【FRONT LINE in 韓国】ファッションサイト「STORYNINE」の哲学



――ブランドの特徴を教えてください。
基本的にクオリティのいいもの、着心地がいいもの選ぶようにしています。どんなにおしゃれなデザインでも着心地が悪いと着たくないですよね。そして、年齢を重ねても着れる上品なデザインです。また、特別な日だけではなく、毎日着れるような、高すぎない販売価格を心がけています。

――デザインはご自身でなさっているのですか?
現在、販売しているものは仕入れたものが多いですが、生地選びからデザインまでオリジナルで作った商品も100点以上あります。


――ご夫婦で経営しているとお伺いしたのですが、それぞれの役割を教えてください
始めは一人ですべてやっていたのですが、次第に難しくなってきたため、少しずつ役割分担するようになりました。今は夫が経営やマーケティング、私は服のセレクトやコーディネート などをメインでしています。

――モデルはキムさんご本人がやっていらっしゃいますね!
はい。そしてもう一人のモデルは妹です(笑)。写真は、妹とお互いに撮ったり、夫が撮っています。もともとはプロのモデルの方で撮影していたのですが、ある時、私と妹がモデルをしてみたら、「いかにもモデルっぽくない自然な写真で自分が着た時をイメージしやすい」とお客様から好評で、それ以来ずっとモデルをしています。


――写真を撮るときに気を付けていることやこだわっていることはありますか
私たちはプロのカメラマンでもプロのモデルでもないので、“自然に見えるように”だとか、お客様が“自分が着たらこうなるんだ”と思えるような写真を心掛けています。モデルさんだけに似合うような特別な服ではなく、誰が着ても満足できて、日常に普通に着てきれいに見える服を目指しています。

――商品をセレクトするときにこだわっていることはありますか?
流行に偏りすぎない、何年経ってもステキに見えるシンプルな商品をセレクトしています。例えばオードリー・ヘプバーンはクロップドパンツやフラットシューズなどを履いてました。彼女がなくなってから数十年経ちますが、今見ても、とてもステキで憧れますよね。そんなふうに何年経ってもおかしくない商品です。


――何か他の国で好きなファッションや参考にしていることはありますか
日本が大好きで、 日本の女性のファッション が参考になっています。特に好きな場所は代官山で、お店もそうですが、歩いている女性のファッションを見ているだけで楽しいです。韓国では何かが流行ると皆同じような格好をしがちですが、日本の方は(女性だけでなく男性も)流行がありながらも、個性的で、自分自身のファッションスタイルがあってとてもすてきだと思います。

――日本のカルチャーで好きなものやインスピレーションを受けたものはありますか
昔からドリカムが好きでよく聞いてます。あと最近は、アニメの『坂本ですが?』も好きです(笑)。

――ありがとうございました!
【STORYNINE】
楽で簡単にオシャレな演出ができるスタイルを追求するファッションブランド。何年経ってもステキに見えるような商品をセレクトは、さりげなくセンスの良さが際立つとファンの声も多数。

【ホームページ】 https://storynine.jp/
【Instagram】 @storynine_jp ( https://www.instagram.com/storynine_jp/ )




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