林和希「今の僕は音楽の魅力に取り憑かれている」 DOBERMAN INFINITYのKAZUKIがソロデビュー

撮影・蔦野裕

ヒップホップユニットのDOBERMAN INFINITYでボーカルを担当するKAZUKIが「林和希」としてソロデビューを果たした。全曲作詞作曲を手がけたソロアルバム『I』では、グループ活動とは違う魅力・才能を開花させた。TOKYO HEADLINEではシンガーソングライターとして新たな一歩を踏み出す林和希にインタビューを実施。ファンの間でかねてから音源を望む声が多かった『Wow』に対する思いや、今回の制作活動の秘話を語ってもらった。

音楽への愛が最高潮に達している

――ソロアルバム『I』でソロ活動がスタートします。今の率直な気持ちをお聞かせください。

もう楽しみでしかないです。あと今作の制作活動を経て自分のなかで音楽へ対する情熱がさらに高まったので、アルバムが完成したばかりですけど、早速次の新しい曲を作りたくてウズウズしています。今は音楽への愛が最高潮に達している状況です

――不安は全くないのでしょうか?

最初はありましたけど、やっていくうちに自分1人で音楽を生み出せる喜びを知ってしまったので不安を喜びがかき消してくれました。DOBERMAN INFINITYのメンバーが僕のソロ活動をめちゃくちゃ応援してくれているのも心強いです。むしろ音楽熱が高まりすぎてどうしようっていう気持ちはあるかもしれない(笑)。

――ソロ活動はいつから構想を描いていたのでしょうか?

歌手になる夢を持った時からです。だからDOBERMAN INFINITYに加入するよりもずっと前、もっと言えば『VOCAL BATTLE AUDITION 2 〜夢を持った若者達へ〜』を受ける前から思っていたことなんです。やっぱり歌手として1人で音楽を届けるというのは、持つべき夢だと思います

 

――このタイミングでソロデビューをすることになった経緯を教えてください。

これと言った明確なきっかけはなく、ずっとソロで歌いたい夢を持ち続けてきた結果、それが今だったという感じです。コロナでグループ活動とかも止まっちゃったけど、もしコロナがなかったら今よりも早かったかもしれない。でもこのタイミングでソロとしてやれるのは運命だと思っています。

――アルバムタイトルの『I』にはどんな意味が込められているんですか?

今の自分をシンプルに表現しようと思い『I』にしました。アルバムなので何かコンセプト決めて…とかも考えたんですが、“これが自分の音楽です”と分かりやすく表現するのが良いと思いました。だから最初、自分の名前である『KAZUKI』もタイトル候補にあったんです。それで一文字で『K』でも良いかなって思い始めて眺めていたら、最後の文字「I」がピッタリだと思い、これに決めました。

――『I』をそのまま読むとアイ=愛(LOVE)になりますが、そういった意味も込められているのでしょうか?

その愛の意味も含まれています。『I』の愛は“音楽への愛”を意味しています。それと今回はラブソングも多いし、基本僕が歌っている曲はLOVEしかないと思っているので、そういう意味も重ねてタイトルは『I』が最適だと考えました

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