていたフリーアナウンサーの大島由香里が4月3日から同局の「5時に夢中!」(ゴジム)に“移籍”。同じくフリーアナウンサーの垣花正とともにダブルMCとして登場している。そんな大島に番組のことなどについて聞いた。

斎藤裕の「この試合は平本選手の分岐点になる」の言葉の裏にある11年前の上田将勝vs堀口恭司戦【RIZIN LANDMARK】

2023.04.20 Vol.Web Original

「RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI」(4月29日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)に出場する元RIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)が4月20日、都内で公開練習を行った。練習後の取材で対戦相手の平本蓮(剛毅會)のこと。そして「この試合が平本選手にとっての分岐点になる」と語っていたことの意味を聞いた。

〈豊島区区長選〉24年ぶりの区長交代 豊島区初の女性リーダーへ 故・高野氏後継の高際みゆき氏が目指す「継承と発展」

2023.04.15 Vol.web original

 4月23日に投開票が行われる統一地方選挙後半戦。東京都では21区で議会議員選挙が、うち12区で区長選挙が行われる。その中で、6期にわたり豊島区長を務めた高野之夫氏が今年2月に急逝した豊島区の区長選挙では現在、前副区長の高際みゆき氏、元朝日新聞記者の神沢かずたか氏、豊島区議会議員の永野ひろ子氏が出馬を表明(いずれも無所属・新人)。高際氏と永野氏は50代、神沢氏は40代と、世代交代が期待され、豊島区初の女性区長誕生の行方にも注目が集まるなか、幅広い層を巻き込む女性リーダーの必要性を訴える高際氏に話を聞いた。

「番組からZ世代のイノベーターを」「子育てで感じる“申し訳なさ”の正体は?」堀潤と豊崎由里絵が朝から激論!

2023.04.10 Vol.web original

TOKYO MXで放送中の平日朝の情報番組『堀潤モーニングFLAG』がこの春から拡大リニューアル。なんと毎回、番組内で30分もの生討論を設け、キャスター堀潤と豊崎由里絵が豪華コメンテーターらとともに白熱議論を繰り広げる。最新のニュース報道に加え、世論が注目するホットトピックスを幅広く取り上げてじっくりと議論するという、情報紹介にとどまらない番組作りに意欲を燃やすキャスターの2人を直撃!

松山ケンイチが戦慄の介護殺人犯を演じた理由「先を生きている大人としてやるべきことを考えたい」

2023.04.09 Vol.web original

「多くの人から“実際にあった事件を題材にした話?”と聞かれました」

「できれば“見ないでおきたい”作品だと思うんですよ」と最新主演作『ロストケア』について語る松山ケンイチ。衝撃の介護殺人を描きつつ、根底にある社会課題や当事者たちの思いに切り込む意欲作に込めた思いを聞いた。

「10年前に葉真中顕さんの原作を読んで以来、前田監督からずっと、映画化したいという話を聞いていたんです」と振り返る松山。「ただ難しいテーマということもあってすぐに映画化とはならなかったんですけど、僕も実現するのを待ちつづけていました。監督やプロデューサー、スタッフの方々が映画化に向けて動き続けてくださったから成立したんだと思います」

 民家で老人と介護士の死体が発見された。刑事の大友秀美(長澤まさみ)は介護士の働いていた訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止め、大量殺人を疑う。容疑者として浮かび上がったのは、介護家族から慕われる心優しい介護士・斯波(しば)宗典(松山ケンイチ)。斯波は42人の死に関与したと明かし、自分がしたことは“殺人”ではなく“救い”だと主張するのだった…。

 介護士による大量殺人事件という衝撃的なストーリーを描きながら、少子高齢化が進む日本が決して目を背けることができない課題に切り込み、家族の在り方とは、人間の尊厳とはといった普遍的なテーマを問いかける社会派エンターテインメント。

 10年近くを経た今、映画化が実現した背景について、松山も「この10年で、実際に介護をめぐる事件が目に付くようになったと思います。この映画を撮ると決まったときに多くの人から“実際にあった事件を題材にした話?”と聞かれました。そう言われたときに、本当に難しいテーマだな、と改めて実感したんです」

 映画を見る前、多くの人は「42人を殺害した介護士」という人物像から、特異な人物を思い浮かべるだろう。

「斯波は優生思想の持ち主なのか、あるいはただの快楽殺人者なのか、それとも狂気的なサイコパスなのか…と思うでしょう。でも斯波はそんな特殊な人ではなく、誰しもが抱きうる絶望を感じている人であることをどう表現するのかはすごく悩みましたね」

 しだいに明らかになっていくのは、斯波は明日の自分かもしれないという残酷な真実。

「斯波は普通に生きていた人だった。ただ父親との2人暮らしで、たまたま父親が倒れて自分で介護していた。ただそれだけだったんです」

 社会のセーフティーネットからこぼれ落ち、底に沈んでいく斯波。どうしたらこうならずに済んだのか、見た人それぞれが考えずにはいられないはず。

「僕が思うに、まずは孤立化させないということが大事だと。斯波は親族や行政に頼ることができず完全に孤立化してしまった。それをさせないためにはやはり、地域のコミュニティー化が重要なんだろうな、と思います。そして、そこに加わるには自分もコミュニケーションをきちんと取ったり“いい人”でいないと(笑)。そして備えをしておくこと。どこに相談したらいいかを把握しておくとか、家族と介護や治療について話しておくとか。僕の知り合いにも、自分自身が延命治療が必要になったときどうするか意思表示をしてある人がいます。僕自身も、いざというときのためにすでに遺書を作ってあります」

 

©2023「ロストケア」製作委員会

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