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届かないはずの声が届いてくる『52ヘルツのクジラたち』は、凄い映画だった!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2024.03.20 Vol.web Original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 大人気妖怪アクション映画シリーズ「もしも僕の彼女が妖怪ハンターだったら」の3作目の撮影に参加させていただいております。出るほうでです。

 いい感じの「いぶし銀」感が出ていて、いい感じのおっさんになっています。芸の幅が広がりそうでうれしいです。

 では今週も始めましょう。

杉咲花「きっと議論が起きる。皆さんの声を真摯に受け止めたい」主演映画公開に思い

2024.03.01 Vol.web original

 

 映画『52ヘルツのクジラたち』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ、主演の杉咲花、共演の志尊淳、宮沢氷魚らキャストと成島出監督が登壇。杉咲が同作の公開に寄せる思いを切々と語った。

 2021年の本屋大賞を受賞した町田そのこによる同名小説の映画化。他の仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く“52ヘルツのクジラ”たちのような、声なきSOSに寄り添う物語。

 撮影前に約1週間のリハーサル期間を作り、役を深掘りしていくという成島監督の現場に、杉咲は「骨の折れるような日々でしたが、それだけ皆が真剣な現場でした」と入魂の撮影を振り返った。

 一方で撮影現場では、以前から親交の深い小野花梨や、主人公と心を通わせる幼い少年を演じた桑名桃季との、ほっこりする時間もあった様子。

 杉咲は役作りで関係を深めるために「撮影現場でのルールを作ったんです。桃季は“思ったことを何でも言いたい”、私は“毎朝、会ったときにハグするのはどう?”と聞いたら、いいよと言ってくれた」と振り返ったが「“敬語とかもなくて、花って呼んでいいよ”と言ったら“それはちょっとできない”と言われました(笑)」と明かし、会場も大笑い。

 続けて「でも撮影をするうちに気づいたら敬語も無くなって、花と呼んでくれるようになった」とうれしそうな笑顔を見せていた杉咲。

 最後に公開初日を迎えた思いについて「私たちは、この映画が完成したと手放しで、すがすがしく思ってはいません。きっと議論が起きると想像していますし、皆さんからの声を真摯に受け止めたいという気持ちを持っています」と前を見つめ「ただ私は、この作品が時代の中で乗り越えられていく作品になってほしい。将来、見返したときに“まだ、こういう悲劇が描かれていた時代があったのか”と人々に思われてほしくて。そのためにこの作品が作られたのではと信じたい」と、作品に込められた思いを語っていた。

 この日の登壇者は杉咲花、志尊淳、小野花梨、桑名桃季、宮沢氷魚、成島出監督。

 映画『52ヘルツのクジラたち』は公開中。

 

志尊淳、裏での呼び名は「ソンジュン」? 29歳バースデーケーキは「一人で」

2024.03.01 Vol.web original

 

 映画『52ヘルツのクジラたち』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ、主演の杉咲花、共演の志尊淳、宮沢氷魚らキャストと成島出監督が登壇。志尊淳が29歳の誕生日をサプライズで祝われ抱負を語った。

 2021年の本屋大賞を受賞した町田そのこによる同名小説の映画化。他の仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く“52ヘルツのクジラ”たちのような、声なきSOSに寄り添う物語。

 杉咲花が演じる主人公・貴瑚の幸せを願うトランスジェンダー男性の塾講師・岡田安吾を演じた志尊淳は「大げさな言い方になりますが、命を懸けて向き合わないといけない役でした」と難役を振り返りつつ、リハーサル期間を設けて役を深掘りしていく成島監督の現場に「居酒屋に行くシーンでリハをやったんですけど、中に入って座ったら、監督が“待って、なんでここに座ったの?”と。この人物は今こういう状態、ではどこに座る?と聞かれて、もの作りってそういうことだよな、と思いました」と感嘆。

「杉咲花をはじめ皆でぶつかって、ときには苦しい思いもして作った作品」と振り返っていた志尊。

 トークでは、初共演だという貴瑚の親友役・小野花梨との“わちゃわちゃ”で会場を盛り上げる一幕も。志尊が「花梨ちゃんは礼儀正しくて素敵な女優さん…でもメチャクチャ僕のことをいじってくる」と明かし、小野が「こんな“志尊淳”ってウチワが出ているところで言う!?」と焦りつつ「裏では“ソンジュン”て呼んでいたんです。ある日、間違えて“ソンさん”て呼んじゃって。そう呼んでいいよと、快く言っていただいた。温かい方です」と言い、会場の笑いをさそった。

 さらにこの日は、3月5日に29歳の誕生日を迎える志尊をサプライズで祝福。杉咲からの花束と、映画をモチーフにしたケーキに「すみません、こんな公共の場で…」と恐縮しつつ「一人で最後まで食べたいと思います(笑)」。

「20代最後の年になるんですけど、そのスタートをこの作品と迎えられるのもうれしいですし、これから迎える30代にも、この作品が後押ししてくれると思います」と同作への思いを語っていた。

 この日の登壇者は杉咲花、志尊淳、小野花梨、桑名桃季、宮沢氷魚、成島出監督。

 映画『52ヘルツのクジラたち』は公開中。

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