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壬生狼一輝が吉岡破りバンタム級王座獲得。K-1にバンタム級の新設をアピール【Krush.123】

2021.03.28 Vol.Web Original

体重超過の吉岡は試合後王座剥奪のペナルティー

「Krush.123」(3月27日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krushバンタム級タイトルマッチ」で挑戦者の壬生狼一輝(力道場静岡)が王者・吉岡ビギン(team ALL-WIN)を2-0の判定で破り第7代王者となった。

 吉岡は前日計量で規定体重を1.3kgオーバーでクリアできず、第1ラウンド、減点2から試合開始、通常8オンスのところグローブハンデで10オンスのグローブを使用というペナルティーを課せられた。

 また勝敗のいかんにかかわらず、吉岡は試合後に王座を剥奪。壬生狼が勝利した場合は新チャンピオンとなり、壬生狼が敗れた場合は王座は空位となるという条件で試合が行われた。

武尊が「格闘技界を変えていけるのは自分だけ」と必勝誓えばレオナは「今は自分のほうが強い」【K-1】

2021.03.27 Vol.Web Original

二度の延期を経てついに実現

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~」(3月28日、東京・日本武道館)の前日計量が3月27日、都内で開催された。

 メインイベントの「K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ」に出場する武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)はともに60.0kgのリミットちょうどでクリア。仕上がりの良さをうかがわせた。

 この試合は当初は昨年11月の福岡大会で行われる予定だったが、武尊のケガで延期に。改めて1月24日に開催される予定だった「K’FESTA.4」でマッチメイクされたが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の発令で大会自体が延期されていた。

 計量後に行われた会見でレオナは「2度の延期を経て、やっとこの場所に立つことができた。応援してくれている方、ファンの方々、皆さん楽しみにしてくれていた一戦だと思う。その期待以上の試合をするので楽しみにしていてください」、武尊は「本当に、この試合は2度延期になってしまい、ファンの方たち、楽しみにしてくれていた方たちをお待たせしてしまった。その分、お互いに最高に仕上げてきたので、最高の試合をして、必ず倒して勝ちます」と互いに2度の延期を経て、コンディションはもちろん、メンタル的にも最高潮に達している様子。

バンタム級王者・吉岡が規定体重をクリアできず。壬生狼は「明日は壬生狼革命じゃぁ」【Krush.123】

2021.03.26 Vol.Web Original

吉岡は試合後に王座剥奪

「Krush.123」(3月27日、東京・後楽園ホール)の前日計量が3月26日、東京都内で開催された。

 メインで行われるKrushバンタム級タイトルマッチに出場する挑戦者の壬生狼一輝(力道場静岡)は53.0kgで計量をクリアしたものの、王者・吉岡ビギン(team ALL-WIN)は1回目の計量でバンタム級のリミットである53kgから1.8kgオーバーの54.8kgとなり2時間後に再計量となったが、そこでも1.3kgオーバーでクリアすることができなかった。

 この結果を受け、K-1実行委員会と吉岡側、壬生狼側が協議した結果、試合は「Krushバンタム級タイトルマッチ」のまま実施。吉岡には、Krush公式ルールに基づき、①第1ラウンド、吉岡は減点2から試合開始。②グローブハンデとして、吉岡選手10オンス、壬生狼選手8オンスのグローブを使用(本来は双方とも8オンス)。③吉岡はファイトマネーから30%減額のペナルティが課せられた。

 また勝敗のいかんにかかわらず、吉岡は試合後に王座は剥奪。壬生狼が勝利した場合は新チャンピオンとなる。また、壬生狼が敗れた場合は王座は空位となる。

 吉岡は前回の昨年12月の試合でも1回目の計量で0.7kgオーバー。この時は再計量で53.0kgジャストでクリアしていた。

王者・山崎秀晃「タイトル戦はふさわしい相手がいれば」も同門・佐々木大蔵との対戦は否定【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

「彼とはやりたくないですね」

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)の一夜明け会見が3月22日、東京都内で開催された。

 セミファイナルで行われたスーパー・ライト級のスーパーファイトで不可思(クロスポイント吉祥寺)に1RKO勝ちを収めた同級王者の山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が今後の防衛ロードについて言及した。

 昨今のK-1ではノンタイトル戦で敗れた王者が次戦でタイトルをかけて対戦というケースがある。2019年8月の大阪大会で当時、クルーザー級王者だったシナ・カリミアンが愛鷹亮に敗れ、翌年の「K’FESTA.3」でタイトルをかけて再戦し、リベンジを果たした。今大会では昨年9月に椿原龍矢にノンタイトル戦で敗れた江川優生がタイトルをかけ再戦に臨み、連敗を喫し、ベルトを手放した。

 今回の不可思戦も不可思が勝った場合は同様のケースが予想されたのだが、山崎が完膚なきまでに叩きのめしたことから、不可思はタイトル戦線からは一歩後退した。山崎は昨年の安保瑠輝也への挑戦にたどり着くまでに平山迅、瑠久、堀井翼、寺島輝といった若手の有望株を軒並み潰してきており、彼らが挑戦者として名乗りを上げるのはもう少し先になりそう。では海外の強豪に、と言いたいところだが、先日、東京オリンピック・パラリンピックにおいて組織委員会が海外からの観客の受け入れを断念することを発表したことから、新型コロナウイルスによる入国規制がいつ解除されるかはいまだ不透明だ。

 となるとK-1ジャパングループのスーパー・ライト級においては同門のKrush王者である佐々木大蔵の存在が大きくクローズアップされることとなるが、佐々木との対戦について山崎は「彼とはやりたくないですね(笑)。佐々木とはネガティブな気持ちということで、お願いします」と否定した。そして「僕はK-1でやっているので、とにかく与えられた相手とK-1の強さを証明していければと思っている。ふさわしい相手がいれば。タイトル戦でもノンタイトル戦でも僕の仕事は変わらない。与えられた相手を山崎スタイルで倒していくだけ」などと語った。

新王者となった椿原龍矢の理想の王者像は「当てられずに当てて、なおかつ一撃で倒す」【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

目指すは無敵のチャンピオン

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)の一夜明け会見が3月22日、東京都内で開催された。

 メインで行われた「K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ」で王者・江川優生(POWER OF DREAM)を延長にもつれ込む熱戦の末、2-1の判定で破り、新王者となった椿原龍矢(月心会チーム侍)が理想の王者像を語った。

 椿原は「昨日の試合のことは全然覚えていない。必死こいて戦って、とにかく勝てて良かった。昨日の夜は試合が終わって帰って、めっちゃベルトを眺めたり、写真を撮ろうと思っていたが、疲れすぎてすぐ寝ちゃって、すぐに会見の時間になっちゃって、あわあわしながら出てきた感じ。夢にまで見たベルトが目の前にあって、めっちゃうれしい」と目の前のベルトを眺め笑顔を見せた。

 理想のチャンピオン像については「僕って一応、空手をずっとさせていただいていて、“当てられずに当てる”というのが格闘技の理想だと思っている。でも空手家って“一撃必殺”とかもいうので、“当てられずに当てて、なおかつ一撃で倒す”というのが求めている理想のスタイル。それになれるように頑張っていこうと思っている」と語った。

元貴乃花親方に激似の谷川聖哉が「K-1の横綱になる」と宣言【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

「まだ小結くらい。ベルトを獲って名実ともに“K-1の横綱”に」

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)の一夜明け会見が3月22日、東京都内で開催された。

 クルーザー級のスーパーファイトでRUI(K-1ジム福岡チームbeginning)を破り、K-1ジャパングループでの初勝利を挙げた谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「K-1の横綱になる」と宣言した。

 会見に出席した谷川はフォトセッションで相撲の突き押しのパフォーマンスを見せ、第一声で「疾風の空手家改めK-1の横綱・谷川聖哉です」と挨拶。「昔からずっと貴乃花親方に似ていると言われてきた。試合中も関根勤さんが“貴乃花に似てるな”と言っているのが聞こえていたので(笑)。それに昨日今日でSNSで“貴乃花に似ている”といったDMをたくさんいただいたので、ポーズを取ってみました。ありがたいことです」と話した。

 試合については「RUI選手からダウンを取って勝てたのは、最低限の課題はクリアできたのかと思います。当初の予定では足を使って、自分の攻撃だけ当てて相手の攻撃はもらわない戦い方をしようと思っていたが、足を肉離れしてしまいフットワークが使えなかった。でもパンチが思ったより見えていて、打ち合っても大丈夫かと思ったが、距離が詰まってしまってしっかりパンチを効かせることはできなかったかなと思う。今回はボクシングのスパーリングの数を増やした。自分は蹴りだったらクルーザー級の誰にも負けないと思っているので、パンチへの対処がかなりできてきて、それが勝因かなと思う」などと振り返った。

“芦澤の挑発にも動じない男”村越優汰も熊田曜子の「谷間」にはくらり【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

芦澤には「もう少し練習時間を増やしたほうがいいんじゃないの?」

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)の一夜明け会見が3月22日、東京都内で開催された。

 スーパー・フェザー級のスーパーファイトで芦澤竜誠(PURGE TOKYO)とのイデオロギー対決を制した村越優汰(湘南格闘クラブ)は「試合の前から相手にめちゃめちゃ言われていたし、勝つと負けるでは全然違う落とせない試合だったんでしっかり勝ちをモノにできて良かった」などと振り返った。

 芦澤の印象については「正直、そこまでの変化は僕には感じられなかった。ただ気持ちはすごく強かった」とばっさり。芦澤はかねてから「練習は1日1時間。その1時間を全力でやる」と言っているのだが「もう少し練習時間を増やしたほうがいいんじゃないの?って感じですね」と続けた。

村越優汰がきっちり技術を見せたうえで芦澤とのイデオロギー闘争に勝利【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)でスーパー・フェザー級のスーパーファイトで村越優汰(湘南格闘クラブ)と芦澤竜誠(PURGE TOKYO)が対戦し、村越が3-0の判定勝ちを収めた。

 2人は2017年12月に村越のK-1ジャパングループ参戦初戦で対戦し、村越が判定勝ちを収めている。

 カード発表会見で芦澤は村越に「男としてどっちが生物的に強いかはリングの上で分かる」「技術なんかどっちでもいい」「どっちの試合が面白いかは言わなくても分かる」「(村越の試合は)誰も会場は沸いてない。俺の試合を見て参考にしたほうがいい」などと挑発。村越はほとんど柳に風とばかりに受け流していた。

K-1初登場の篠塚辰樹が小澤海斗との延長にもつれ込む接戦制し判定勝ち【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)でK-1初参戦となる篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)が小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦し、延長にもつれ込む接戦の末、2-1の判定で勝利を収めた。

 試合は序盤、プロボクシングでも3勝(2KO)1敗の成績を残す篠塚が得意のパンチで小澤を追い込むシーンが目立ったが、小澤はがっちりガードを固めるとロー、ミドルとキックで対抗。しかしミドルが篠塚の下腹部に入ってしまい、2Rまでに計3度試合が中断。

 しかし3Rに入り、小澤は距離を詰めヒザをボディーに突き立てると、篠塚の動きがガクンと落ちる。勝機とみた小澤はガードを固め距離を詰め徹底的にヒザを打ち込んでいく。しかし距離が詰まって組み合ってしまう展開が増え、ともに決定打は放てず。

椿原龍矢が王者・江川優生に連勝し王座獲得【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

昨年9月の大阪大会では椿原が判定勝ちの大番狂わせ

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)のメインイベントで行われた「K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ」で王者・江川優生(POWER OF DREAM)が椿原龍矢(月心会チーム侍)を相手に初防衛戦に臨んだ。

 江川は2019年11月に行われた「第3代K-1フェザー級王座決定トーナメント」で3試合連続1RKOの圧倒的な強さで王座を獲得。翌年の「K-1 AWARDS 2019」ではMVPに輝いた。しかし昨年の「K’FESTA.3」をケガで欠場。復帰戦となった昨年9月の大阪大会で椿原と対戦するも、試合前に負った左足の骨折の影響もあり、判定負けを喫した。

 椿原は昨年7月から階級をフェザー級に上げ、桝本翔也と対戦。この試合で江川にKO勝ちしたこともある桝本にKO勝ちを収めたことから地元・大阪で王者・江川の相手に抜擢された。そこで大番狂わせを起こし、今回タイトルマッチでの再戦となった。

山崎秀晃が不可思を1RKOし「これがゴールデンフィストだろ!」【3・21 K-1】

2021.03.22 Vol.Web Original

王者としての初戦で豪快KO勝ち

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)のセミファイナルでK-1スーパー・ライト級王者・山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と不可思(クロスポイント吉祥寺)が対戦した。

 山崎は昨年9月のK-1大阪大会で安保瑠輝也を破り悲願のK-1王座を獲得。この試合で今年2月の「K-1 AWARDS 2020」ではベストバウト賞を獲得した。

 不可思はKING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級、REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級など国内で5つのタイトルを獲得。2019年6月からK-1ジャパングループに参戦し、ルールの違いなどもあり連敗を喫した時期もあったが、昨年12月の鈴木勇人戦でKO勝ちを収め復活を遂げた。かねてからK-1王座獲得を目標に掲げており、ノンタイトル戦とはいえ今回は大きなチャンスとなる。

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