格闘家イケメンファイル Vol.22 Mr.アグレッシブ、新境地を求めて 土屋大喜(つちやたいき)

撮影・荒木理臣
 前回の試合で肩を負傷し、5月に行われる「MOBSTYLESx修斗 "FIGHT & MOSH"」で1年ぶりの復帰戦に挑む土屋大喜。試合まで1カ月を切った現在の心境を語る。

「相手の佐藤(将光)選手とは初対戦で、まだ詳しくは試合も見ていない選手ですが、上手な選手、常に冷静でいられて、クレバーな選手と聞いています。ですからそこは気を抜かないように、しっかりやっていきたい。僕は今まで自分から前に出るタイプで、それで怪我が多かった。手術も3、4回していますし、それによってブランクも多かったので、今回は怪我だけには気をつけようと。試合のたびに怪我をして、その度に長期欠場。忘れたころに出てくるって言われないように(笑)、怪我に気をつけつつ、忘れられないような試合をします」

 今回は階級を1つ下げての挑戦となる。

「盛り上がっている階級(フェザー級)ですから、そこに自分が入って巻き込まれるのはうれしいです。不安より楽しみ。しいて言えば体重が落ちても動けるかなというところですが、一度テストで落としてみたので、あまり不安には思っていませんし、全然大丈夫だと思っています」

 プロの格闘家を目指すきっかけとなったのが、現在所属しているジムの代表でもある“修斗のカリスマ”と言われた佐藤ルミナ。

「中3の夏にルミナさんの試合の映像をテレビでたまたま見ていて、衝撃を受けるぐらい格好が良くて、その時からルミナさんと同じ道に進みたいと思いました。ルックスはもちろん、あっという間に試合が終わったのも格好よかった。秒速の1本勝ちで、すげーって(笑)。最初に会った時は、あこがれの人と話せるということで、めちゃくちゃ緊張しました。というか、今でも緊張しています(笑)」

 格闘家を目指して一直線。真面目なイメージだが、趣味も楽しむ。

「レゲエが好きなので、練習がなくて、次の日オフだったらクラブとかに行きますね。好きな女性のタイプ? まあ、クラブにいるような女性は好きですね。セクシーですし、派手めな感じが好きなので(笑)。芸能人で言ったら、中村アンさんとかローラさん。ハーフの方やハーフっぽい人がタイプです。綺麗ですよね。女性はね、格闘家と付き合ったら絶対いいと思うんですよ。減量をするのでダイエットの仕方もいっぱい知っていますし、疲れの抜き方や護身術、格闘技の楽しさも教えてあげられる。でも楽しむ程度はいいけど、試合に出るとか言いだしたら、それは困るかも(笑)」
 ルミナ仕込みのアグレッシブなファイトスタイルが人気。

「周りからは打撃って言われていますけど、自分では何でもできる選手だと思っています。打撃、寝技にこだわらず、とにかくアグレッシブなのが自分のスタイルですね。そこは楽しんでいただけると思います。僕の試合は動きがあるから面白いと思う。寝技になって固まると、経験者はどんな状況か分かるんだけど、そうでない人たちはつまらないと思う。あと格闘技を知らない人は、何をやっているのか分からないと思うんですね。よっぽど詳しい人が横にいて、解説してくれれば面白いかもしれないけど(笑)。だから寝技でも動くようにしています。スタンド、打撃のほうが分かりやすいから面白いように、寝技になってもなるべく分かりやすい試合を心がけています。それはお客さんのためでもありますし、自分がもともと止まりたくない人なので、自然とそうなっていますね」

 今度の試合も期待できそうだ。

「試合前は怖いですよ。戦う相手は怖くないけど、自分がやってきたことができなくなるのが怖い。今はただ格闘技をやるのが楽しくて仕方がないので、次の試合では絶対に怪我をしないようにしたい。今年の初戦ですし、これからは年間を通して何試合もしたいので、そこは意識して気をつけたいです。一番は当然勝つこと。勝つのは大前提として必ずKOで会場全体が納得できる内容で勝つ。そして怪我をしないこと。とにかく面白い試合をお見せできる自信はありますので、ぜひ会場に足を運んで下さい」
土屋大喜(つちやたいき)
1984年6月3日生まれ、静岡県出身。中学時代、師匠である佐藤ルミナ選手の試合をテレビで見て衝撃を受け、格闘家を目指す。2008年2月23日、プロ修斗デビュー。2010年1月、第4代 修斗環太平洋ライト級王座獲得。5月3日プロフェッショナル修斗後楽園ホール大会「MOBSTYLESx修斗 "FIGHT & MOSH"」に出場。佐藤将光と対戦する。roots所属。大会情報は(http://www.x-shooto.jp/)で。【Twitterアカウント】@tiki_tsuchiya 【roots HP】http://www.rootsgym.com/