SearchSearch

ウェルター級王座決定トーナメント決勝に駒を進めた齋藤紘也の「殴り合ってくれますか?」に大石昌輝は「考えておきます」【Krush】

2025.10.26 Vol.Web Original

「Krush.181」(10月25日、東京・後楽園ホール)で「第11代Krushウェルター級王座決定トーナメント」の準決勝2試合が行われ、大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と齋藤紘也(K-1ジム川口ブルードラゴン)が勝利を収め、12月19日の後楽園大会で開催予定の決勝に駒を進めた。

 同王座は2022年に前王者・寧仁太・アリがタイトルを返上。以降、長く空位となっていた。

 準決勝第1試合で大石は山際和希(谷山ジム)と対戦した。

 山際は2020年8月に行われた「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」を制し、王座を獲得も2021年1月の初防衛戦で敗れ、王座から陥落。今回は返り咲きを狙う。2022年2月以降はホームのBigbangでの戦いが続き、K-1グループでは今年1月のKrushで久々に登場するも“DARUMA”健太にKO負け。6月にはBigbangで松下大紀を破り、再起を果たした。

 大石はフルコンタクト空手で数々のタイトルを獲得し、2023年3月にKrushでプロデビュー。プロ戦績は6戦3勝(2KO)3敗。勝利の中には“DARUMA”健太からの判定勝ちもある。またプロ3戦目にはミドル級で、後に初代Krushミドル級王者となるブハリ亜輝留と対戦。ローキックで追い込む場面もあったが判定負けを喫している。

大岩龍矢が初防衛戦の相手、篠原悠人に「もっと感情を出してきてほしい」と注文。網膜剥離の手術明けの児玉兼慎が乱入し復帰後の挑戦をアピール【Krush】

2025.10.09 Vol.Web Original

「Krush.182」(11月29日、東京・後楽園ホール)の追加カード発表会見が10月9日、都内で行われた。タイトル戦の開催が発表されていたKrushライト級王者の大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の相手が篠原悠人(DURGA)となることが発表された。

 2人は2023年12月のK-1で対戦し、大岩がKO勝ちを収めている。

 大岩は昨年7月に伊藤健人に判定勝ちを収め、悲願の王座獲得を成し遂げた。その試合後のマイクで地元・名古屋でのKrush開催をアピール。そのアピールが実り、11月には「Krush.168 ~in NAGOYA~」が開催され、メインイベントでトーマス・アギーレと対戦も延長にもつれ込む接戦の末、判定負けを喫した。今年7月にはK-1福岡大会で西本竜也をKOで破り再起を果たしている。今回は初防衛戦となる。

 篠原は2018年8月にKrushスーパー・ライト級王座を獲得。12月には階級を落とし「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」に参戦しゴンナパー・ウィラサクレックにKO勝ちするなど、2階級制覇も時間の問題と思われたが、2020年6月から2021年3月にかけてゴンナパー、卜部功也、西京佑馬を相手に3連敗。その後、3連勝し再びトップ戦線に復活するも2022年8月のK-1で与座優貴にKO負けするなど、あと一歩のところで突き抜けられず。大岩戦後、古宮晴にもKO負けを喫するも今年に入って三宅祐弥、瑠久に連続KO勝ちを収め、復活を印象付けた。その9月の瑠久戦後のマイクで放送席にいた大岩に挑戦をアピールしていた。

 その大会では前KNOCK OUT-BLACKライト級王者の大谷翔司vs児玉兼慎戦も行われ、この2試合の勝者のどちらかを挑戦者とする予定になっていた。しかし児玉は試合前から網膜剥離を患い、試合後に手術を受けたことから、今回は篠原が挑戦者となったことを会見で宮田充Krushプロデューサーが発表した。

元K-1スーパー・ウェルター級王者の和島大海が独占複数試合契約を締結。野杁正明、安保瑠輝也らがいるフェザー級キックボクシングに参戦【ONE】

2025.10.07 Vol.Web Original

「ONE Championship」が10月7日、元K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の和島大海と独占複数試合契約を締結したことを発表した。

 和島は2016年5月にプロデビューを果たすと、その7月のKrushからK-1グループに参戦。中量級のホープとして頭角を現し、2018年9月にはKrushスーパー・ウェルター級王者のジョーダン・ピケオーに挑戦し、善戦するも0-2の判定負け。2020年9月から勝利を重ね、2021年12月に木村“フィリップ”ミノルを破りK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座を獲得。2022年に行われた「THE MATCH 2022」では第2代RISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアと対戦し、3つのダウンを奪い圧倒しての判定勝ちを収めた。その後もジョムトーン・ストライカージム、ピケオーといった強豪を相手に2度の防衛を果たすが、2023年の大阪大会でオウヤン・フェンにKOで敗れ、王座から陥落。再起戦となった2024年3月のダリル・フェルドンク戦でもKO負けを喫し2連敗とどん底に。しかし10月の大阪大会でキム・ジュンファにKO勝ちを収め再起を果たし、12月にはストーヤン・コプリヴレンスキーに判定勝ちを収め完全復活を印象付けていた。

 K-1での最後の試合はこのコプリヴレンスキー戦で、今年7月にK-1グループとの契約期間が満了したことを自身のSNSで発表していた。

 ONEではフェザー級キックボクシングに参戦。同階級には日本からは11月開催の「ONE 173」でフェザー級キックボクシング世界王座決定戦に挑む野杁正明、そしてONEデビュー戦を迎える安保瑠輝也が参戦している。

 和島は今回の参戦にあたり「ONE Championshipと契約させて頂きました、第4代K-1スーパーウェルター級王者の和島大海です。これから、世界最高峰のONEの舞台で戦えることを心から嬉しく思います。これまで支えてくれた家族、スポンサー様、応援してくれるファンの皆様、そして自分を成長させてくださった指導者の方々など、自分に関わるすべての皆さまに心から感謝し、結果という形で返していきたいと思います。これからONEの所属選手として頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」とONEを通じてコメントしている。

キックボクシングの新イベント「GOAT」が10月30日に開催。RISEの那須川龍心、KNOCK OUTの龍聖、元K-1の松倉信太郎の各団体の元王者が参戦

2025.09.29 Vol.Web Original

 キックボクシングの新しいイベント「キックボクシングフェス『GOAT』」の開催発表会見が9月29日、都内で開催された。

 この「GOAT」というのはスポーツ界において史上最高の選手にのみ贈られる称号である「Greatest Of All Time」の略語。そして「GOAT」は“団体”ではなく、あくまで“イベント”という位置づけで、各団体やジムと協力関係を築いたうえで選手を招聘し大会を開催する。特定の主催者や代表者、プロデューサーと言った役職を設けず実行委員会形式でイベントを主催。また「キックボクシングフェス」という冠は所属事務所の枠を超えてアーティストが一堂に会して行われる音楽フェスをイメージしたもの。

 大会は10月30日に東京・後楽園ホールで開催。2日後の11月1日にはテレビ東京系全国6局ネットにて地上波放送される。放送時間は16時~17時45分。TVerでも1カ月間、無料で見逃し配信もされるという。

 この日は出場3選手が発表されたのだが、その3人というのは前RISEフライ級王者の那須川龍心(TEAM TEPPEN)、元KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(BRAID)、前K-1 WORLD GPミドル級、元KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王者の松倉信太郎(TEAM VASILEUS)という国内メジャー団体でベルトを巻いたトップ選手たち。

2年ぶり参戦の玖村修平が劇的KO勝ちでKNOCK OUT初勝利「一つずつ勝ち上がっていく」とBLACKフェザー級王座へ照準【KNOCK OUT】

2025.09.24 Vol.Web Original

 K-1グループの元Krushフェザー級王者・玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)が「KNOCK OUT.57」(9月23日、東京・後楽園ホール)で2度目のKNOCK OUT参戦を果たし、雅治(レンジャージム)と対戦。激しい打撃戦を展開したうえで試合終了と同時の3R3分でKO勝ちを収めた。

 玖村は2023年9月の初参戦時は栗秋祥梧に1RKO負けを喫しており、この日はKNOCK OUTでの初勝利となった。
 
 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかける玖村が右ミドル。そこに雅治がカウンターで右ストレートを合わせると大きくバランスを崩す玖村。体勢を立て直した玖村がワンツー、ローで前に出る。雅治も打ち返し打ち合いとなる。互いのパンチが交錯。今度は玖村の右フックで雅治が大きくバランスを崩す。玖村の蹴りに右ストレートを合わせにいく雅治。圧をかけて下がらせた玖村は雅治のヒザに右フックを合わせてダウンを奪う。立ち上がった雅治に圧をかけてワンツーの玖村。雅治も打ち返し壮絶な打撃戦。

日本人クルーザー級ファイター2人がKO負け。Krush王者の谷川聖哉は「1Rのダウンから覚えていない。またゼロからやり直す」【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の第4試合でKrushクルーザー級王者の谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が王座戴冠後の初戦に臨み、レダ・ゼイディ(モロッコ/ARJ Trainingen)と対戦した。試合は谷川が1Rと3Rにダウンを奪われ、KO負けを喫した。

 谷川は今年5月に行われた「Krush.176」で行われた王座決定戦で山口翔大(GENESIS/TEAM3K)を延長の末、判定で破り王座を獲得。

 ゼイディは今回がK-1グループ初参戦のオランダのキックボクシング団体「Enfusion」を主戦場にしているファイター。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ゼイディの左ジャブに谷川は右カーフ。ゼイディが左右のフックを連打。谷川は右カーフ、左ミドル。ゼイディも右カーフを返す。谷川はパンチから右カーフ。谷川は右カーフ、右ハイ。ゼイディは飛びヒザ。谷川はガード。谷川はワンツー、右カーフ。しかし劣勢だったゼイディが右バックハンドブローからの右ストレートでダウンを奪う。

HERO’Sルールで対戦のカリミアンが顔面かきむしりでアイポークの反則。やられたトループは反則のヒジ打ちで試合結果は前代未聞の「保留」に【K-1】

2025.09.08 Vol. Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で18年ぶりに「HERO’S」が復活し、同ルールで2試合が行われた。

 HERO’SはK-1が母体となって2005年から2007年まで開催されていたMMA大会で山本“KID”徳郁、秋山成勲、宮田和幸、桜庭和志らが参戦。当時、ZSTを主戦場に戦っていた所英男が「HERO’Sミドル級(-70kg)世界最強王者決定トーナメント」に抜擢され、優勝候補のアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラに延長でTKO勝ちする大番狂わせを起こして一躍スターダムに駆け上がった。

 今大会では第6試合でヘビー級のシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)vs ブレイク・トループ(アメリカ/EYR Division Blackhouse MMA)、第7試合で-60kg契約で橋本雷汰(日本/ALONZA ABLAZE)vs 長野将大(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)の試合が組まれた。

 カリミアンとトループは前日計量で計量前から挑発合戦を繰り広げたうえにつかみ合うなど小競り合いを展開。その後の会見では言い合いから大乱闘に発展し、図らずも大遺恨マッチとなった。

松谷綺が延長にもつれ込む接戦も末松晄を振り切り初防衛に成功。「これ以上、名前を出してくるなよ」とばっさり【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われた「K-1 WORLD GP 女子アトム級タイトルマッチ」で王者・松谷綺(ALONZA ABLAZE)が末松晄(K.I.K team BLADE)を相手に初防衛戦に臨んだ。試合は延長の末、松谷が2-1の判定で勝利を収め初防衛に成功した。

 松谷は前王者・菅原美優の王座返上に伴う王座決定トーナメントを制し、今年2月に戴冠。今回はそれ以来の試合だった。2人はトーナメントの決勝で対戦し、松谷が2-0の判定で勝利を収めた。その後、末松は5月のKrush大阪大会で紗依茄にKOで、7月のK-1福岡大会では大西日和に判定で勝利を収め2連勝し、今回の王座挑戦を実現させた。

 1R、互いにオーソドックスの構え。松谷のロー前蹴りにワンツーの末松。末松は圧をかけてワンツー。松谷は前蹴り。その打ち終わりに末松がワンツー。松谷は左ロー、右前蹴り。末松は右ロー。松谷は左三日月蹴り、右カーフ。末松も前蹴り。松谷は右カーフ、右ミドル。パンチで前に出る末松に松谷は前蹴りを顔面に。そして左ミドル。末松は圧をかけるが、松谷は左アッパー、右ストレート。松谷は右ミドル、右ストレート。末松はワンツー。

金子晃大が前回敗れた池田幸司にリベンジ果たして防衛成功。試合後は「今日負けたら終わりだった。みんなに救われた」と心境を吐露【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われた「K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ」で王者・金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)が池田幸司(ReBORN経堂)を挑戦者に迎え、4度目の防衛戦に臨んだ。試合は池田が1Rにパンチで金子の右まぶたをカットさせ大流血させるが、金子が2Rに2つのダウンを奪い、逆転の判定勝ちを収めた。

 金子は昨年7月から9月にかけて行われた「K-1-55kg世界最強決定トーナメント」でカン・メンホン、璃明武、大久保琉唯を破り優勝。その後、12月にアスランベック・ジクレーブ、今年2月にはマノリス・カリスティスを下し、2022年9月からの連勝を「11」に伸ばした。5月には池田と対戦するもダウンを喫したうえでの判定負けを喫した。

木村ミノルが3年9カ月ぶりのK-1復帰戦で75秒KO勝ちも「他の選手のレベルが高い。優勝するにはもうちょっとレベルアップしないといけない」【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント」が開幕し、1回戦8試合が行われた。

 1回戦第5試合では木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)がメイソン・ストロッドマン(アメリカ/WARMAN MUAY THAI)と対戦し、1RでKO勝ちを収めた。

 木村はこの階級の元K-1王者。2022年11月に契約終了でK-1を離脱。その後、プロボクシングへの転身を図るが諸々の事情で断念すると、2022年12月の「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」で戦線に復帰。その後、KNOCK OUTを経てRIZINにも参戦するが、その初戦であったロクク・ダリ戦での検査でドーピングが発覚。半年の出場停止となった。RIZINで復帰後、巌流島を経て昨年10月に「FIGHT CLUB.2」でYA-MANとのオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)での対戦が決まるが、大会2日前に大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕され、試合は中止となった。K-1での試合自体は2021年12月のK-1大阪大会での和島大海戦以来、3年9カ月ぶりとなる。

“事実上の決勝”でオウヤン・フェンがカスペル・ムシンスキに2-0の際どい判定勝ち。ムシンスキは「こんな判定がこんな大きな舞台で起きるとは…」【K-1】

2025.09.08 Vol.Web Original

「K-1 WORLD MAX 2025」(9月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント」が開幕し、1回戦8試合が行われた。

 メインイベントでは現K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)がカスペル・ムシンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)と対戦した。事実上の決勝戦といわれた試合は接戦の末、フェンが2-0の際どい判定勝ちを収めた。
 
 フェンは2023年12月のK-1初参戦でいきなり、当時王者だった和島大海に挑戦し、KO勝ちを収め王座を奪取。昨年1月には中国の武林風でダビッド・キリアから3RTKO勝ち。3月のK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦では、パスカル・シュロスを判定で下すも決勝ラウンドはケガで欠場となった。10月は「WLF MAX-70kg級王座決定トーナメント」の予選でヨハネス・バース、アレクセイ・ウリアノフに勝利。今年1月の決勝ラウンドでは、ルオ・チャオ、 ハン・ウェンバオを破り頂点に立った。

Copyrighted Image