米国のMMAイベント「WSOF-GC」が来年2月7日に日本大会開催 小見川道大が参戦

 米国の総合格闘技イベント「World Series of Fighting Global Championship」(WSOF-GC)が11日、都内で会見を開き、来年2月7日に東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで日本大会を開催することを発表した。
 会見にはプレジデントのショーン・ライト氏、ディレクター アンド パートナーのデュネッサ・ヘッサー氏ら運営側のスタッフ5名とWSOF-GCに参戦する、戦極、DREAM、UFCで活躍した小見川道大と元修斗環太平洋ウェルター級王者・児山佳宏が登壇した。

 冒頭、ヘッサー氏がWSOF-GCについて「WSOF-GCは格闘技マーケットのリーダーであり、アメリカ国外でのイベントに力を注いでいる。もちろんアメリカ国内でも今後、地域的に大会を開催していく予定」と説明。今後のビジョンについては「WSOF-GCの目的は世界中のファイターを集めて、グローバルなチャンピオンを世界中にプロモートしていくこと。日本のMMA界のリーダーと協力しあいながら、ベテラン選手だけではなく、これからのポテンシャルのある選手を育てていく予定。日本人選手を日本国内だけではなく世界中に広めていくつもり」と語った。

 児山は11月21日に中国の海南で開催される大会に、小見川は2月の日本大会に出場する。
 小見川は「目の前に用意された相手を、総合格闘技の中で戦う柔道家として倒すだけ。柔道家、小見川道大を見ていてください」、児山は「この大会は自分にとってチャレンジ。もっと強くなるためには、もっとチャレンジをしていかなければいけないと思うので、この海外での試合はチャレンジ。トーナメントと聞いているので絶対に勝ち上がって、来年2月の決勝に駒を進めたい」とそれぞれ語った。

 その2月大会では世界ヘビー級タイトルマッチを開催の予定で、アメリカ、ハンガリー、モンゴル、フランスからも選手を招聘するという。
 また2016年には中国で12大会を開催予定で、日本でも2月大会以降、2~3回開催を予定しているという。
 日本のファンには、現在アメリカでレイ・セフォーらが開催している「WSOF」がなじみ深いのだが、その違い・関係については、バイスプレジデントオブオペレーションズを務めるジェイソン・リリー氏がWSOFは「アメリカ国内をメインに行われているローカルなイベント」で、今回のWSOF-GCは「世界からファイターを集めて、イベントを世界中でグローバルな形で発展させていきたい」などと説明した。
 ちなみに、現在WSOFに参戦中の岡見勇信はWSOF-GCとは未契約のため、今のところ参戦の予定はないという。
 また、かつてWSOFとパンクラスが提携して日本でイベントを開催するということがアナウンスされたことがあったのだが、それについてはリリー氏が「そういう話はあったが、諸々の事情があり最終的に成り立たなかった。それをひとつの理由としてWSOF-GCを開催していくことを決めた」と説明。今後、日本のプロモーションとは「さまざまなプロモーションと提携していきたい。このイベントを世界中のMMAのプロモーションと一緒に協力し合いながら、日本国内だけではなく世界中に広めていきたい」とし、2月の日本大会には「このイベントの目的は日本vs世界なので、ここにいる2選手以外にも日本人選手に試合をしてもらう予定」と語った。